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『眠い…ふぁ…』

ぽかぽか陽気の今日この頃。
日向ぼっこでもしたいですねー((猫かお前は！？
誰が猫じゃい。

「シェルー！助けてー！(泣」
「そろそろ自分で物事を解決して下さい。いつまで頼ってるつもり？」
『あれ、フェリさん。…とどなたですか？』

向こうから歩いてきたのは、フェリさんと初対面の方。
あ、ちなみに今は中庭にいます！

「………。あっ、私は、シェル・スウィ・ネヴァー。宜しく」
『…？月藍です！宜しくお願いします』

無言の3秒。
その間、シェルさんの緑の瞳が、青白く光った…ような気がした。
ぼんやりと。

『ヨーロッパクラスですか？』
「うん、正解。どうしてわかったの？」
『フェリさんと仲が良さそうだったのでｗ』

というか…フェリさんが助けを求めてるように見えましたけど…。
気にしないでおきましょう！←

「ヴァルガス兄弟とトマト一家とは結構昔から知り合いなの」
『そうなんですかー』

トマト一家てｗｗ
あれ、でも国ではないですよね。

「私がItalyだからね。生粋の」
『ふわぁ…！発音良いですね！羨ましいです』
「英語も一応習ってたんだ。親がいろんな国の言葉覚えたら楽しいでしょって言ってｗ」

親御さんの理由がｗｗ

「この学校入ったのも、いろんな国の人がいるから、実際に通じるか出来るからだんだよねー」
『そうなんですか』

この学校にはいろんな方がいて楽しいですね。
そういえば昔もこうだったっけ…。

…え？
昔ってこうだったの？

自分が思ったことに疑問が生じる。
覚えていないから。
昔の事、全て。

あぁ、頭の中がぐちゃぐちゃだ——————！

目眩がして、ふらりと倒れる。

「月藍ちゃん…！？」
『…ぅ…』

その様子を、シェルは動く事も出来ず、見ていた。

　(思いだしかけているの…？)