二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ短編集 『薔薇の華の夢』ユキナ様リク完成 ( No.15 )
- 日時: 2011/03/13 17:10
- 名前: 薔薇結晶 (ID: QUK6VU.N)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
- ミニ様リクエスト短編 
 ♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪
 「あっ、円堂君。」
 「あっ、藍原。」
 ジャパンエリアの砂浜。
 イナズマジャパンのキャプテン、円堂がいつもタイヤ特訓と呼ばれる無茶な特訓をしている場所である。
 「また特訓?」
 「あぁ!」
 「練習の後なのにすごいね〜。」
 「そうか?藍原だってランニングしてるじゃないか。」
 「ま〜ぁねっ!」
 親指をグッと立てる。
 <<ポンッ>>
 「ん?」
 日奈乃の足元にボールが転がってきた。
 「藍原、パス!」
 「あっ、そう言う事?」
 そして蹴り返す。
 「もう決勝だね。」
 「そう、だなっ!」 <<ポンッ>>
 「ナイツ・オブ・クイーン、ジ・エンパイア、ユニコーン、オルフェウス、ザ・キングダム。全部手強かった。」
 「藍原?」
 「でも、私達は勝ってきた。」 <<ポンッ>>
 ジ・エンパイアには勝ってないけどね、と笑う日奈乃。
 「あっ、オルフェウスもか。」
 「同点で終わったもんな。」 <<ポンッ>>
 「…決勝でフィディオ君と当たれなくなったね。」
 「あぁ…、でも、ロココ達だって絶対強いぜ!」
 「強く無きゃ困る。違う意味で。」 <<ポンッ>>
 「どう言う意味だよ?」 <<ポンッ>>
 「だって最強のチームと戦って、勝ってこそ世界一の感覚ってあるもんじゃないの?」 <<ポンッ>>
 「あぁ、そっか。」 <<ポンッ>>
 「ぷっ、円堂君ってやっぱり鈍感っ!」 <<ポンッ>>
 「へっ?」
 「鈍感!秋ちゃんも可哀そうだな〜!冬花さんも!」
 「どういう意味だよ!!」 <<ポンッ>>
 「別に〜!」 <<ポンッ>>
 空が朱く染まる。
 そんな空に2人の声だけが響いていた。
 笑い声、怒鳴り声。
 「円堂く〜んっ!日奈乃ちゃ〜ん!!」
 「あっ、秋!」
 「秋ちゃん!」
 「そろそろ夕食よ!早く帰ってきて!!あと2人だけ!」
 「やべっ!」
 「いっそげ〜!」
 円堂はダッシュ、日奈乃はボールをけりながら宿舎に戻っていった。
 「ふふっ、2人共元気だな〜。」
 と、秋は笑いながら追いかけて行った。
 『夕焼けに響く…』
 (円堂!藍原!遅いぞ!)
 (悪いっ、風丸!!)
 (ごめ〜んっ!)
 (あれ?木野先輩は?)
 ((あっ…。))
 ♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪…♪
