二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.31 )
- 日時: 2012/05/12 22:20
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
- 第十六話 -残酷なメロディ- 
 この桜は特別、虫を寄せ付けない
 木にあるのは、桜の花びらだけだ
 月夜に輝く桜は、それは綺麗だった
 二人の少女は、毎年その桜を見るのが楽しみだった
 美しくて
 綺麗で
 清らかで
 華麗で・・・——
 そんなの・・・なんで・・・っ
 ?[私が斬られた為、会話が出来なくなりました。正確に言えば、あの時私の命は終えたのです]
 ・・・っ。それより・・・あの人は誰!?
 ?[申し訳ありません]
 やめてよ!!隠されるのは・・・一番嫌いなの!!
 ア「あの・・・沙羅?;;」
 リ「さっきから、どうしたの?」
 沙「・・・ううん。なんでもないよw」
 ?[・・・ごめんなさい]
 それで・・・彼は戻ってきたの?
 ?[・・・・・・・・・・・・]
 応えてよ!!!
 ?[戻ってきてはございません]
 ・・・バカ。もういい・・あなたの名前は?
 桜「名前はありません。桜とお呼びください」
 ・・・わかった。今回のアクマの大量発生だけど
 原因って・・・・・・・わからないよね
 桜[イノセンス関係ではないです。私を探しに来たんでしょu—!!]
 桜を探しに?どういうこと?
 やっぱり・・・何か隠してるんでしょ
 話してよ・・・全部!!
 一人、心の中で叫んだ
 声にならない声を
 ずっと・・・
 ア「アクマは居なくなったし・・・どうしましょう?」
 リ「そうね・・・原因も何もわからないし;;」
 沙「リナリー。アレン。あのね・・・」
 桜の事を話した
 ア「イノセンスが原因じゃないなら・・・どうして?」
 沙「話してくれないの。・・・アクマは、中国に行ったらしい」
 リ「さっきの、全部!?」
 沙「うん・・・」
 私達は急いで中国に向かった
 それをコムイ室長にも報告した
 でも、コムイ室長がそれを止めた
 今回の任務は中断だと。私の任務には、こんな・・・
 こんな中途半端なものばかりだ・・・
 アレン・リナリーが汽車の中で寝てる中
 こっそり彼女は、一粒の雫を瞳から流した
 教団に帰って、コムイ室長に再び報告
 不安の波が押し寄せて来るたび
 私の心はずぶ濡れになり
 不安の波が戻っていくたびに
 私の心は、真っ黒に染まる
 罪悪感で・・・いっぱいだよ・・・・・・っ
 リナリーとアレンは、巻き戻しの街に行くらしい
 私は教団で待機。
 沙「助ケテ・・・・助ケテヨ・・・・・・」
 ザ—ザザザッザザッ,,,,・・
 沙「!!イヤ・・・・嫌ああああああああああああ!!!!」
 頭の中をよぎったのは
 死体
 血 血 血 血 血
 私ノ嫌イナ・・・
 血
