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**崩壊**

近藤さんに、長期の有休をとった。
長期と言っても経ったの1週間なんだけど…


「あぁ、この人なら———…」


情報①　奴はよくこの辺りに出没する。

情報②　奴は攘夷浪士の中でも結構有名。

情報③　奴は酒好き、女好き。


たった今、情報が加わった

情報④　奴は夜10時ごろに家を出る。



で、一番忘れちゃいけないのが

　　　　　　　




　　　　　　　　　　———…情報⑤　奴は私の父さんを殺した。


この三日間で、こんなにも情報がそろえばなかなかのもんである。



　　　　　　　　　カ　ウ　ン　ト　ダ　ウ　ン　は

　　　　　　　　　　　　　もう始まった















『空ちゃん実は…』
『?なんですか、近藤さん』

近藤さんは今まで下に向けていた目に私を映した。

『この写真を見てほしいんだが』

そっと机の上に置いた写真には、男性が写っていた


『———…空ちゃん、落ち着いて聞いてほしい…
　　　この人が、空ちゃんのお父様を殺した犯人かもしれないんだ』












私、今日から悪い子になります。









多分もう、真選組には帰れないかもしれない。
町の人から白い目で見られるかもしれない。


———…それでも、私は許すことができないから。














大切な人、愛する人を失ったこの気持ち

　　　　　　　　　　　　　　　　何に例えよう…———