二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ヘタリア】私は、何者なんでしょう? ( No.99 )
- 日時: 2012/03/29 09:55
- 名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)
- 足音が部屋中に響く。 
 えーと、何故部屋に居るかって言うとね、小さな女の子追いかけてたら来ちゃった。
 「…さっきから1人で何言ってるの。変人みたい」
 『Σ変人は無いだろ!…相変わらず、有里と性格が似てるなぁ…』
 「そ」
 うわ、一言で済まされた!
 ま、私もそういう事あるけどね。
 『…暗いなぁ。あの子どこまで行ったんだ…』
 「もう少し…だと思う」
 あれ、思うだけ?
 …前から気になってたんだけどさー…。
 『グレーって、男?女?』
 「そのくらい自分で考えたらどう。後、灰罹で良いから」
 …ひでぇ。
 灰罹っていうのは和名だろう。(ていうか偽名)
 『名前からして女みたいだよねー…。でも容姿は男っぽいし…。どっちだお前』
 「…」
 あっ、スルーされた!
 もうやだこいつ。
 自分的にこいつと相性合わないと思うんだよー。
 「ここ…」
 『え?』
 自分の世界に入ってたせいか、気付かなかったけど…。
 …何だ此処。
 周りは相変わらず暗いけど…、何か、映像みたいなものがあちこちに…。
 「成程。此処に連れて来たかったわけね」
 「…そ、正解です。少しくらい、手助けしなきゃね」
 追いかけた少女は、その容姿の年齢とは合わないような微笑みを顔に浮かべた。
 …一体、誰なんだか。
 「…ふふっ、此処には何があると思います?」
 『…へ?』
 「…まぬけな声」
 ちょ、何気にひどい事言われた!
 というか、何がって言われても…。
 「皆さんの記憶があるんです。前世から今まで」
 『…嘘だろ。じゃあ、この映像みたいなのは…!』
 「ええ、記憶です」
 確かに、よく見ると…私達や月藍、前世の私達が…。
 『学園内にこんなとこがあったとはね…。驚きだ』
 「私以外、誰も知りませんし」
 何者だアンタ。
 紫と水色が混じったような髪の色、オレンジ色の瞳。
 …まず何人だ。
 「私は、メイリ。…しいて言うなら、番人ですかね?」
 『いやいや、ですかね?って聞かれても知りませんよ!』
 「…後々わかると思います。さ、御帰り下さい」
 え、ちょ…!
 周りが光って、目を開けられない。
 次に目を開けたら、元の場所にいた。
 「おーい。スフィ?大丈夫?」
 『…あ、うん』
 フェリとシェルがいた場所に、戻ってきた。
 な、何だったのあっち…。
 謎だらけの世界。
