二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ホヒンダ村だより—迷える子羊達—*オリキャラ募集中* ( No.343 )
- 日時: 2011/02/08 22:19
- 名前: ショート ◆XjkrQ1YXPY (ID: yMcAY8PJ)
- 63話[ *—練習!—* ] 
 「 よーし、練習だ! 」
 かけごえとともに、あたしはエプロンの紐をしっかりと結ぶ。
 でも、よくよく考えてみると、
 バレンタインチョコってただ溶かして形変えるだけじゃない?
 「 ねぇねぇ、チョコって溶かして形変えるだけでしょ? 」
 「 すっごく簡潔に言うとそうだけど……
 もうちょっとバレンタインに夢持とうよ 」
 「 そう? 」
 ……と、練習しなきゃ!
 2月14日までに絶対一人でできるようになってみせるんだから!
 でも、何も考えずに作るのかな?
 「 とりあえず、溶かしてみよう? 」
 「 うん、分かった! 」
 あたしは、次の瞬間思い切り間違った行動をとった。
 例えチョコを溶かしたことのない人でも分かるようなことを。
 あたしは、ガスコンロの上で、直接チョコを炙り溶かした。
 「 ちょちょちょ、ストォップ! 」
 「 へ、何? 」
 「 それは、ヤバイ! 誰が見てもヤバイ! 」
 「 それほどでも! 」
 「 ほめてないよ!!? 」
 とまぁ、冗談はさておき……
 このデロデロになったチョコを捨て、
 新しいチョコを取り出した。
 捨てる際、シェルはもったいない、と呟いていた。
 なら食えばいいだろ。
 「 じゃ、やってみて! 」
 「 オッケー! 」
 あたしは、正しいやり方でチョコを溶かす。
 それにしても、チョコ溶かすのって楽しくないね。
 退屈だよ。
 疲れるし……
 まぁ、そんなことは言えないんだけどね。
 「 できたよ! 」
 「 けっこう上手じゃん! 」
 「 へへっ! 」
 「 じゃ、次は…… 」
 そんなこんなで数十分ほど経ち、
 あたしはチョコを溶かして型に入れる、という作業をマスターした。
 固めるのは最後らしい。
 全部練習し終わったら……なんて言ってたけど、
 絶対あたしがつまみ食いするの分かってるからだよね。
 「 じゃ、これで最後だね! 」
 「 あいよ 」
 あたしは、今までの練習したチョコを全て冷蔵庫に入れる。
 早くできないかな……、なんて思っていると、
 ジェーンが帰ってきてしまった。
 すると、シェルは一瞬で玄関へ行き……
 「 ジェーンは入ったらダメ! 」
 「 な、何で? 」
 「 え? えっとぉ…… 」
 シェルは、言い訳を考えてなかったらしく、
 慌てふためいていた。
 さすがに、チョコ作ってるから、何て言ったらダメだよね。
 だって、渡すわけ、だし……?
 シェルは、言い訳を思いついたらしく、閃いたような顔をする。
 「 えっとね、バカだから! 」
 「 ちょっと待って、僕姉さんにバカって言われるほどバカじゃないからね!? 」
 「 え、じゃ、じゃあイタリア人だから……? 」
 「 姉さんもだよ!!? 」
 何で言い訳に疑問を持つんだよ。
 そもそも、イタリア人はダメならお前もココ入るなよ……
 「 そ、そう、ガールズトークしてるからよ!
 帰って〜〜〜〜!!! 」
 「 帰ってってことは、僕は今日野宿……? 」
 「 とにかく出てけぇっ! 」
 ドンッ、という轟音が響く。
 大丈夫かな?
 63話☆終
 =====作者より=====
 うぁぁぁ、明日は数学検定だorz
 悪い点数とってやろっと((オイ
 ホムペのほうのオリ小説のタイトル決定しました。
 まだ非表示ですが…
 自分の好きなものばっかりですw
 ごめんなさい〜。
 できたら、お知らせいたします!
