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第三十五訓　　笑う、夢が。





凛「うわ、面倒くさい。
　　　てか、こんな仕事要るの？ただの書類整理じゃんかアホ。」

「さっさとやれよ。
　　大事な仕事なんだから。」

凛「はいはい。
　　　うわ、何これ。自滅しかけてる。馬鹿じゃん？」


はーい、あたしは芹澤凛でーっす。気軽に凛ちゃんとでも呼んでね☆

・・・・じゃなくて！！あたし、こう見えても仕事持ってるんですよ。

れっきとした公務員！っつても『地球』のとはちょい違うけどね。


凛「・・・・此処の文明、進みすぎっしょ。
　　　危ない危ない。もうちょっとで滅びるね。」


仕事の内容、気になります？まぁ、この際気になろうがなるまいが言うけどね！

時空管理人！！っすよ！凄いでしょ！名前は。


凛「あーあ、また此処もかよ・・・。面倒くせぇー・・・・。」


まぁ。簡単に言うと。パラレルワールドの管理。

例えば、この灰音っていう奴で説明すると、

コイツが自殺した世界、んで、その時来た、通称『銀魂』の世界。

この世界は並行した時間で進んでいるんですね。はい。

んで、その世界を飛び越えるのがトリップ。この時点で分かんない人いる？

で、そのトリップを、灰音ってのはやっちゃったのね。

ホントもう疲れるっつの。

このトリップがー・・・、何かね、世界に異常現象出させるんだって。上司が言ってたけど。

それを阻止するためには、そのトリップを起こした人間とその人間の関係者の抹殺。これ大事、って上司が言ってた。


凛「あー・・・・、
　　　この世界、もうだめだなー・・・・。」

あたしのいる世界はね、結構化学は進歩してますよ？

でもまだまだなんだよね。はっきり言ってトリップしちゃった奴がどうなるかなんてわかったもんじゃない。

三日で元の世界に帰る奴もいれば三秒で拒絶反応起こして消える奴。


凛「何だよ、もともと『銀魂』はぶっ飛んだ世界だけど
　　　遂には他の世界の奴も巻き込みやがって・・・。」


あ、あたしだって銀魂愛読してますよ？三年Z組銀八先生も読んでるよ。

リターンズの高杉も読んだよ。面白かった。

でも、


凛「ここまですることなくね？
　　　何やってくれてんのよ神威。」


ホント、もう疲れる。最近残業酷いんだからね。

二人も連れ込みやがって・・・・。

え？月風美紀の時はなんで抹殺とかしなかったのかって？

だって超能力使えないじゃんその子。

言い忘れてたけど超能力使える奴がトリップすれば以上減少怒る確率高くなんのよ。5％から99％くらいに。


凛「あーでも神威カッコいいな。高杉もカッコいいね。三年Z組のときもさいこうだったわ。あれは。」


さぁ、もう時間もないし、始めちゃうか。

抹殺を。