二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 鋼の錬金術師 貴方を守りたい——12人の巫女と1人の神—— ( No.24 )
- 日時: 2011/11/18 16:54
- 名前: 雪姫 (ID: FQaXdAFn)
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 レンリ「ぷ〜、私の想像世界に出演してるだけでもありがたいのに、途中で無理やり止めせさせるとかないし〜<`ヘ´>」
 レンリはフグのように頬を膨らませて言った。
 リフル「あのね、そんなことばかりしてたら全然この話進まないでしょ!」
 リフルは、この小説のことを考えて言ってくれたのだが、レンリは頬を膨らせたまま、
 レンリ「話が進まないのは、作者のせいでしょ?私関係ないも〜ん。」
 そっぽを向いて言った。(ダメだ。これ以上このことで話してもらちあかないや。)リフルはそう思い、まずここがどこなのかを考えることにした。
 リフル「ここってどこだろ?」
 レンリ「お花畑。」
 リフルが聞くとレンリは即答で当たり前のことを返してきた。
 リフル「いや、それはわかってるよ。だから・・・具体的にここはどこなのかってことで・・・・・・。」
 リフルは頭を悩ませながら言った。だがレンリはまた
 レンリ「シレちゃんの心の中。」
 と即答で返してきた。(だからそんなことはわかってるってのに・・・あれ?)リフルは、レンリの言葉に違和感を感じた。
 リフル「ねぇ、今シレーナちゃんの心の中って言った?」
 レンリ「言った、言った。」
 リフルが聞くとレンリは「何でそんなことも知らないの?」っていう感じの顔をしながら言った。(じゃあ、成功したんだ(>_<)!ホーエンハイム様、リフルは人の心の中に入れるまで成長しましたよ・・・(涙)と、リフルは心の中で泣いた。
 レンリ「ねぇ、ねぇリフルっち。タンポポとシクラメンの花言葉って知ってる〜?」
 まったくといっていいほど緊張感がないこの人は、また花をちぎってきて嬉しそうに何かを作っていた。
 リフル「はぁ〜、レンリまた花ちぎって・・・。ねぇ、レンリそんなことしたら、お花がかわいそうだよ?」
 リフルは、レンリに分かりやすいように言った。だがレンリは、笑顔のまんま
 レンリ「きれいな物を見たら壊したくならない?温かい家庭とか幸せのカップルとか宝石とかお花とか自分とか・・・・・・ズタズタに壊したくならない?」
 と聞いてきた。リフルは別にそんな感情はないので
 リフル「私は、そう思わないよ。みんなの幸せが、私の幸せでもあるんだし。」
 とリフルは言った。私今、いいこと言ったかも♪とちょっと浮かれている(笑
 レンリ「そうなんだ・・・。私は嫌だな、私が幸せじゃないのに人の幸せを見るなんて。だから、人の幸せ見るくらいなら、壊したほうがいいよ。」
 とレンリは、笑顔のまんまで言った。レンリって、可哀そうな子だな・・・とリフルは思った。
 レンリ「ねぇ、リフルっちに聞きたいことがあるんだけど。」
 リフル「なに?私で、よかったら聞くよ?」
 レンリがあまりにも悲しそうな表情をして言うので、リフルは同情して優しく聞き返した。
 レンリ「リフルっちは今、自分に定められた運命のせいで大切な人を失いかけています。」
 「大切な人」と聞いて、リフルは大佐やホーエンハイムのことが浮かんできた。
 レンリ「でも、ひつだけ大切な人を失わなくてすむ方法があります。それは、今一緒にいる仲間を裏切り、その大切な人と修羅(しゅら)の道を進むことです。リフルっちならどうする?」
