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第２０話　「訳分からんがな」

…………只今フリーズ中。

沙「…頭狂いましたか？」

『正常だよ。』

え、死んでない？いやいや、普通に知らない男に拳銃をぶち込まれましたが？

『今の状態はいわゆる植物状態。』

ちょっと頭がついていけないかな。

『混乱してる？ｗｗだいたい君は自分が死んだところ確認したのかい？』

楽しげにキャッキャ言わないでくれない？
すごいむかつくし余計分からなくなるから。

沙「もういいやそこは。何かどうでもよくなった。」

どうでもいいとか言っちゃいけないかもしれないけど本当にどうでもよくなったから。

沙「じゃあ何で私こんなんなってんの？おかしいでしょ…」

『…今向こうの世界の君は危険な状態だ。いつ死んでもおかしくないんだよｗｗ』

おい、そこ笑っちゃいけないぞ。

『まぁそれは４割ぐらい。』

沙「後の６割どうした。」

あっちの世界で誰か知らない糞餓鬼がばすばす殴ってるとかいったら祟ってやる。

『体育で習わなかった？ｗｗ体と心は…繋がってるんだよ。』

…神様って厨二病になるのかな。

『君が一番分かるはずだよ？自分のことだもん。今の君…いつもの君じゃないからだよ。こっちの世界に来て…色々辛いでしょ？だって彼らは君の事…なぁーんにも覚えてないんだもんｗｗそりゃ心が痛んでもしかｔ「黙っとけ」あらら、怒っちゃったぁ？』

沙「あんたには関係ない。ブツッ…」

無造作に通話を切り放り投げる。
いきなり電話をよこしたと思ったらこれかい。
一番疲れるわ。

沙「…辛い？そんなことわるわけないだろ。私が自分で選択したんだ。」

























【一人強がる少女の声は虚しく消えていく】