二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 御兄誘拐 【ボーカロイド】 ( No.5 )
- 日時: 2011/01/23 20:10
- 名前: 紫苑 ◆auXaHdWNFQ (ID: c9BCqrK0)
 三話 Q.卑怯なの?
 今日は久しぶりに四人で外に出かけていた。
 もちろんそれは全て妹たちの陰謀。
 時間を巧みに操ってカイトを出掛けるように仕向けた。
 いわゆるハッキング?
 カイトは何も知らないようだが。
 妹たちは全員肉食獣。
 カイトはその餌食。
 皆カイトを狙っている。
 良く言えば取り合い、悪く言えば戦場。
 今日はソレが一番凄くなるのだろう。
 何故か目がギラついている。
 「で、何処に行くの?」
 「「「さーてぃー○○!」」」
 「さ、3〇!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
 これも作戦。
 カイトの気を緩めるようにしているだけだ。
 アイスとなれば何にでもなる奴なのだから、簡単だ。
 ウィーン…
 某アイス店の扉が開いた。
 カイトには涎が・・・つーっと出てきた。
 『いらっしゃいませー!』
 「えーっと、チョコオレオと、ベリーベリーストロベリーと、チョコミントのトリプルで!トッピングでチョコスプレーも!!」
 さすがカイト、トッピングまで頼んでいる。
 てかチョコ多い…
 「カイト兄よく頼むねー」
 「あ、リンたちも食べる?」
 「「「要らない」」」
 「あ、そう・・・・・・美味しいのに」
 だってそんな物よりカイト兄が欲しいもの。
 邪魔になるものなんて全て消してやる。
 『チョコオレオとベリーベリーストロベリーとチョコミントのトリプルをお頼みになったお客様—』
 「あ、はいー!」
 アイスと結婚したいのか、いや言い過ぎか…アイスがただ単純に好きなのだろう。
 「わー、予想以上におっきいねー!」
 カイトはぴょこぴょこ、跳ねている。
 何そのしぐさ、超萌えるんですけど。
 理性崩れるー…
 …ん。
 「・・・意外と・・・手大きい・・・」
 確かに。
 いつもはよく見なかったがアイスを持つ手は大きい。
 「はは、むっちゃ笑ってるぅー☆・・・ネギぶっさs「ヤメロ」
 アイス食べるときはそんな笑顔するんだね、私たちにはそんな顔しないのに。
 …ずるい。
 カイト兄ってずるいよ。
 …だけど。
 君の歌う声は・・・アタシのメモリーを・・・
 満たしてく。
 そして飽和して・・・綺麗に反響する。
 やっぱりずるい。
 だけど、萌える!!!!!!!!!!!!!!!!!
 「「「し、辛抱堪らん・・・!」」」
 兄萌えが・・・まったく消えない。
 止む様子もない昼下がりだった。
 続く。
