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『皆さん1か月くらい会ってないような気が…』
「そんなに経ってないでしょ」

…フェリさんのくるんを引っ張りたい←
何ででしょうね、くるん引っ張りたくなるんですよ。

「月藍ちゃん、トマト食べる？」
『食べます』

私トマト大好きなんですよねー。
甘いのもあるし…。

「…アントーニョ様…」
『？』

ほへ？珠姫さん、どうかしましたかね？
涙目になって…。

「お久しぶりです。アントーニョ様。《細川ガラシャ》に代わり、申し上げます。Te amo　心よりお慕いしておりました」
「…ガラシャ？」
『…？』

は、話が読めない！
でも…感動の再会場面ですよね。
だって、珠姫さんは涙を流してますし…、さっきの声、すごく震えてました。
前世とか、そういうので会ったんでしょうか？

「…では、私はこれで」
『え？ちょ、待って下さい！』

下げていた頭を上げ、泣き笑いの表情で珠姫さんはクラスから出た。
何か、いろんな事がありすぎて、混乱します！

『…珠姫さん…待って下さい…。私、本気できつい…』
「…追ってこなくてもよかったのですよ？」
『何だか、放っておけなくて』
「…お優しいですね。人をどこまでも思いやり…。それに比べ…私は…ガラシャは…。自分の身勝手で、人を振り回して…」

…え…？
違う…。違うと、心が叫んでいる。

『あの、何があったかよく私にはわかりません。でも、自分の身勝手だなんて言っては駄目だと思うんです！貴女が身勝手だと言っても…ちゃんと理由があったんだと考える方もいらっしゃると思いますよ』
「…そう、ですかね…？」

あくまでも、私は。ですけどね…。
何だろう…。身勝手で人を振り回したと珠姫さんが言った時、悲しかった。
何ででしょう…。