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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 御兄誘拐。【ボーカロイド】 ( No.4 )
- 日時: 2011/01/21 20:44
- 名前: 紫苑 ◆auXaHdWNFQ (ID: c9BCqrK0)
 二話 二人の見ているその先に。
 ある夜更け——…
 カイトは部屋でぼーっとしていた。
 何も考えずに、いや、何か考えているように。
 「・・・はぁ」
 溜息を付いている。
 それを見ている二人の少女の姿があった。
 少女とはルカとミクだ。
 ・・・何故かミクは涎を垂らしてみているが。
 窓から月の明かりがカイト兄を照らしてる。
 そのラインの冷たさ…。
 見つめているカイト兄は私の事に気づく筈もない。
 だけどただドアの端っこから貴方を見ている。ずっと。
 覗きって言われたって私はひっそりと貴方を見つめる。
 そう、カイト兄。いいでしょう——…
 痛い事でもされたのぉ?
 だったら私が捻り潰してあげるから。早く言ってねぇ?
 それとも言葉に傷つけられたの?それは可哀そうだね…
 それが全て…妄想だったらホントーに…良かったのに☆
 別に冗談で言ってるわけじゃないのよ?
 ストーカー位したってイイもの・・・
 …ねぇ、私、カイト兄の首を絞める夢を見た。
 ・・・もう・・・
 ぶっちゃけ正夢にしたくてたまらない☆
 …泡のような言葉を繋いで
 ・・・復唱してあげるわ・・・。
 『思い切って、兄貴のベッドに飛び込んでみよーと思う!』
 ・・・ふっ・・・!
 真っ白なシーツ・・・赤く汚しちゃえ・・・!
 …あの、マフラーの下の
 柔らかい皮膚…人工皮膚でも。
 そっと…口づけたら
 全てが許されるような…そんな気がしたの。
 続く。
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