二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第1夜 「10年って」 ( No.6 )
- 日時: 2010/10/06 19:00
- 名前: 薔薇結晶 (ID: mzXz4XVx)
- レイラ「久しぶりにハチノス戻ってきたような気がする!」 
 フォルテ「そら、館長さんがとんでもない量の『テガミ』をレイラに運ばせたからやで、絶対そうや。」
 レイラ「だな〜…。館長室行くぞ、フォルテ。」
 フォルテ「はぁい。」
 レイラ「館長、入るぞ。」
 ロイド「おぉ、レイラ。お帰り。」
 レイラ「お帰りじゃない!」
 ロイド「まぁまぁ。今日はこの後帰っていいから。」
 レイラ「当然。帰るなって言われたら切り殺す気だったよ。」
 ロイド「君も怖いなぁ…。じゃ、退室。」
 レイラ「了解。」
 館長室を出ると、サンダーランドjr博士が廊下を走る姿が見えた。例の鳥籠を持って。その中には『生き物』を入れて。
 フォルテ「何やってんのかな、博士。」
 レイラ「さぁ?」
 そして同じ廊下を銀髪で『BEE』の制服を着た少年が。
 その後をザジとヴァシュカが。
 レイラ「何なの、あいつ等。」
 フォルテ「追いかけるか?レイラ。」
 レイラ「…追いかけてみるか。」
 フォルテ「よし、はよ行こ!」
 ザジ「“青棘”!!」
 するとサンダーランドjrは研究室の扉を開く。
 レイラ「…荒れてるな〜…。」
 フォルテ「やな〜、何やってんねやろ?」
 コナー「え、レイラさん?」
 レイラ「おぉ、コナー。久ぶり。これは何事だ?」
 コナー「え〜っと…。ラグ知ってますか?」
 レイラ「あぁ。ゴーシュ・スエードの次に速い記録出した奴だろ?」
 コナー「はい。そのラグのディンゴのディンゴ…みたいな存在の、ステーキがサンダーランド博士に攫われたんです。」
 レイラ「はぁ?」
 フォルテ「意味分かへんで。ステーキって、肉攫われたんか?」
 コナー「じゃなくて、名前が『ステーキ』で…。」
 レイラ「面倒だなその名前!」
 コナー「と、とりあえず行きましょう!」
 レイラ「はいはい。」
 ヘルズ・キッチンに辿り着くと映像…?
 しかも映ってるのは…ゴーシュ・スエード!?
 なんでゴーシュが…?
 どうしてあの人が映像に映ってるんだ?
 映像ではなかった。あとで聞いてみると『鳥籠の記憶』らしい。
 しばらくすると銀髪少年が目覚めた。
 ラグ「貴女は…?」
 ザジ「って、さっき話してたレイラさんだよ。」
 レイラ「レイラ・ガラード。テガミバチ歴は今年で10年目だ。よろしく。」
 「「「10年!?」」」
 サンダーランド「知らなかったのか?彼女は8歳の時に本採用されて、今18歳だ。」
 レイラ「なんだ、知らないんだ。だから、ゴーシュの事も知ってるよ。」
 ラグ「ゴーシュの事も!?」
 レイラ「一緒に働いた事も3回くらい…あったかな。」
 ラグ「へぇ…。いいなぁ…。」
 レイラ「ラグは試験一発クリアで本採用なんだ?」
 ラグ「はい!そうです!ラグ・シーイングです!よろしくお願いします!」
 レイラ「はいはい。」
 その後。
 レイラ「あぁ〜っ、ヤバイ!アリアさんのヴァイオリンの演奏聞くの久しぶりだぁっ!」
 フォルテ「興奮しとんなぁ、レイラ。」
 レイラ「だってさ、現役時代はよく弾いてくれてたけど、今は私も忙しいし、アリアさんも忙しいじゃん。」
 ロイド「だねぇ。」
 レイラ「いいな、館長はお気楽で。」
 ロイド「うん。アリア君のおかげだよ。」
 管弦楽組曲第3番、G線上のアリア。
 アリアさんが奏でるこの音色は大好きだ。
 始めて聴いた時から。
 彼女は私のお姉さんみたいな存在だ。
 まぁテガミバチとしては私のほうが…うん、だってアリアさん運動神経ほぼないしね。
 演奏を聴いてから、私は帰った。
