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　　　　　＊どうしようなんてもんじゃない＊


カ「・・・・・・・・・・」


・・・・・・あぁ・・・寒いよ・・・・


寝ようかな・・・・・・


そっと瞳を閉じた・・


もう寝よう。

そう、思いながら・・・。




今何時だろう・・・


朝はいつ来るのかな・・？




　　　　ここから　　　　出たいな・・・・



















　　　　　　　〜

そう思ったときにはもう、私はこの世界にいなかったのかもしれない。



目を開けたとき、私がいたのはどこだと思う・・？



カ「ぁ・・・・・・・・」


私は、ただその後景を見ているだけしか出来なかった。


目の前は、全てが荒れ果てていた。


緑一つなかった。

地面は何かに埋もれて見えない。


建物も・・・・崩れ、


人さえいなかった。



誰もいない・・・・？


























いや、違う。



かすかに、人の気配を感じた。



しだいに、雨が降り出した。



灰色の雨・・・・。







シュウゥゥ・・


カ「！？」


ここではじめて異変に気づいた。


この雨・・・・



シュウゥゥ・・




物を溶かしてる。



服が少し破けたように溶けた。


皮膚に雨があたると、焼けたように痛かった。




カ「っ・・・・」


私は走った。



どこか崩れていない建物をめざした。




早くしないと・・・・溶けて死ぬ・・




走って、走って・・・



本気で走った。


風よりも早く、雨の雫を最大限によけながら・・。