二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.80 )
- 日時: 2012/01/21 13:59
- 名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)
- いきなりどこかにいっちゃったけどどうしたんだろう? 
 ラビの話聞かないで、1人で考え事してたけどどんな状況になってたのか分からないんだよね。
 『ノアの一族の事を話してた』
 またか。でも、そうか。
 もし合っているならば私のイノセンスだもんね、アレン君は、私のイノセンスに自我があるっていってたし。
 おかしくもないか。
 ふと、黒いコートを着ている人物を発見した。
 やっぱ、目立つな。団服。きっとアレン君だと思うけど突っ立て何してるんだろう?
 すぐに人ごみをかきわけてアレン君の方へ向かう。
 そのアレン君に麦わら帽子をかぶりお花を持っている少女が近づく。
 アレン君は少し抵抗しているようだ。
 その時だった。その少女はアクマだったらしく銃口をアレン君に向ける。
 でもアレン君はイノセンスを発動しない。このままではいけないって思いすぐに飛び込んだ
 「アレン君!!」
 「うわっ!」
 危機一髪で助かった。
 「あっぶなぁ〜、何やってんだよ」
 そのアクマはラビが壊したらしい。ちょうど来てくれてよかった。
 片手に金槌をもっていた。ラビのイノセンス…?
 「大通りは人が多くて危ねぇよ」
 確かに。こんな所でアクマと戦ってたら普通の人まで巻き込んでしまう恐れが高い。
 じゃ、もっと広い所に移動しなきゃ。あ、でもこの騒ぎで周りに人が集まってきてるかすぐに広い所に移動できない…
 『ルキア、上』
 ふぇ?
 上を見るとそこには鉄球らしき物体が降ってきた。
 すぐに後ろへ下がった。ラビたちも間に合ったみたい。
 「新手か!?」
 アクマは、屋根の上にいた。手には鉄球がある。片手にはバット?
 「大槌、小槌、満、満、満!」
 さっきまで小さかった金槌がすぐにでかくなる。アレン君も驚いている様子だった。
 ラビは、それで屋根の上にいたアクマを破壊。
 屋根ごと壊れたがまぁ、仕方ない…かな?
 『俺だったらアクマだけ壊せるけどな』
 ははは…だって、まず武器が違うよ。
 「街中じゃ戦いにくくてしかたねぇ、今のうち逃げるぞ。」
 「は、はぁ…」
 どうやって逃げるんだろう?
 「ほら、ここ捕まって。あぁ、結構速いからアレンはルキアが落ちないようにしてて。」
 「はい。」
 今、何事もなく自慢した?
 『でも、嘘じゃないって奴だ』
 とりあえずラビの言われた通りに柄の部分に捕まる。もう片方の手をアレン君がに握っていてくれた。
 「大槌、小槌、伸!」
 一気に柄の部分が伸びて屋根を飛び越えた。
 いや、いくらなんでも目立ちすぎじゃないかな? でも速いっていう事は分かったよ。うん。
 リナ姉のイノセンスとどっちが速いんだろう。
 ラビのイノセンスを使って、来た所は森っぽい所だった。
 うぇ、少し酔ったかも…
 でも、アレン君の様子見てると、まだマシかなぁ…
 なんかかなり息切れしてるし。
 『普通だと思うけど。』
 …
 「大丈夫か? もやし」
 「アレンです!」
 またもやしに反応した! 本当に呼ばれるのいやなんだね。
 もう、神田に呼ばれるのは慣れてたみたいだけど。
 だって、コムリンの時に何も言い返さなかった…
 「(にゃ、、、)」
 「あ、ちょ、クロ! 大丈夫!?」
 すっかりクロの事忘れてたけどそうだ、クロってこうゆうの苦手だったんだっけ。
 とろあえず外にだして地面に座らせた。予想以上にぐったりしている。
 ごめん、クロ
 「大丈夫かさぁ?」
 「あ、大丈夫です。しばらくしたら戻るんで。」
 クロの上にティムが乗った。あれ?この前会った時追いかけられてた気が…
 「でもどうしたさぁ? アクマが現れてから発動してたら死ぬぞ?」
 急に雰囲気変わったな。
 でも、そうか。あそこで立ち止まってたのは人間が怖かったからかな?
 今は左目使えないんだもんね。急に見えなくなってすぐに慣れる人なんていないし。
 私は、元から人間という存在が怖いからなぁ。あの人以外。
 まだ、この感情になれない。「信じる」って感情に慣れない。
 それと同じだよね。
 疑う事は簡単にできる。でも信じるって事は難しい。
 アレン君が動き出したのでラビがついていく。それに私がついて行った。
 「ラビやルキアは、怖くないんですか? いつもアクマの的(まと)になることが」
 今、何処まで話が進んでいた?
