二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.106 )
- 日時: 2012/11/08 16:28
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
- 「ん?」 
 気がついたら、保健室のベッドの上で寝ていた。
 「あ、気がついた?」
 明久の声。
 ゆっくりと上体を起こす。
 まだ体は痛むけど。
 「明久?勝負はどうなったの?」
 「ん?一騎のあと、僕が戦うことになったんだけど、すぐに負けちゃってさ、今、0勝1負け1引き分けだけど、多分ムッツリーニが勝つから今は1勝してると思うよ」
 「そっか...」
 どうやら僕と木下さんは引き分けになったらしい。
 まぁ、引き分けを狙ったんだけど。
 「じゃあ、あと姫路さんと雄二か。姫路さんは勝てるだろうけど、雄二の作戦は通用するかな?」
 「きっと、大丈夫だよ」
 「そっか、じゃあ、見に行こうか」
 無理矢理立とうとする。が、
 「痛!」
 頭がかなり痛い。
 多分倒れこんだ時に打ったんだろう。
 今、気づいたけど、体中包帯だらけだった。
 「明久、松葉杖とってくれない?」
 「わかった」
 一応、松葉杖持っていくか。
 足が無傷なはずないし。
 ——数分後——
 Aクラスに松葉杖を付きながら(やっぱり普通に歩けなかった)行くと、今姫路さんと久保君(?)の勝負がついたところだった。
 これで2勝。あとは雄二が勝てば勝利だ。
 「お、一騎、明久戻ってきたか」
 「どうにかね」
 雄二の言葉にちょっと笑ながら答える。
 実際、体中がすごく痛いけど。
 「雄二頼んだよ」
 ここで、雄二が負けたら終わりだし。
 「雄二、あとは頼んだよ」
 明久からも応援の声。
 「ああ、任された」
 明久と雄二が握手。
 「.......(ビッ)」
 ムッツリーニが歩み寄ってきて、ピースサインを雄二に向ける。
 「お前の力には随分助けてもらった。感謝している。
 「..........(フッ)」
 ムッツリーニは口の端を小さく持ち上げ、元の場所へ戻っていった。
 「坂本くん、あのこと、教えてくれてありがとうございました」
 「ああ。明久のことか。気にするな。あとは頑張れよ」
 明久のこと?何を教えたんだろう?
 明久の方を振り返ってみたけど、明久もわからないらしく、首をかしげている。
 「はいっ」
