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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: _____とりあえず笑っとく。@銀魂 ( No.5 )
- 日時: 2011/07/03 10:59
- 名前: 悠布. (ID: pGAgxtf2)
- 参照: http:// _________
- # (02) 
 重く閉じた瞼を開くとそこには広い天井が広がっていた。
 無理に起こした身体の額から人肌で温くなったタオルが落ちた。
 あたし、どうしたんだっけ…。
 最後に感じた温かな温もりは消えていた。代わりに柔らかい布団があたしの上に優しく掛かっている。
 思い出そうとするほど頭が拒絶し激しい頭痛が起こる。
 取敢えず此の侭ではいけない、と。あたしは立ち上がろうとした。
 「……?」
 触れた。何かが手に、指に。
 見ると綺麗な銀色の髪。銀色の髪をした男の人がいる。
 —しかも、寝ている。
 男の人は微かに反応したかと思うとゆっくりと頭を上げあたしを見た。
 そしてそのまま頭を下げて再び寝息を立て———二度寝。
 しかしその手はがっちりと先程のあたしの手を掴んでいる。
 「っなん、何なの——!?」
 驚いて声を大きく張り上げてしまった口をもう片方の手で塞ぐ。
 —と。同時に髪がボサボサになった女の子が眠たそうな目を擦りながら襖をゆっくり開けた。
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