 全然話聞いてなかった。人間が怖いって感じたことはあるけどアクマの的になることは怖いって感じたことないな。
 まだアクマと戦うのは最近だし。何かあったら大体イノセンスが助けてくれてた。
 「私は、微妙だな。でも、あの人に目立つ服を着てる時は気を付けろって言われてるから気を付けては、いるよ」
 アレン君がさっきより険しい顔になった。
 『ルキア、気を付けろ。アクマの気配がする。』
 そう言われた後、すぐに奥から警察らしい人がこっちに来た。
 周りに、普通の住民もいる。
 「大人しくしろ!」
 「あ、いや僕達は。」
 アレン君が抵抗する。すると、警察官は銃を取り出した。
 違う、警察官じゃない。普通むやみに人に銃を見せることはしないはずだ。
 『あぁ、そうだな。こいつらは、アクマだ。選手交代って奴だ。いいな』
 イノセンス、発動。
 その瞬間に私の意思は、奥深くへ入っていった。
 俺が表へ出た時、一体目のアクマが破壊されていた。
 「ケルシー、俺はここだ。」
 ケルシーは、すぐに俺の所へ駆けつける。そして、俺の双剣を取り出してくれた。
 俺はそれを受け取る。
 「さぁ、始めますか。」
 すると、すぐに銃弾がこっちに向かって放たれる。予想とすると周りにいるギャラリーは全員アクマだろう。
 俺は双剣を前で構え銃弾を防ぐ。
 「かなりいるさぁ!」
 一旦切る!
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.81 )
- 日時: 2012/01/22 10:47
- 名前: 有栖 (ID: cHwZ8QFd)
- ラビとか言う奴がそういうのと同時にまた一体アクマが破壊された。 
 「俺はこっちをやる」
 「頼んださぁ…?」
 最後に疑問マークを浮かべていたのは無視しとこう。
 ここにいる奴らはみんなLv.1か。結構簡単な仕事になりそうだって奴だ。
 俺は、アクマの集団の中に突っ込んでいった。
 剣をつきたてそれぞれのアクマに切り傷を付けていく。
 少しの傷でもLv.1のアクマ達にとっては、これだけでも十分きついだろう。
 予想通り傷をつけたアクマ達は、次々と壊れてゆく。
 煙をあげながら次々と消えていく。そう、次々と。
 「っ!!」
 やばい、隙をつかれた!
 すぐに目の前のアクマは破壊された。後ろを振り返ってみるとアレンがいた。
 「大丈夫ですか?」
 「あぁ」
 その後もアレンは、アクマも破壊していく。
 さっきより動きが速くなっている。ラビがなんか仕込んだのか?まぁ、いいや。
 「っしゃぁ、終了」
 「いや、まだ終わってないって奴だ」
 奥から狼男のコスプレしたアクマとそれにつかまってる魔女のコスプレをした少女がいた。
 おそらくは両方アクマだろう。しかし、アクマのくせしてよく考えるな。
 アレンは、銃口を狼男のアクマへ攻撃する。
 これは、もう俺の出番ないかな。
 「ケルシー、おいで。」
 俺は、双剣をケルシーに渡す。その時ちょうど、魔女コスの少女がアレンに銃口を向けていた。
 でもアレンは気付いてる。あれがアクマだってことを。
 アレンがそのアクマを破壊した。
 「やるじゃん」
 「はい」
 …雲行きが怪しくなってきたな。雨でも降るのか。
 それとも。
 「おぉ、ゆっきだぁ! 雪だぞ! アレン!」
 『雪、だね』
 そうだな。これは雪だよ。白い雪。
 ルキアの髪と同じ色。
 雪が手のひらの上に落ちるように手を広げてみる。
 その雪は、俺の手の上にのり、解けてゆく。
 だけど冷たいとは感じない。感じれない。
 「ルキア! そこで何してるさぁ!」
 あぁ、そうか。まだこいつは知らないのか。
 「俺はルギアだ。ルキアのイノセンス。よろしくなって奴だ」
 「あぁ! じじぃから話は聞いてたさぁ。よろしくさぁ」
 「あぁ。」
 まぁ、ブックマンの事だ。知らないって事はないだろう。
 少なくとも、ケルシーの主人とブックマンは会ったことがあるだろうからな。
 もしあいつが本当にエクソシストなら。
 『あの人と初めて会ったあの日も雪が降っていた。今、何処にいるんだろう。今度、室長さんに聞いてみよう。』
