二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【真実ト嘘】イナズマイレブン オリキャラ募集開始! ( No.57 )
- 日時: 2011/07/16 14:34
- 名前: 紅闇 ◆88grV3aVhM (ID: dNKdEnEb)
- 参照: オリキャラ募集…自爆覚悟でやってみよう!←
- ④想イ、ソシテ戦イ 
 円堂たちは、茜の忠告に従い、緊急会議室を出た。
 城の廊下を歩いている間、大臣の部下に何度か出会い、未鈴は茜の能力(予知?)に驚いた。
 「んで、この後俺達はどうするんだ?」
 「あたしの基地で今後の話をするわ。街中だから、すぐ着くわよ」
 「え、基地なんてあるんですか」
 「基地イコール私の家」
 「……姉さんも来るのか?」
 「……皆四人だけで行くつもりだったの?」
 城内を抜けて、今は街中を歩く五人。
 丁度昼時なので、道は人で溢れかえっている。
 「あのね、悪いようだけど、貴方達だけで行ったら死にに行くようなもんなのよ」
 「——! そんなに戒里は強いんですか?!」
 「……本当に何も聞かされてないのね。大臣にとって、貴方達も邪魔な存在なのかしら」
 「はぁ?」
 「とにかく、詳しい事は家で話すわ。……そうだ。その、戒里を探す事なんだけどね、貴方達四人と、他に今の所二人来るから」
 やがて、人通りが減り、町の中央部に来た。
 未鈴は一軒の家の前で止まると軽くドアをノックした。
 まずは一回…少し間を空けて三回…最後に二回…
 『…入れ』
 小さな声と共に、ドアが開かれた。
 「家に入るための鍵<キー>みたいな物よ。これが無いと入れてもらえないの」
 「厳重なんだなー……」
 「そうね。昔からの習慣だから仕方ないわ」
 未鈴はドアを軽く押し開け、中に入った。
 外からの光が差し込むが、奥まで見えず、全体的に暗く感じる。
 「早く入ってらっしゃい。そこまで暗くないから大丈夫よー」
 ドアの入り口で戸惑っている円堂たちに向かって、未鈴の相変わらず明るい声がかけられた。……姿は見えないが。
 「……どうする? と、言うか何で鬼道まで立ち止まるんだよ」
 「姉さん、最近引っ越したんだ。この家は初めてだから……」
 「ふーん。ま、いいか。未鈴さんが呼んでるし行こう」
 「……適当だな、円堂」
 ☆★☆
 「行動に移しましたか……まあいいでしょう、この方が計画的にいいかもしれませんね……」
 「大臣殿。始められるおつもりですか」
 「ええ……いい加減にしないと”王”からの催促が来ますし、ね」
 「そうですか」
 「始めましょう……」
