二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ヒロと怨炎の幻想(ミラージュ) ( No.816 )
- 日時: 2012/10/01 16:29
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
- LBXバトルを描きたいと思ってたんですけど、ちょっとネタが見つかりません。 
 なので、短編を描いちゃいます!!
 短編1:バンケン(ケン:健太)編
 タイトル:兄という存在とは何か(健太視点)
 心の傷を負いながら生き続けてきた自分の気持ちを分かってくれるはずがない。
 幼い頃からずっと憎しみを抱きながら生き続けてきたが、彷徨いながら生きる自分は何をしたら良いのか分からず、完全に見失っていた。
 「俺は誰とも接したくない・・・・・・」
 俺の気持ちを分かってくれるはずがない。
 虐待を受け続けながら耐えて生きるしかなかった。
 その孤独を感じさせるかのように、辛い思いをしてきた。
 その出来事を機に、俺はケンカに明け暮れるようになっていたのだ。
 (今は山野家に引き取られて、バン兄さんが俺たちの面倒を見てくれる)
 暗闇の中を彷徨っていた俺たちに救いの手を差し伸べてくれたのは、長兄の山野バンだった。
 生まれたときから、兄という存在が何なのか分からなかった。
 それでも、バン兄さんが優しく接してくれるから相談しやすい。
 (でも、兄さんは俺のことをどう思い続けているんだろう)
 今日は兄さんが帰ってきたら聞こうかと思っていたその時-------------
 母さんが俺を見つけたのと同時に声をかけてきた。
 「今日の夜、代わりにバンを迎えに行ってきてくれないかしら?」
 「良いけど、どこに行けば良いの?」
 「ミソラタウン駅前だけど・・・・・・分かる?」
 ミソラタウン駅前なら分かる・・・・・・前にバン兄さんと再会した場所だ。
 今日は飲み会があるらしく、帰りの時間が10時か11時になる見込みだという。
 「分かった、駅前で落ち合えば良いんだね」
 「うん、そういうことだからよろしくね」
 真理絵は手を振りながら、居間に戻った。
 兄貴、飲み会かよ・・・・・・暇な時は飲みに行くことが多いって言ってたな。
 (ま、どうにかなるか・・・・・・)
 俺は自分のCCMを持ちながら見つめる。
 そういえば、自分のLBXを買ってもらったことがない。
 兄が使用しているLBXを借りては練習しているけど、なかなか上達しない。
 操作のコントロールを身につけるべく、特訓するしかない。
 (俺も兄貴みたいに上手くなりたい)
 誰よりも尊敬できる兄・・・・・・・俺は大切な家族がいるから頑張れるんだろうと思いながら、窓の外を見つめた。
