二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 大乱闘の裏 ( No.12 )
- 日時: 2011/05/03 17:01
- 名前: 無人 (ID: jKkloFvs)
- リンクがカービィに問う。 
 「うん。結構遠かったからお腹が空いた。」
 こいつの頭には飯しか頭に無いのか。
 そう思いつつ次の噂を始めた。
 「……でカービィさん他に思い当たる人は?」
 広間らしき所で椅子に座りながらリンクがカービィに聞いた。
 カービィは特にと言う答えを返しながらヨッシーと食い物を奪いあっていた。
 と不意に自分の荷物からバナナを取り出そうとしていたドンキーが尋ねた。
 「ところでカービィの場所ってどんな所だ?」
 カービィが右手に持っているリンゴを食べながらプププランドと答えた。
 カービィの話によればその国は特にこれと言った事件が無くみんなノンビリ過ごして居る。
 その国にはデデデという大王がいてその城にはワドルディが雇われていると言う。
 と、退屈していたのかマリオがいない。
 どうせ戻ってくると全員全く気にしなかった。
 一方。
 マリオは近くの森でキノコを探していた。
 食べられるキノコだと即食べて、食べられないキノコは即燃やした。
 やがて満腹したのかある程度キノコを採取し帰ろうとした時だった。
 「……ん?」
 マリオの視線の先に狐がさまよっていた。
 「おい!」
 軽く声を掛けた。
 すると慌てながらその狐はマリオの方に近づいて
 「よかった! この近くにとある建物があるんだがどこにあるか知らないか!?」
 「あ、あぁ…」
 いきなり道案内をする事になった。
 そしてすぐに着いた。
 そしてその狐は礼を言いながらその建物に入っていった。
 マリオもその建物に入っていった。
 戻ってこちらでは……
 誰かが入って来た。
 その気配に真っ先に感づいたのはリンクだった。
 もしかしたら命を狙う人かもしれない。
 リンクは腰にあった剣の鞘を払いカービィ達にジェスチャーを行う。
 そして廊下を物音をたてずに歩き侵入者に斬り掛かった。
 寸の所で止めた。
 マリオだった。
 驚いたリンクは剣を落とした。
 マリオの足の前に落ちた
 「マ、マリオさん!? すいません! 悪気は無かったんです!」
 リンクが慌てて言い訳をしようとしてたが、すっかり腰を抜かしてしまったマリオは何かを言おうと鯉のように口をパクパクさせた。
 だが何も言わずに気絶した。
 「………で、俺に斬り掛かったって訳か。」
 気絶から回復したしたマリオは椅子に荒々しく座りリンクを睨み付けていた。
 「俺じゃなかったら今頃お前逮捕確定だぞ、なぁフォックス?」
 フォックスは顔を青ざめさせながら頷いた。
 リンクは冷や汗が止まらなかった。
 「フォックスってどんな人物?」
 カービィの問いに対してフォックスは簡単に言えば雇われ遊撃隊と答えた。
 ふ〜んとカービィはそれ以上聞かなかった。
 フォックスに心辺りが無いか聞いてみたが案の定無かった。
 だが彼らに取って予想外の事が起こった。
 「すいませ〜ん!」
 突然の訪問にフォックスを除く誰もが驚愕の顔を浮かべた。
 噂をせずに誰か来たのだ。
 そんなKY野郎は何処だとばかりにフォックスを除く全員額にシワを寄せながら荒々しく足音をたてて玄関に訪れた。
 誰もいない。
 代わりに小さい箱が置いてあった。
 「……なんなんだコレは?」
 テーブルの上に置かれた荷物を六人が覗き込みながらドンキーが尋ねた。
 爆弾、食べ物、プレゼントなどと様々な意見を出し合ったがどれも当てはまる気配が無い。
 仕舞にはヨッシーが
 「ゲームカセットじゃないですか? 格闘や育成とかの。」
 と言う始末である。
 マリオがゲーム機はと尋ねた瞬間だまりコクった。
 結局我慢の限界に達した何名かが一気に箱を開けた。
 箱の中には見慣れぬボールが入っていた。
