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ほいぢゃ！仮面更新＾＾


No.01　『カジノへの道』



大粒の雫が暗い空から降り、路地裏が湿った臭いがする。

髪は濡れ、いつもの癖のある髪はストレートになっていた。


ライラ・ハープ


幼い頃に両親に捨てられ、親戚の家をたらい回しにされた。

次の家の地図を渡されたが、何処かで無くしてしまった。


「いいや。どうせまた捨てられる。」


体育座りをして、傘も差さずただぼーっと暗い空を見つめていた。

すると—誰かに傘を差し出されだ。男だ。


「着いてきな。」


この一言を言われ、返事もしなくただ彼の背中を着いて行く。

場所は暗い路地裏から派手なネオンが埋め尽くす町へと来た。

そして彼はある建物の前へ立ち、私ににっこりと微笑む。

だが私は呆然とした。それは建物にある。

建物—それはカジノだった。


「私、お金なんか無いよ。」

「無くてもいいのさ。君は今日からここの人だから。」

「だから・・・ってえー！？」


カジノの建物にはオペラに出てきそうな仮面があり、その上には王冠があった。

こんな派手な場所が私の家になるのだ。


「さぁ、行こう。」


彼にそう言われ、戸惑いながらもカジノの中へと入った＿＿＿



１話終わり＾＾

なんだろなー？ｗ