二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: *イナイレ*【トリップ】失いすぎた少女 第2章更新中!! ( No.360 )
- 日時: 2012/10/05 20:47
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
- 第21話 「交差する思い」 
 豪父「いつまで続けている気だ。」
 豪「……。」
 静かな病院の中を反響する声。
 しかしその言葉は自分の体を通り越していく。
 豪父「あんな球蹴りなど続ける意味などないだろう。」
 違う。
 球蹴りなんかじゃない。
 一緒に1つのボールを追う。ただそれだけなのかもしれないがそこに輝くものがある。
 豪「アジア予選……それまでは…。」
 豪父「…………。」
 無言で去りゆく背中が消えた所で今まで溜めていた息を吐き出す。
 俺はお前達の隣を歩くことはできなさそうだ。
 せめて……背中を押そう。
 ゲホッゴホッ
 女子トイレで一人佇む少女。
 その胸の内には一体何をおもっt((殴
 沙「いい感じのモノローグを入れてどうする。」
 只今トイレで寂しく1人ツッコミ中です・
 まずトイレっていう場面で「何を思う」と言われても「え、吐き足りないの?大丈夫?」ていう反応しかできねぇよ。
 だいたいこんな真昼間(そういうことにしといて;)に吐くって気分最悪。
 いやもともと気持ち悪いんですがね?
 まったくもってGood afternoonじゃないって。Goodじゃないから。
 パタパタパタ——…
 おぉっと。
 春「沙羅さーん?どこに行ったんでしょう……」
 探されると隠れたくなるよねー。
 かくれんぼの本能っていうやつ?
 さっきまで泥だらけのシャツを洗っていたのに途中で猛ダッシュして抜け出したからなぁ。
 勿論今現在いる女子トイレにGoしたんですよ?
 沙「さて……そろそろ戻るとしますか。」
 風「まだ顔色悪いぞ。」
 沙「え、ほんt……なんで風丸君がいるの?」
 何食わぬ顔で女子トイレの前にいました。
 すごい失礼だと自覚しているけど違和感を感じさせません。
 風「体調悪いなら休んだ方がいいぞ。」
 どうやら休憩中らしいです。
 沙「…汗をかいたので拭くだけじゃ気持ち悪いから顔を洗おうとした。けど自分もということは他の人も当り前で外の手軽に行ける水道は満員。なのでトイレの水道で顔でも洗おうかと?」
 風「まぁそんなとこかな?」(苦笑
 お人よしだなぁ。
 沙「さて、君たちが存分に汚してくれたシャツを洗いに行こうかな。」
 風「……特訓があれじゃあな;」
 沙「体冷やすなよー」
 さりげなく風丸君との距離をとる。
 風「あぁそうs…夕闇ぃいいい!!!お前は自室で休めぇぇえ!!!」
 ちっ流石は風丸。
 すぐに気付いて追いかけてくるとは……
 けれどここで素直に捕まるような私ではない!!
 沙「だが断る!!」
 すぐに足を動かしマネージャーの皆がいるであろう場所に掛け込む。
 元陸上部の肩書は伊達ではないらしくあと30cmでも扉が先だったら追いつかれていました。
 勿論扉を閉めてすぐに諦めてくれる風丸君ではないわけだが休憩時間が終了したそうでグラウンドへと戻っていった。
 秋「……大丈夫?;」
 沙「まぁシャツでもあろうじゃないか。」
 泥沼で特訓を始めてくれたおかげでこっちの仕事は倍ぐらいに増えたぞ。
