二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【リメイク】 皓々と照る月 【REBORN】 ( No.12 )
- 日時: 2012/09/05 17:02
- 名前: 苗字(元なゆ汰 ◆UpTya9wNVc (ID: mxpCGH6q)
- 「席替えをするぞー」と、担任のセンセーがくじ引きの箱を持ってきた。いえーい席替えー!とか言ってるバカ共(主に男子)が続出。もう席替えをよろこぶ歳でもねーだろカス。くじ引きの箱の前に並ぶ列にしぶしぶと並ぶと、なんだかそわそわしている沢田が見えた。沢田の視線は京子ちゃんとくじ引きをうろうろしてる。…はっはーん。そーいうわけね。恋する乙女(男だが)は京子ちゃんと隣の席になりたいわけだ。まあそんなの知らないけど。私にどうできるわけでもないし。どーせなら頭いい人の隣になりたい。そう思いながらくじ引き前でたむろする男子を「邪魔」と一喝して、くじ引きをひく。んーと、番号は18か。ラッキー窓際から2列目の一番後ろじゃん。なかなかいいね。がたがたと机を移動しながら思う。さてさて、隣はだれかな。 
 「よっ!隣は東城か!」
 「……山本か。」
 窓際の席に座り、元気よさげに明るく挨拶する山本。来たよ。並中爽やかボーイの隣だよ。なんかファンクラブに因縁つけられそー。そう思ってたら、通路はさんで右側の席に誰か来たもよう。見ると、…獄寺だった。うそん。なんでマフィアにはさまれなきゃならないんだ。山本だけならまだしも…。私をぎろりと睨みつける獄寺をちらっと一瞥して、席についた。絶対窓のところにへばりついてる蓑虫のコスプレしてる赤ん坊の仕業に違いない。だって斜め前は沢田だもの。てか沢田京子ちゃんとめっさ遠くないか?ドンマイ!いつかいいことあるぜ!と考えてたら沢田がおずおずと話しかけてきた。なんだ。
 「あ…、東城さん。よろしくね。」
 「ほどほどによろしくー、沢田。」
 「てめっ、10代目を呼び捨てにすんじゃねー!」
 「うるさいなあごっきゅん。沢田は沢田だろーが。」
 「ははは!おもしれーな!」
 にぎやかな席だ。それにこのメンツ(沢田のぞいて)は確実にファンクラブに狙われるかんじだよ。あーめんどくせー。ボコられるんだろうな。ま、そんなことがあったら私は転校する。こんな非凡なところにいられない。だって私、リボーンくんも沢田も山本も獄寺も。非凡な奴はみーんな嫌いだよ。
 「…ま、よろしくたのむよ、3人衆ども。」
 ほどほどにね。
