二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 刹那の欠片 【REBORN!】 12話up! ( No.65 )
- 日時: 2011/03/24 23:39
- 名前: 葵 (ID: LR1GMCO/)
- 13話 彗&ディーノ&リボーン式特訓来る! 
 ———————————(彗&了平組)
 ———面倒臭いなぁ…。
 あーあ、此れはとんだババ引いたかも知れんな。
 幾らロキの命令でも、流石になぁ…。
 彗は退屈そうに唇を尖らせた。
 極限極限、と煩い了平に、早くも飽き始めた彗。
 「で、極限に何をすれば良いのだ!?」
 「んー…。そうやな。1人で特訓でもしときな」
 「そんなので強くなれるのか!?」
 「そーやで。一応強くはなれるで。ウチの特訓はそんな感じやしな」
 そうか! と納得し、了平は空気に向かってパンチを入れた。
 瞬間。
 彗が笑顔から、真面目な顔に変わった。
 ———良いパンチやな…。
 そこそこ捨て切れやん奴等もおるみたいや。
 折角やし、こいつ…上げられるとこまで上げたろかな。
 こいつなら、辛い特訓にも耐えられるやろな。
 彗は了平の身体をマジマジと見て、一人で納得した。
 「よし、笹川 了平! 今すぐウチに付いて来たら、もっと強くなれる方法教えたるわ」
 「本当か!?」
 「あぁ、マジや。ウチはあんさんに興味持ったからな。興味持ってしもたからには、手離せへんからな?」
 ニマリと口角を上げ、彗は笑った。
 ———————————(雲雀&ディーノ組)
 「だからよ、雲雀。今は匣兵器やら炎の時代なんだよ。直に戦うのは、もう遅いんだって!」
 ディーノが熱弁するものの、まるで聞く耳を持たない雲雀。
 むしろ早く戦いたくてうずうずしている様にも見える。
 そんな雲雀を見て、ディーノは溜め息を漏らした。
 ———とんだじゃじゃ馬預けてくれたよな、リボーンも…。
 つか、俺の話聞いてねぇし…。
 いきなり気分が沈み出すディーノを余所に、ロマーリオと草壁は酒(草壁未成年!)を飲み合っているのである。
 「ボス! どんだけ年下に馬鹿にされてんだよ!」
 「仕方ねぇだろ! 話聞かねぇんだよ!」
 若干半泣きになりながら、ディーノはロマーリオと草壁を憎んだ。
 そんなこともつゆ知らず、二人は又しても飲み始める。
 俺も飲みてぇ…と少しだけ漏らすも、二人は話を聞かない。
 哀れ過ぎる、キャバッローネファミリーのボス。
 「しゃあねぇなぁ…。雲雀、とりあえず行くぜ?」
 「君如きが僕に勝てるとでも?」
 「俺も負ける訳にはいかないんだよ!」
 かくして、二人の特訓は開始したのである。
 ———————————(ランボ&リボーン組)
 「無理」
 そう一言だけ漏らし、リボーンはランボの前から去った。
 かくして、各々の特訓は終了を向かえ、遂に決戦を向かえた。
 場所は並森中。
 時刻は夜中の12時。
 審判は公平を記して、チェルベッロ機関。
 命を賭けた決戦、開戦___!
