二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナイレ〜天使と悪魔の双子姫〜参照300突破!! ( No.97 )
- 日時: 2011/10/09 18:35
- 名前: 姫佳 (ID: UMNaVWRl)
- 参照: 勉強全然してない…;ま、何とかなるs((グサッ
- 〜ラティアsaid〜 
 出会ってしまった…彼に…フィディオに出会ってしまった。
 今すぐ、この場から立ち去りたい。でも、突然の事で頭が真っ白になって、足が動かなかった。
 彼に会いたくなかった。闇に染まってしまった私を、見て欲しくなかった。でも、心のどこかで彼に会いたいと言う気持ちがあったのかもしれない。
 その時、ガコンと音がした。どうやら、サッカーボールが軽トラの荷台に入ってしまったみたい。
 気が付くと、私は走り出していた。…えっ?!な、何で?!
 答えはすぐ分かった。フィディオが私の手を繋いでいるから。…ええぇっ?!///
 円堂「御免!!ボールを!!」
 少年がそう言うと、フィディオは速度を上げた。勿論、私もついて行ってるわよ。と言うか、私の方が速いのよね。
 円堂「!!!速い!!」
 ラティア「ちょ…フィディオ!!手、離しなさいよ!!///」
 私がそう叫ぶけど、フィディオは無視。…私を無視したですって?!貴方、3年間でどれだけ偉くなった積りなのよ?!
 ラティア「フィディオ!!私の方が速いの知っているでしょう?!私が先に行って、軽トラを止めておくわ!!」
 が、フィディオはまた無視。…殺されたいのかしら?
 私とフィディオは細い路地に入って行く。
 円堂「おい!!」
 障害物を避け、軽トラを追う。
 円堂「こんな所、何にもぶつからずに…しかも、あのスピードで!!」
 ラティア「フィディオ!!聞いてるの?!」
 無視し続けるフィディオに腹が立った私は、無理矢理手を払おうとした。その時、体がフワッと浮いた。…これ、世間では「お姫様だっこ」って言うのよね。…はぁっ?!///
 ラティア「ちょ、フィディオ!?貴方、何やって…///」
 フィディオ「ラティアの行動は、全て予測済みだから。」
 ラティア「!!!/////」
 フィディオは、満面の笑みでそう言った。真っ赤になった私は、フィディオにされるがままになってしまった。人混みじゃなくて本当に良かったわ…勿論、ビアンもちゃんといるわよ。
 そして、軽トラに追いついた。
 フィディオ「ボールを返して下さい。」
 フィディオは息を整えながらそう言う。
 老人「ボールだぁ?」
 ラティア「あれ位で疲れるとか信じられないわ。貴方、それでもイタリア代表なの?(呆)」
 フィディオ「相変わらずだな、ラティアは。」
 フィディオは、苦笑しながら私を下ろす。
 ニーナ「ラティア!」
 小声で呼ばれたので、私は軽トラの方を見る。そこには、ニーナとロココが乗っていた。
 ラティア「ニ、ニーナ?!ロココ?!」
 ニーナ「今の、どう言う事ですか?!ラティア、お姫様だっこされてましたよね?!」
 ラティア「あの…えっと…///」
 ロココ「真っ赤な顔のラティア何て、初めて見たよw」
 ニーナ「もしかして…ラティアの彼氏ですか?!」
 ラティア「え、えっと…///」
 円堂「あいつ等、追いついたんだ…スゲー…」
 その時、少年の方に向かってボールが転がってきた。少年はボールを拾う。そして、タイヤも一緒に転がってきた。
 フィディオ「危ない!!」
 ラティア「!!」
 円堂「うわっ!!」
 少年はボールを投げた。
 円堂「ゴッドハンド!!」
 少年はタイヤを止めた。
 フィディオ「止めた?!何てパワーだ…」
 別に凄くも何ともないけど。あれ位、技使うまでもないわ。私なら、指一本で止められるもの。ティアラなら、小指一本で止められるわね。
 私とフィディオは少年に駆け寄る。
 円堂「これ、悪かったな。」
 フィディオ「ああ。」
 円堂「お前等、スッゲー速いんだな!ついて行けなかったぜ!」
 フィディオ「君のパワーも大した物だよ!」
 円堂「俺、円堂守!日本代表のGK何だ!お前、イタリアの代表だよな?昼間、練習してる所見たぜ!」
 へぇ…じゃあ、彼がティアラのお気に入りなのね。でも、どこが凄いのかしら…?何て思っていたら、フィディオが横で笑った。
 円堂「ん?どうした?」
 フィディオ「いや、日本人には知り合いがいてね…彼の事を思い出した。俺、フィディオ・アルデナだ。」
 円堂「フィディオかぁ!宜しくな!」
 …これ、私も自己紹介しなきゃいけない雰囲気よね?でも、自己紹介って大っ嫌いなのよね。だから、聞かれる前に逃げる事にした。
 円堂「!!消えた?!」
 フィディオ「えっ?…ああ、走ってるだけだよ。」
 円堂「えっ?!あいつ、あんなに速いのか?!」
 フィディオ「ああ。でも、あれが本気って訳じゃないんだ。多分、超軽きだと思う。」
 円堂「あ…あれで超軽きなのか?!」
 フィディオ「本当はもっと話したかったんだけど…彼女、追わなきゃいけないから。覚えておくよ、円堂守」
 円堂「ああ!!試合で会おうぜ!!フィディオ!!でも、もう見失ったんじゃ…」
 フィディオ「大丈夫、行先は分かってるから。」
 円堂「そっか!!」
 うん、何だろう…意味不だなwww((グサッ
