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第４２話　「鬼畜野郎」

ガ「敗者は追放する。」

そう言うとデザームの周りに黒い煙が出てくる。

おい空気読め。今完全に握手をして和解しようとしてたとこだろ。
せめて握手ぐらいさせろ。

頭の中は「アイス」と「ワックス」の事しかないくせに。
そのふわっふわしてる髪の毛をワックスでガチガチにしてやろうか？

ガ「そして…何故お前がいる。」

ギロ

睨みつける先には当然私。
そんなもん幸運が重なったからに決まってるではないですか。

沙「幸運が重なりましてね。」

そう…グラン君が丁度いいタイミングで落下した真下にいて、受け止めてもらい、その後いい感じに油断していたみたいで蹴りを入れて黙らした。

幸運すぎるね私。今年のおみくじは大吉かな？
こっちにいるからひけなかったけどさ。

ガ「バーンめ…」

いやいやあの人の所為ではないと思いますが？
だいたい敵ながらも心配する優しい人だったし？

腐女子が「普段怖い感じだけど絶対優しい！」て言ってたのも頷ける。

まぁその事を言ったら朱音らへんが面倒くさい事になるだろう。

朱「…もしかしてバーンに会ったの？」

あ、やばい。ガゼルを殺さないと。

沙「あーいや…；あっと…」

朱「会ったの？」

デジャウ…；

沙「あは☆；」

ニッコリ

朱「死に去らせ。」

待て、落ち着けぇええええ！！！！