二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.651 )
- 日時: 2012/09/27 09:16
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- 第33章の続きを描く前に短編を描いちゃいます!! 
 今回はバンヒロです!!
 短編1:バンヒロ編(ナオ&ハルも出ます)
 タイトル:大学進学した後の思い出(ヒロ視点)
 翌年の3月、トキオ大学を受験して合格した。
 最初は推薦入試で教育学部を受験したけど、落ちて社会学部に入ることにした。
 それは幼馴染の小野奈緒美がその社会学部で勉強したいことがあるからと言って誘ってくれたのだ。
 (ナオがいなきゃ、バンさんたちのいるトキオ大に進学できなかったな)
 ナオに感謝しきれないくらい、言いたいことがたくさんあった。
 いつか言おうと思って決めていたのだ。
 4月になって、晴れて大学生になった僕は大学生ライフをエンジョイしていた。
 約2週間経ったある日、いつものように授業を受けて寝ていた僕はナオに揺り起こされた。
 「-----------------ロ、ヒロ!」
 「んあ・・・・・・ナオ?」
 なんだよーと言いながら、眠そうに目を擦る僕。
 それでも、ナオは僕を見て心配そうに見つめていた。
 「放課後、合コンに行くんだけど・・・・・・一緒に行かない?」
 「何で僕なの?」
 「バンさんと親しいの、あんたしかいないでしょって言われたんだから」
 そりゃ、バンさんとは中1の時から仲良くしてもらっている。
 先輩として、時にはLBXに関するアドバイスをしてくれたから僕もLBXが大好きになった。
 「誰かに言われたの?」
 「ほら、斜め前の阿野和美ちゃん・・・・・・あの子が合コンやろうって言いだして、みんなが知ってる先輩とか誘っちゃえって言ってさ」
 何を考えてるんだか、困った子だよねー・・・・・・なんて言って呟くし、僕もその気持ちが分からなくもなかった。
 知り合いの先輩といえば、バンさんとハルさん、コウさん、ジンさん、ユウヤさんとかたくさんいるからな。
 「ああ、和美ちゃんに誘われたの?」
 「うん・・・・・・先輩って言ってもさ、ハルさんとバンさんしか誘えないよね」
 幼馴染コンビで参加してみた方が良いんじゃないのとか言いながら、文句を言うナオを見て思わず苦笑する。
 ハルさんはナオが入ってる空手部の先輩で僕も中学時代から仲良くしてもらっていたのだ。
 「うーん・・・・・・確かによく考えたら、僕もそう思うよ。あの2人を誘ってみた方が良くない?」
 「そうだよね、バンさんもハルさんも乗り気にはならないだろうけど・・・・・・いっそのこと、試しに誘ってみようか?」
 乗り気にはなれないだろうけど、僕もバンさんに会って聞いてみた方がいいかもしれないと思った。
 そういえば、その飲み会はいつやるのか聞いてなかった。
 「飲み会、いつやるの?」
 「今日の夜って言ってた・・・・・・それにしては急でしょ!!」
 「はぁ・・・・・・確かに急だな、何でこんな時にやるんだろ?」
 「何かね、ミソラ二中出身の卒業生だけで集う会みたいなのやるんだって」
 そういえば、僕とナオもミソラ二中出身だったことを思い出す。
 阿野とは学部も一緒で、僕も仲良くしてもらっていた。
 幼馴染で親友の荒幡直登も卒業生の1人で仲が良い。
 「直登も誘っちゃうか?」
 「そうだね、直登もいれば良いよね! あ、未成年だから何を飲むか悩んじゃうよね」
 未成年でも酒を飲めることは知っていたが、ノンアルじゃないと飲めないらしい。
 バンさんたちは成人してるから、酒を飲むことができるんだよね。
 そう思いながら、考え込んでいたその時・・・・・・隣で居眠りしていた江連尚志が目を覚ました。
 「んー・・・・・・何の話をしてんだよ」
 「あっ、尚志・・・・・・起きちゃった?」
 ナオが心配そうに顔を覗き込んだ。
 尚志は別に・・・・・・と言って、眠そうに目を擦る。
 幼馴染であり、親友の尚志は何だかんだで良いヤツだった。
 「今日の夜、合コンやるけど・・・・・・尚志も行く?」
 「んー・・・・・・まぁ、良いよ。俺も付き合うぜ」
 尚志は欠伸しながら、眠そうに僕とナオを見る。
 服装は不良じみた格好をしているけど、ストリート系ファッションを好んでいる。
 「俺も酒を飲みたいな」
 「ダメだよ、未成年なんだから」
 「だって、俺は酒飲んだことあるぜ」
 尚志が酒を飲んだことあると言い出した時は目を丸くして驚いた。
 未成年なのに、酒を飲めたのかと思いつつも首を傾げた。
 「尚志、酒を飲んだって・・・・・・いつ頃?」
 「高3の時? 先輩に誘われて飲んだことがあったぜ」
 高校時代に酒を飲んだなんて知ったら、退学になってたかもしれない。
 それでよくバレずに済んだというのが何よりだけど、未成年だからって・・・・・・酒を飲むわけにはいかない。
 「ダメじゃない、尚志」
 「何でダメなんだよー」
 尚志は別に良いじゃんかよォーって言いながら、ナオと仲良く喋る姿を見て微笑ましく思った。
 でも、未成年だから・・・・・・流石に飲めないと思うけど、そこはしょうがない。
