二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/10 17:52
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
- 視点雪地 
 …長かった。…辛く、厳しく、儚く、切なく、哀しいものだった。
 何度も死に、消えて、また戦って、死んで、消えて、戦った。
 もう戦いたくないと何でも思ったことか…考えたくもない。
 だがそれでも戦った。そして、強くなった。だが、体の強度はどうもあまり上がらなかった。まぁ、それでも結構頑丈だが。
 ちなみに九十年という年月は、いろいろなことがあった。戦ってある所は、俺を『英雄』と呼び、ある所は俺を『化け物』と呼び、またある所は俺を『死神』と呼んだ。
 だが、うれしかった事もあった。
 特にうれしかった事は俺を『友達』『親友』さらには『ライバル』などと呼んでくれた奴がいた。
 だが…もうそいつ等は居ないだろう。
 俺はあいつらとは違う。まぁ…例外を少し抜いてあいつらとはまた会えるだろう。あいつらは誰かと言うと…まぁ物語が進んだらすぐ分かる。
 これ以上言うとネタばれになる。
 まぁ…あいつらは特殊な例だ。
 だから………所詮俺は『化け物』が一番しっくりくるだろう。
 だが…例えどんな風に言われても戦った。守るために。でも…俺は裏切られた。
 …この話はまた今度な。
 俺の九十七年の年月に何を思い、誰に出会ったのか追々分かってくるだろう。
 ちなみに今、なんでこんな話をしているかと言うと…。
 もう九十七年経っている。今地球に着いたところだ。
 ああ。ちなみに最初に戦った三千人との戦いはギリギリで勝った。
 本気で死ぬかと思った。なんとか無限の剣製を使って勝てたが本当にヤバかった。だって接近戦で勝てないと分かったら敵軍がどんどん弓を放ってくるから。
 「はぁ…やっとかよ。まっいいか。とりあえず住む場所を決めないと…」
 マジでこれは死活問題だ。
 「…の前に腹ごしらえでもするか」
 何所かいい店はないかと辺りを見渡すが…
 「…公園か…うん?」
 俺が今いる場所はどうやら公園らしい。
 しかも、辺りはすでに暗く。夕日が落ち始めているころだった。
 「まずいな…暗くなる前に拠点を見つけなければならない…」
 最悪の場合は野宿だが、まぁそれはいい。だが食いものは…英霊だから食べなくても大丈夫だから…ああ。封印のカードの事忘れていた。
 そういえば俺、投影以外のほとんど能力を使わず戦ってきたな。
 歌姫の力、封印のカードはほとんど使っていない。まぁ自分を追い込んで戦ってきたものだっと思っていたら、もう日が沈みきろうとしていた。
 街灯の電気はちかちかと光り、人工の明かりが灯る。
 「ん??」
 考え事をして気付かなかったが、少女が一人公園のブランコで寂しそうに揺れている。
 もう良い子は帰る時間だというのに、何をやっているんだ?
 俺はその少女に声をかけようと思ったが…この姿のままだと変に警戒心を持たれる可能性がある。急いで辺りに人の気配がこっちに意識してないのを感じて。
 「封印のカード発動」
 俺はカードを発動し、自分の体を五歳の時まで封印した。
 これで大丈夫だろうと思い、俺は少女に声をかけた。
 「君、こんなところで何をしているんだ?」
 視点雪地OUT
 視点なのは
 「君、こんなところで何をしているんだい?」
 私は、ハッ!となって前を向いたの。そしたら、青いマント見たいなのを着た同い年ぐらいの子がいたの。
 「にゃはは…特に何もしてないよ」
 「ふ〜ん。所で帰らなくていいのかい?」
 「ふぇっ??」
 辺りを見渡すと、もう暗くなってるの。大変なの!!なのはは、いい子にしてなきゃお父さんが早く帰ってこないの。
 そう思い急いでブランコから降りようとすると、こけちゃったの。
 「あっ」
 不意にさっきの男の子の声がしたけど、倒れちゃったの。
 「ふ、ふ、ふぇぇぇぇぇえええええええええん!!」
 とても痛くて泣いちゃったの。なのは、いい子にしてなくちゃいけないのに泣いちゃったの。
 視点なのはOUT
 視点雪地
 今、この子が転ぶ過程の途中思い出した。この子、高町なのはだと。
 第三話 終
 すいません。今回は会話少なめでした。
