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　ドキドキ、と胸が音を立てる。
「あのね、急なんだけど。」
　ここまでいったら、後戻りできない。
「あなたたちには、……その、不思議な力……みたいなものがあるの？違ったら、ごめん……。」
　誰も、何も言わない。
　変な子、って思われたかな。
『どうしよう。言っていいのかな。でも、怖がられる…。』
　心の声。
　言っていいのかなってことは、やっぱりなにかあるんだ。
　そういえば、この子達と会ってから、妙なまでにチカラが働く。
　玉ちゃんにしたってそう。今日、今だけで3回も視えてる。
　莉々は……知らない。でも、もっとすごくなってるかも。
　この子達には、秘密がある気がする……。