二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: However a dream to you イナイレ ( No.9 )
- 日時: 2011/05/17 17:23
- 名前: きのこメイド ◆EOBRatQA0o (ID: C.IWX95H)
- 参照: http://loda.jp/kakiko/?id
- 第2話 
 私の名前はガゼル。エイリア学園でダイアモンド出すとのキャプテンをしている。
 罰の日差しが嫌いで、冬の寒さが好きだった。
 私には「家族」というものが無かった。けど、そんな私を息子のように可愛がってくれる父さんが居る。いや、父さんだけじゃない。血は繋がってないけれど、本当の「兄弟」のように関わってくれる仲間たちが居る。
 その中に、バーンが居た。
 奴は私とは正反対で、喧嘩っぱやいし暑苦しいし、紅蓮の炎がうんたらかんたらとか…とりあえずよく口論をする兄弟みたいなものだ。
 今日はそんなバーン率いるプロミネンスと俺のチーム、ダイアモンドダストとの練習試合があった。
 もちろんキャプテン同士の仲が良くないのに、互いのチームメイトたちも中が言い訳は無く、空気はぴりぴりしていた。
 そんな私たちを見てジェネシスのキャプテンのグランは「今日も二人は仲がいいね」なんて言うが、それは私たちにとって理解しがたい科白だった。
 そんなこんなで試合が始まる。プロミネンスのボールで始まった。
 やはりバーンはパスを受け取った瞬間に私たちダイアモンドダストサイドに駆け上がってきた。
 「勝つのは俺たち、プロミネンスだ!」
 バーンがそう叫ぶと、ほかのプロミネンスの奴らも同じく声を上げ、バーンを援護していた。
 もちろん私たちだって負けはしない。
 うまくダイアモンドダストのDFをかわし、残るは私とゴールキーパーのみとなった。
 「ハハッ!こんなもんかよガゼル!!」
 少し頭にきた。…が、ここで冷静さを失っては判断力が鈍るので私は無視を続けた。
 「アトミック…フレア!!」
 バーンがゴールめがけて必殺技のアトミックフレアを打ち込んできた。
 「ゴールはもらった!!」
 私の逆サイドに剛速球が飛んでいく。だが、
 「ノーザンインパクト!!」
 ボールまで走りこみ、私の必殺シュートでそのままプロミネンス側へ打ち返してやった。
 「んなぁっ!?」
 動揺するバーン。
 「フフッのぼせ上がるからだ。」
 と、私のチームの誰かがつぶやく。俺も心の中でそう思っていた。だが、
 「おらぁっ!」
 プロミネンスの奴らが3人がかりで間一髪ゴールの前で止めた。
 「チッ…」
 思わず舌打ちした。
 「はっ!俺たちはこんなもんじゃないぜガゼルさんよぉぉぉ!!」
 ケケケケ、と不気味な声で笑うバーン。それから前半が何事も無く終わり、後半も互いに1点も入らず同点のまま今日の試合は終わった。
 「ふーっ!意外とやるじゃねぇかダイアモンドダスト!!」
 「はっ。我々の実力をなめてもらっては困る。お前のチームも一応は出来るじゃないか。まともなサッカーが。」
 「んだとぉ!?てめぇぇぇ…!!」
 「キャプテンがそんなに喧嘩ばかり吹っ掛けていたらみっともないぞ。」
 「ふんっ!!…いちいち癇に障る奴だ!」
 「それはこっちの科白だ。」
 「まーまー二人とも、せっかくいい試合だったんだ。いい気分のまま終わろうよ。」
 ああああ続きはまた今度^p^
