二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.32 )
- 日時: 2013/03/16 12:35
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http//www.kakiko./novel/novel3/regist.cgi
- 視点 雪 
 あ〜もう、面倒くさいな。
 俺は先程まで付けていた団服を脱ぎ、先程雪が着ていた服を脱いでいる。
 真っ黒な服は夜の町にすっかりと溶け込んでおり、行く道すれ違う人にはもはや気付かれない時もあるぐらいだ。
 ちなみに俺は…完全に雪地と同化した。
 アイツの今までの戦闘経験値?見たいなのが俺の中に入ってきてる。
 まだ少し……変な感じがする。
 「まぁいい、それよりも確かこの辺だった気がすんだけど。…お、あった、た」
 俺は今、神が用意してくれたと言われる家を探していた。
 「へぇ、結構いい家だな」
 目の前にあるのは、コンクリートの仕切りで囲まれた、昭和時代風の家だった。
 「丁度いいくらいの大きさだし…とりあえず、入ってみるか」
 やや草が生い茂っている家の敷地を踏みしめながら、引き戸式のドアを開く。
 すると、違和感に気付いた。
 「…解析・開始」
 
 そのまま引き戸のドアを握りしめ、解析を始める。
 一見普通の家の構造だが、何処か魔術的な物を感じる。
 少し先には階段、さらにその先には洗面台と風呂場。
 ここまではいい、だが…。
 「天井、か」
 ゆっくりと天井を見上げると、そこにはサークル型の光が滲み出ていた。
 「…この先に、大きな魔力の塊達を感じる」
 サークルの中は何所かに繋がっているようだ、その先に何かがいる。
 数でいえば…ダメだ、今の俺じゃこれが限界か。
 分かった事を言えば、魔力の塊は人型であること。
 数は三人以上、個々の実力もかなり高い。
 「…本気で行くか」
 様子を見に行くだけだが、いつ襲われてもおかしくはない。
 あれらすべてを相手にすることは、今の俺には出来ない。
 俺は弓矢に変身する。
 視点 弓矢
 「さて…精々死なない様にはするか」
 天井まで飛び、そのままサークルの間を突っ切る。
 …辺りは白い空間になり、私はナニカに引っ張られるように下へと落ちて行った。
 下に落ちるにつれて感じる魔力はどんどん高くなっていく。
 …人間ではないのか?いや、恐らく“あいつら”と同じ魔力生命体か?
 どちらにせよ、人間でないなら…殺していいのか。
 などと思いながらやがて足場がつく場所になった。
 「出来れば荒野を期待したのだが…まさか、ただの広いだけの丘とはな」
 自分を中心とし、半径1キロはあるのではと思うぐらいの広さだった。
 「…投影・開始」
 ふと、自分の背後から何かが飛んできたのを感じると、反射的に干将・莫耶を投影し右手の干将で弾く。
 弾いたものは綺麗な弧を描きながら、私の眼の前に突き刺さった。
 それは西洋の剣の形をしており、刀身は黒く染まりきっていた。
 …私は、この剣を、知っている。
 「………オリーウスの剣、だと?」
 この剣は『勇者殺しのアースムンドのサガ』に出ていた剣。
 『勇者殺しのアースムンド』とは、アイスランドに伝わる伝説の物語の事である。鍛えた刀身はかつて、殺された者達の怨念が詰まっているという妖刀の様なもの…いや、それはいいだろう。
 問題なのは…なぜ、この場にあるのかという事だ。
 「ほう、我の攻撃を弾くか…流石は“贋作者”(フェイカ—)と言ったところか」
 …目の前から金色の鎧が目立つ、中々に整っている顔立ちの“王”と呼ぶにふさわしい傲慢な声色の男が近づいてきた。
 「…相も変らず慢心な態度だな、英雄王?」
 目の前に居る男は…この世のすべて財を手にした男、英雄王。
 私が(アーチャー)いた世界に登場する、“イレギュラー”として第五時聖杯戦争に参加した最強と謳われたサーヴァント。
 「はっ、この俺が慢心だと?当り前だ!慢心こそ王である証よ!!」
 だが、私に英雄王の話は耳に入ってきていない。
 それよりも、重要な事を考えていた。
 ———なぜ、ここに英雄王がいる?
 ———ここは、何所だ?
 ———なぜ、私の住処と此処が繋がっている?
 ———他に、英雄王の他にサーヴァントはいるのか?
 疑問を上げればきりがない。だが、最後の疑問は分かっている。
 他のサーヴァントは居るのであろう。
 此処に来るまでの過程で複数の魔力の塊を感知したのだ、他のサーヴァントがいる可能性は高い。
 「おい!聞いているのか我の話を!!!」
 ビシッ!と、効果音が付きそうな勢いで私に指を指し、叫ぶ。
 その事もあってやっとギルガメッシュの方に意識が行く。
 「…なんだ、英雄王。居たのか?」
 「先程まで話していた相手に何を言う!?」
 「話などしていない、挨拶をしただけだろう?」
 「だったら尚更気付くであろう!!」
 ………英雄王はこんな性格だったか?
 まぁ、いい。
 そんなことより、早く一つでも多くの疑問を明かさねばならない。
 「英雄王、ここは何所だ?」
 「?…何を言っている。ここは固有結界の中だ」
 「…一体、誰が作り出した」
 「貴様……何を言っている?あの憎らしいマスターではないか!?」
 「?憎らしいマスター、だと?」
 「…そうか、貴様は」
 ギルガメッシュは何かを思い出したようにつぶやくと、にやりと不敵に笑い俺にあることを提案した。
 「そうだな、これ以上何の利益も得ずに話すのは王である我に失礼であろう」
 「…何が目的だ?」
 「久々に我と手合わせをしろ………!」
 後ろからは“王の財宝”(ゲートオブバビロン)を出しており、YESしか言わせない威圧感を出している。
 「はぁ、いいだろう。その代わり、後で洗いざらい吐いて貰うとしよう」
 「そうだ、それでこそ貴様だ。行くぞ贋作者!!」
 「来い…英雄王……!!」
 視点 弓矢OUT
 すいません!!超超超駄文です!!!更新も遅くてすいません!
 あと、出来ればどなたか感想をください。
 お願いします!!
