二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D・Gray-man 〜銀色ノ死神ハ天ヲ舞ウ〜 コメ募集中! ( No.37 )
- 日時: 2012/01/17 17:30
- 名前: 月那 ◆7/bnMvF7u2 (ID: IsQerC0t)
- 参照: 長いけど、全部見てぇぇぇ!!
- なんか3000文字いってオーバーしちゃったんで、後半!! 
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 「へっ!?」
 「こいつバグだ!額のペンタクルに呪われてやがる!アウトだアウト!!」
 ぎゃあああああ、と叫びにもならない泣き声を門番は出す。もちろん、大量の涙を流しながら。
 「ペンタクルはアクマの印(マーク)!!こいつ奴等の・・千年伯爵の仲間(カモ)だーーー!!!」
 アレンはその言葉に思わず耳を疑い、声を上げる。
 「んなっ?」
 「なにぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?」
 科学班一同は絶叫する。放送では『スパイ侵入、スパイ侵入!』と流れ続けている。
 「おい、城内のエクソシストは・・・・・・・・・・・・」
 「大丈夫じゃ」
 とリーバーの問いに、口を塞いでどこから声を出しているかも分からない生物、ろくじゅうごが言う。
 「神田がもう着いたわ」
 リナリーの背後の画面には、アレンの引きつった顔と、月をバックに飛んでいる男の姿があった。
 「!?」
 ザンッとはるか頭上高く、門の上にそびえ立つ男がいた。漆黒の髪を高くポニーテールで結び、黒色の刀を持った男、神田はアレンを見つめていた。アレンも銀灰色の瞳で神田を見ていた。
 「一匹で来るとはいー度胸じゃねぇか・・・」
 神田の鋭い視線を『殺気』と感じたアレンは全身全霊で否定する。
 「ちょっ、ちょっと待って!!何か誤解されて・・・」
 そんなアレンの言葉を聞きもしない神田は飛び上がり、刀を振り下ろす。
 「!!」
 ゾクッと背中に寒気を感じたアレンは、とっさに対アクマ武器を発動させ、防御する。ドン!というもの凄い音と共に、アレンは跳びあがり絶句する。
 「なっ・・・」
 「!」
 アレンの腕を見て驚く神田。アレンは着地し、
 「痛っ?」
 痛みを感じ、左腕を見る。するとそこには一本の巨大な傷があった。
 (!? 対アクマ武器に傷が!!アクマの砲弾でもビクともしないのに、たったの一撃で・・・!?
 まさかあの刀・・・)
 「・・・・・・・・・お前・・・その腕はなんだ?」
 「・・・・・・・・・・・・・・・。対アクマ武器ですよ。僕はエクソシストです」
 「何?」
 神田はギラッと門番を睨み、
 「門番!!!」
 と大声で叫ぶ。門番は神田の大声にビク、と体を震わせ、震えた声で言う。
 「いあっ、でもよ。中身わかんねぇんじゃ、しょうがねェじゃん! アクマだったらどーすんの!?」
 「僕は人間です!確かにチョット呪われてますけど、立派な人間ですよ!!」
 アレンは門番に駆け寄り、ポカポカと叩く。
 「ギャアアアア、触んなボケェ!!」
 ギャアギャア、アレンと門番が騒いでいるなか、神田は自分の刀を触り、冷たく言う。
 「ふん・・・まあ、いい。中身を見ればわかることだ」
 そう言うと神田は刀を構え、
 「(対アクマ武器発動!!)この『六幻』で斬り裂いてやる」
 そう言うと、黒色の刀———六幻に光が灯る。
 (刀型の対アクマ武器!!)
 ドンッ、という音と共に神田はアレンへと斬りかかる。それを見たアレンは発動を解いた左腕を前に出し、神田にストップをかける。
 「待って、ホント待って。僕はホントに敵じゃないですって! クロス師匠から紹介状が送られてるはずです!!」
 そういうと刀はアレンの顔面すれすれで止められた。
 「元帥から・・・?紹介状・・・?」
 「そう、紹介状・・・(怖っえ〜〜)」
 アレンは冷や汗を流しながら、震える声で言う。
 『コムイって人宛てに』
 アレンがそう言うと、科学班全員が一斉にコムイの方を向く。
 「そこのキミ!」
 「は、はい?」
 コムイは、びしっ、と科学班の一人を指差し、命令する。
 「ボクの机、調べて!」
 「アレをっスか・・・」
 コムイが差した机は書類がたくさん積まれ、蜘蛛の巣が張っていて・・・、よーするに、ものすごく汚かった。
 「コムイ兄さん」
 「コムイ室長・・・・・・・・・・・」
 全員から青ざめた視線を向けられる。コムイは逃げるように、
 「ボクも手伝うよ」
 と、手を上げて机へ向かった。
 数分後————————
 「あった! ありましたぁ!! クロス元帥からの手紙です!」
 その手にはへろへろに曲がり、少し破けている封筒があった。
 「読んで!」
 「“コムイへ
 近々、アレンというガキをそっちに送るのでヨロシクな
 BY クロス” です」
 「はい! そーゆうことです。リーバー班長、神田くん止めて!」
 コーヒーおかわりしよっと。
 そう言ってコムイ」はコーヒーを持ち、離れていく。
 「たまには机 整理してくださいよ!!」
 リーバーはコムイに怒りを込めて言う。そして画面の向こうで、今にもアレンに攻撃を神田に、「神田、攻撃を止めろ!」とストップをかけている。
 「リナリー、ちょっと準備を手伝って。久々の入団者だ」
 コーヒーを注ぎながらコムイはリナリーを呼ぶ。
 「かっ開門んん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜?」
 という門番の声と共に、ンゴゴゴゴゴゴ、と門が開く。
 「あの人(クロス)が出してきた子か・・・。鑑定しがいがありそうだ♪」
 そう言ってコムイはコーヒーを一口すする。
 〆 1月17日
