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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 大乱闘の裏 ( No.7 )
- 日時: 2011/04/29 13:36
- 名前: 無人 (ID: jKkloFvs)
- 建物があった。 
 それはとてもボロボロで人が住んでいる痕跡は全くない。
 そのような建物から離れたある所。
 赤の帽子のMマークの目立つ人物が全力疾走で建物に向かっていた。
 時々土から生えているキノコを拾い食いしながら走っていた。
 そんな様子が続く事数分………
 彼は建物の所にやって来た。
 彼は額にしわを寄せる。
 「……此処か?」
 疑うのも無理は無かった。
 明らかに人が住める状態では無かった。
 彼は手に持っている地図を何度も何度も何度も見てその度にしわを寄せる量が増える。
 と、再び地図を見ようとした時だった。
 「よ〜こそ諸君!!」
 彼しかいない空間にやかましい声が響く。
 「……諸君と言われても俺しかいないんだが……」
 驚きよりも呆れの方が多い口調で答える。
 「………へ? 待て。何故貴様しかいない、マリオ!!」
 逆に謎の声の方が驚きを隠せてない。
 「いや……だって他のメンバーの事お前俺に教えてないじゃん。」
 沈黙の中よくある寂しそうな風音が響く。
 「……そうでしたっけ?」
 「それだから俺しか来てないじゃね〜か!!」
 謎の声の疑問に我慢の限界を超えマリオと呼ばれた人物が切れる。
 そして一人しかいない空間で空を見ながら怒鳴る姿は非常に滑稽な物でもあった。
 やがて冷静になったのか
 「……すまぬ。では他の七人が揃うまで個室で待機しといてくれ。」
 「あぁ。いつまでも言い争っても仕方ないしな……」
 お互いに停戦(?)状態になった。
 マリオは建物の中に入り再び沈黙が流れる………
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