二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ポケモン二次創作 【虹色の天空】 ( No.111 )
- 日時: 2010/12/10 23:19
- 名前: 豆電球 ◆Y6CWE4r6bA (ID: sp0cIx.0)
- 第二十四章 〜衝撃の事実其の弐〜 
 はい、前回の続き行っちゃいます!「無理やり」は、禁句ワードですよ!
 エリカ「仕方無かった事なんです。彼、いえ彼女が再び旅立った理由・・・」
 エンジュ「え?ジム戦が目的じゃないんですか?」
 タケシ「ああ。そのことについてなんだが、彼女が居なくなる前に、シバさんが話を聞いているそうだ。」
 サトル「詳しく話してもらえませんか?」
 シバ「うむ。実はな・・・(文字数の都合上省略)」
 *詳しくは、第四章をご覧下さい。こちら→>>12
 エンジュ「じゃあ、お兄・・・じゃなかった。お姉ちゃんは、じぶんの力をなくすために旅だったんですね。」
 シバ「そう言う事になるだろう。しかし、凡人には理解できんな。あれ程の力をいらんとは・・・」
 ギンガ「俺は、痛い程よく分かります。彼女の事が。」
 エンジュ「ギンガさん・・・でしたっけ。おに、お姉ちゃんとおんなじ力の人だからですか?」
 ギンガ「簡単に言うとそうだ。不思議がらないのが、流石「守り人」といった所だな。」
 サトル「俺は、シバさん派だけど。すまんが、さっぱり理解出来ない。」
 ギンガ「そりゃな☆不憫がステータスだもんなお前は。」
 話が反れるのは、お決まりなのであろうか。
 ヒスイ「はい!ストップ!話を元に戻そう。シバさん、つまりリオンちゃんは自分の力を消失させる為に旅立ったと言う事ですね?」
 シバ「それもある。が。」
 エリカ「そこからは、私がお話します。つい先程、我が街の、タマムシデパートが爆破された事件の事なのですが、犯行はあの組織でした。」
 一同「!!??」
 オーキド「何と、また復活したのか!?信じられん程の生命力じゃな・・・」
 ギンガ「・・・」
 クレイ「そして、彼女は最上階で何者かに攫われたというんだな・・・全く、やっと行方が分かったってのに。」
 ヒスイ「今度は、本当に誘拐されたなんて。嘘が真実になるなんて、本人も思ってなかっただろうね。」
 サトル「・・・何で。」
 ギンガ「サトル?」
 サトル「何でアイツばっかり!いつも、こんな目にっ・・・!」
 エンジュ「・・・サトルさんは、お姉ちゃんがすきなんですね。」
 サトル「俺だけじゃねぇよ。コイツもだ★」
 ギンガ「っ。今はそれ所じゃないだろう。・・・何者かに・・・」
 ヒスイ「捕まえた下っ端は、ボスが収集した、としか吐かないんだ。」
 ギンガ「・・・クソ親父の仕業か。」
 クレイ「ギンガの父親は、確か・・・あ。」
 ヒスイ「す、すまん・・・」
 エンジュ「え?ど、どういう・・・?」
 話に、付いていけなかったエンジュの質問に、全員が固まる。事実を知れば、どうなるのかが目に見える。
 救いの手を差し伸べたのは、ギンガの友人だった。
 サトル「エンジュちゃん、こっちで、俺とお話してようか。」
 ナイスフォロー!この場に居た人間が、一律に彼に感謝した。
 そしてエンジュは、いち早く彼に対しては警戒心を解していたので、違和感を感じる事無く頷いた。
 エンジュ「うん!たびのおはなししてあげるー!」
 サトル「そっか、俺の知らないリオンについて色々教えてくれよ。」
 エンジュと共に、別室へ移動する。振り向きざまに
 サトル「続きを頼む。エンジュちゃんは、俺に任せておけ。」
 司会者に小声で伝えてきた。
 ヒスイ「助かる。」
 サトル「よーっし!シルフカンパニーの中の案内してやる!行くぞ、競走だ!」
 エンジュ「わわ!サトルさん、まって!」
 傍から見れば、微笑ましい兄妹である。(あれ?前にも見たような事を言ったような・・・)
 ギンガ「サトルには感謝しないと。助かった。流石に・・・」
 オーキド「ロケット団のボスの、息子だなんて言えないからのぉ。」
 ヒスイ「ギンガも休んできたらどうだ?顔色が悪いぞ。」
 ギンガ「いえ。クソ親父が起こした事は、俺が片付けないと。それが、何も出来ない俺が唯一出来る事ですから。」
 クレイ「・・・そっか。じゃあ、このまま続けるか。まずはエリカさん、ロケット団の情報は何か残っていないんですか?」
 エリカ「ビルは、ポケモンの技で破壊された事は判明しています。恐らく、地震。」
 オーキド「確か、六年前のトキワジムのリーダーは、地面タイプ専門だったな。」
 ウツギ「そうでしょう。いくら、力が強いポケモンでも、指示を出すトレーナーが力不足では・・・」
 クレイ「己も地震の餌食になる。ビルをも崩す程の威力が、あったにも拘らず死者どころか、怪我人一人出なかった。それもその筈。奴は、自分の居るフロアのみ、地震で揺らしたんだ。瓦礫の形で分かる。」
 ギンガ「それでいて、自分は怪我一つ無くリオンを攫ったんです。クソ親父、腕は落ちてません。」
 オーキド「当面の最重要課題は、ロケット団の尻尾を掴む事。そして——。」
 リオンの早急な救出。ロケット団の「完全なる」弾圧。
 丁度其の頃、寂しい概観の部屋に、やはり2人はいた。前と違う所は、彼女の手が、サカキに捕らえられている所か。
 サカキ「いい加減に口調を戻したらどうだ、リオン。今俺外に、誰も居ないからな。」
 キオン(以下リオン)「・・・じゃあ、まず放して。痛いわ。」
 サカキ「ようやく戻ったな。まったく、女としてどうなんだ。」
 リオン「っ、ポケモンさえ居れば・・・」
 サカキ「たとえ、ポケモンが居ようと息子を見つけ出すまでは何があっても、逃がすものか。」
 リオン「・・・ギンガが聴いたら、さぞかしショックを受けるでしょうね。」
 サカキ「何とでも言え。今は、お前は俺に従う事しか、出来んのだから。」
 リオン「ホント殴る・・・」
 次回へ続く
