二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 大乱闘の裏 ( No.34 )
- 日時: 2011/06/26 16:15
- 名前: 無人 (ID: jKkloFvs)
- 「私のステージは惑星ゼーベスよ!」 
 マリオ達が下を見ると見るからに危険そうな池の溜まり(?)が姿を見せていた。
 「ねぇサムスこの黄色の液体は何? 飲み物?」
 カービィが覗き込みながら尋ねた。
 「あぁこれ? これはね………酸よ。」
 「酸って……あの溶かすあの酸でしゅか!?」
 プリンが驚きを隠せないまま尋ねた。
 「ええそうよ。触れたら吹っ飛ぶわよ。」
 「それはそうとして……酸が迫っている様に見えるんだが……」
 今のところずっと下を見ていたフォックスに不安が走る。
 「あら、言い忘れていたわ。しばらくするとステージが酸に浸かるわよ。」
 マリオ達は顔を見合わせた。
 その間にも酸が勢い良く迫ってくる。
 マリオ達は急に慌ただしくなり一番上の台に集まり始めた。
 「馬鹿お前ら押すな!」
 台の上に十二人も乗れば大変狭くなるのも当たり前である。
 酸がステージに浸かった瞬間。
 ルイージが台から落ちた。
 落ちたルイージは事態が飲み込めないまま………
 酸の海へと浸かった。
 「熱っつぅぅぅ〜!!」
 「結構吹っ飛びますねぇ。」
 「感心しないでぇ〜!!」
 ルイージが吹っ飛びながら叫んだ。
 だが悲劇は続いた。
 「……おぃ、待て。」
 マリオが顔を青ざめさせた。
 ルイージは吹っ飛びの勢いが弱まりマリオ達の乗っていた台に落ち始めていたのである。
 「馬、馬鹿! こっち来んな!」
 マリオの叫びも虚しくルイージは勢い良く台の上に落ちた。
 それと同時にマリオ、フォックス、リンクの三人が押し出されていた。
 そして悲鳴が響いた。
 三人とも宙に舞い上がり戻って来たときには酸は引いていた。
 「サムスのステージはやっぱり危険だったか。」
 ドンキーが上からピクリとも動かない三人を見ながらボソッと呟いた。
 「では、次は私のステージ、ヨッシーアイランドで〜す。」
 「あっ! 果物がなっている!」
 カービィはいきなり果物のなっている木に目を付けた。
 「カービィさん、残念ですがそれは食べられませんよ。」
 「え、そうなの?」
 ヨッシーの説明にいかにも残念そうな顔をするカービィ。
 「このステージの特徴は雲に乗れることです!」
 そう言うないやヨッシーが雲を指差した。
 「あそこで眠ったら気持ち良さそうでしゅね……」
 「それも残念ですがしばらく乗ると雲は消えてしまうんですよ。」
 「なんだ、がっかりでしゅ……」
 ルイージはヨッシーに他に特徴はないかと聞いたが無いと答えたので少しほっとした。」
 「じゃあ俺のステージだな。セクターZだ。」
 凄い所だな。とマリオ達が感心するなか、フォックスは説明を続けた。
 「時々うちのアーウィンがビームを撃ってくるから気をつけろよ。」
 フォックスもこれ以上は何もないと言ったので次へ進んだ。
 「次は僕のステージプププランドだよ!」
 「……特徴は?」
 マリオが疲れ始めたのかだるそうに尋ねた。
 「そこにいるウィスピーウッズが息をを吹いて吹き飛ばしてくれるよ、……少しだけど。」
 そう言うないや何の怪しげも無い木から目が出てきたのでマリオが驚きを隠せない様子だった。
 「特にこんだけ〜」
 「段々説明が簡単になってきたな」
 「次はここヤマブキシティピカ!」
 「高いな……俺高い所は苦手なんだよ。」
 「それはよかったピカ。ここのステージは建物から僕達以外のポケモンが攻撃してくるから注意するピカよ。ルイージ。」
 そう言った瞬間、必死にルイージがその場を離れた。
 が、何も起きない。
 ルイージはピカチュウの笑い転げている姿を見ると騙されたと気がついた。
 全員がステージ紹介を終えくつろいでいる中モニターが現れて
 「お疲れ様だ諸君! ちなみに私も一つ隠しているが自分で見つけたまえ以上!」
 「なぁ、マスターハンドさんよ、それっていにしえの王国だろ。」
 「まぁそうだな。アイテムについては個室に取り扱い説明書があるから目を通しておきたまえ以上!」
 バレてつまらなそうに説明した後モニターの電源は消えた。
 「……さて、じゃあ一旦自由行動ってことでみんなお疲れ〜。」
 そう言った瞬間各自、その場からあっと言う間に消え去った。
