二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぼかろ。 ( No.9 )
- 日時: 2011/05/25 18:48
- 名前: リリ ◆lsaxZALrTI (ID: zQJPnDCy)
- 恋愛疾患 
 13時の丁度に、いつものカフェで待ち合わせ。
 今日は、どんな所に連れていってくれるのかしら。貴方が行くところなら、私何処へでも着いて行く。そんなこと考えてたら、なんだか二人の距離が縮まったきがして、一人でに笑っちゃった。
 この前は、おそろいで色違いのコップや食器を買ったのよね。
 私、貴方の事が大好きだからカーテンとか、テーブルクロスとか、出来る限り貴方と揃えるようにしてるの。
 ああ、今日も素敵ね。そのリストバンド、初めて見たから、新しく買ったのかしら?前のは、ずいぶんボロボロだったし。そういえば、ゴミ捨て場に捨ててあったのはそれかしら?
 だめじゃない、ちゃんと袋に入れないと。だから、私拾っておいたの。
 本当は毎日でも貴方の家に行って料理とか、洗濯とかしてあげたいけど・・、やっぱり、貴方そういうのすきじゃないわよね。
 でも、分かってる。私のこと嫌いだったら、デートなんて連れて行ってくれないもの。
 この間、二人で一緒に行った映画館で、とっても混んでいたのに隣で吸われて、凄く嬉しかった。
 貴方が恋愛ものを見るなんて、ちょっと意外。
 ずーっと、貴方の横顔を見ていたからストーリーなんてこれっぽっちも覚えてないけど。
 無口で、そっけない態度もちょっとカワイイな。
 さあ、いつものお店で夕食にしましょう。
 一緒の帰り道、あなたの家の少し手前でバイバイ。ちょっと寂しいけど、また明日も会えるものね。
 ああ、そろそろ眠る時間かしら?おやすみなさい。良い夢を見てね。
 キスをしたりとか、抱き合ったりとか、そんな恋愛私たちには必要ないのよ。
 貴方の近くにいられるだけで、幸せなの。
 「こっちを向いて、名前を呼んでよ」
 それさえも、私の我侭ね、だって貴方は私の顔すら、知らないんだもの。
 今日も、13時丁度にいつものカフェで待ち合わせ。
 けど、今日の貴方は一人じゃなかったわ。その女の子、私の知らない娘よね。追求なんてする気はないけど、やっぱり私も女だもの、嫉妬くらいするわ。
 渦巻いた胸の中で何かが弾けたような気がした。
 だって、初めて見たわ、あんなに楽しそうに笑う貴方を。
 そりゃ、私の大切な人ですもの。幸せそうな貴方をみて、悪い気はしないわ。
 だけどその笑顔が私に向けられた物じゃないと思うと、悔しくて、唇をかみしめた。
 激しく、妬ける気持ちを抑えることなんてもう出来ない。
 そろそろ、我慢の限界よ。いい加減にしてよね!!!
 キスをしたりとか、抱き合ったりとか、そんな事、絶対させたくないわ。
 それなら、貴方の隣にいるあの娘が邪魔ね。
 忘れないで。貴方にとって必要のないヒトは・・・必要のない女は、すぐにどこかへ消えてしまうわ。
 さあ、これで貴方と私を遮る邪魔なものはどこにもないわ。
 ああ、どうしてこんなにも貴方のことを思っているのに、どうして振り向いてくれないの?
 貴方の隣にいるのに相応しい女の子は、私でしょう?
 送った、手紙やメールに電話も、全部無視ね。
 それなら、貴方が出てくれるまでコールするわ。何度も、何度でも………
 何も言わずに消えようだなんて、貴方は本当に酷い男よね。
 どこの女よりも、こんなに、こんなに愛しているのに。
 それなら、いっそ終にしましょう。私が最後のピリオド打ってあげる。
 楽にしてあげるから。ほら、動かないで。
 こっちを向いて、私の名前を呼んでちょうだい?私の秘密、教えてあげるから。
 そう、これで貴方の中に永遠に私を刻み込むのよ_______
 ふふ・・・・うふふふ・・・・・アイシテル・・・・
