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「うわぁ…凄いですねぇ!!」
「そうだな、何から乗る？」

（グリーンの奴！　手ぇ繋いでるぞ!!）
（何ですって!!　あいつ、帰ったらハイドロポンプの刑ね…）
（冷凍ビームもですよ）
（もうやだ俺逃げたい）

現在、俺たちは木の上でグリーンとリンちゃんを観察している。
俺は帰りたい、いつあいつらが来てもおかしくないしな…
しかし、俺の両腕両足は、ブルーのメタモンによって拘束されていたのだった!!
本当に嫌だ!!　帰らせろ!!

（おいブルー、リンちゃん達はどこに向かってる？）
（そうね…！　あ、あれは観覧車!!）
（何ですって!!）
（…そういえば、ここの観覧車って、絶対に二人乗りしなきゃ行けないんだよな）
（（（全力で阻止しなければ）））
（これに関しては俺も止めねぇぞ）

俺がそういうと、3人は急いで木から下りて、観覧車へと向かった。
うん、流石にここはねぇわ。
観覧車とか告白スポットだし、そうじゃなくてもお兄ちゃん（心の）は許しません！
あれ？　でもあの3人、どうやって止める気なんだ…？
とか試行錯誤していると、いきなり観覧車がストップした。
どうかしたのかな—…とか思っていたら、レッドが戻ってきた。

（おい、レッド何があった？　何で観覧車が止まってるんだ？）
（ん、あぁ、ブルーとイエローが観覧車の配電室ぶっ壊した）
（!?　器物破損罪だぞ!?）
（カメラも壊してたから平気だ）
（平気じゃねーよ!!）

結局、その日は再び観覧車が動き出すことはなかった。
ちょっとリンちゃんが悲しそうな顔していたのが、まぁ、リンちゃんにはまだ早かったということで！




【遊園地の場合】

（残念でしたね…）
（…なんかがやっぱりある気がするな…）
（おほほほほ！　哀れだわ！　グリーン！）
（フフフ…リンちゃんは渡しませんよ…）
（おい、移動するぞ！）
（もうやだ帰りたい）