二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.135 )
- 日時: 2012/02/26 21:30
- 名前: 有栖 (ID: lL8RIxSj)
- 次の日の朝… 
 神田さんがヴィットリオさんとの戦いにいくと言いだしてもめていた。
 「無茶です! まだ傷が・・・」
 「治った。」
 そういいながら、包帯を外してゆく。
 昨日、何処まで傷をおっていたのか分からない私には傷が小さくなっているのかよくわからない。
 「傷が、小さくなってる。」
 でも、アレン君がそういうなら小さくなってるんだろう。
 リナ姉も何もいわないし。
 神田さんは、団服を上に羽織った。
 「何処へ行く気?」
 「奴を倒して、イノセンスを回収するのが、俺の仕事だ。」
 そうか、この任務。最初は神田さんにまかされた任務だったんだ。
 「でもどうやって? 六幻できっても再生するのよ。」
 へぇ、そうなんだ。イノセンスの力、なのかな?
 『だろうな。』
 「どうにかする」
 この人、とにかくどうにかなればいいみたいな考え方の人だな。
 と、その時ファインダーの方が騒いだ。
 「大変です! またアクマが遺跡に現れてヴィットリオとやりあっています。」
 イノセンスが野放しになってるんだからアクマも狙うよな。うん。
 神田さんは、そのまま外に出ようとした。が、そこをリナ姉が止める。
 「まだ完全に回復した訳ではないわ。せめて今日1日は安静にしていて」
 「出来るか。その間にイノセンスが奪われたらどうする?」
 …神田さんの実力がどんなもんなのか知らないけど、深い傷をおわせるくらい強いなら大丈夫だと思うけど。
 「僕達が食いとめます」
 アクマを倒してればいいだけだもんね。
 「信用できねぇ」
 でも、そうか。Lv.2のアクマが大量に出てきたらそれはそれできついかも。
 「信じて下さい! 僕達と、ヴィットリオを。」
 「ヴィットリオ?」
 「ヴィットリオは、簡単には負けない、負けられない。だからイノセンスも奪われない!」
 「アレン君?」
 ここらへんは、状況がつかめない。
 「だけど、アクマの数が多ければクラウディアさんが危ない。だから僕達は、彼女を守るために行きます。」
 『つまんね』
 …
 「神田は、どうすればヴィットリオさんからイノセンスがとれるかここで良く考えて下さい。」
 たまには考えることも大切だよね。
 「考えるだぁ? 俺に命令するんじゃn」
 神田さんが最後まで言い終わる前に、アレン君がイノセンスを発動し、神田さんを吹き飛ばした。
 アレン君…無理矢理だね。
 「お願いします。考えればきっと見つかります。」
 「てめぇ!!」
 そりゃ怒るわな。
 アレン君は、さっさと外へ出て行ってしまったので、その後について行った。
 たぶん、ヴィットリオさんの所に行くんだと思う。
 着いた所は、闘技場みたいな感じの場所だった。
 中に入ると、Lv.2のアクマと戦っているヴィットリオさんの姿があった。
 でも、そんなのすぐにヴィットリオさんは倒してしまった。
 結構強いよ?
 「ヴィットリオさん。目を覚まして下さい。サンドラ姫は、とっくの昔になくなっています。もう戦わなくていいのです。」
 「姫は生きている!! 俺はそれに答え続けなくてはいけない。こい!」
 ヴィットリオさんは、剣を構えた。
 「もう、戦わなくていいんです!!」
 ヴィットリオさんの掛け声とともに、剣は振り下ろされた。
 そしてまた、後ろから大量のアクマが。
 『ルキア』
 「イノセンス発動」
 「リナリーは、クラウディア? を! アレンは、アクマと戦ってろ! 俺はこっちをやる! ケルシー」
 毎度の如く、ケルシーは、もうなれたのか双剣を用意してくれた。
 俺はそれをすぐにうけとり、ヴィットリオが出した剣の波動を受け止めた。
 そしてすぐにヴィットリオの近くによる。
 ヴィットリオはすぐに剣を振り下ろし、攻撃をしてきた。俺はそれを剣で防御する。
 ヴィットリオの持っている剣は結構でかいから、振り下ろした時に一瞬の隙が出来る。
 そこを狙い、攻撃をし返した。
 だが、あっちも防御してきた。結構スピードが速いな。
 2回目の攻撃。
 ヴィットリオの体に少しだけ傷が出来た。が、すぐに治ってしまう。
 そうゆうことか。治るっていうのは。
 何回か、これが繰り返された。その分だけ金属音が響き渡る。
 その内に、ふと俺の中に記憶が流れ込んできた。
 俺の記憶じゃない。ヴィットリオの過去の記憶か。
