二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- D灰 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ Ep2最終話更新 キャラ募集
- 日時: 2011/04/22 19:57
- 名前: 秋空 (ID: 4.ooa1lg)
- クリック有難う御座います。 
 また消えた!!一体何回消えりゃ良いんだよって感じだよ(涙
 〜作者状況〜
 執筆していない【〇】執筆中【】
 申し訳ありませんが執筆中に〇が付いている時は書き込まないで下さい。
 今まで来てくださったお客様〜
 なさにえる様 セピア様 翡翠様 黒犬様 梨桜様 詩己様・ねこうさぎ様・芽留様・麻鈴様
 赤色うさぎ様・蛍様・悠様・葵様・橙龍様・みちる君様・葛端様・陽様・淡幸様・夢樹様
 六様・白夜様・フェイト様・ゆずは様・迷鎖様・芽子様・幻様・na-様・まゆか様・レッド様
 ゆずき様・リンネ様・智那様・花影様
 来てくださった方々本当に有難う御座います!!
 是からも手抜きせず皆様へ愛を篭めて書いていく所存です^^
 〜目次〜
 No.1 建て直し終了 >>1より
 No.2 第二章 第五話更新 >>16より
 No.3 第二章 第六話更新 >>27より
 No.4 第二章 第七話更新 >>33より
 No.5 第二章 第八話更新 >>41より
 No.6 第二章 第九話更新 >>52より
 No.7 第二章 第十話更新 >>62より
 No.8 第二章 第十一話更新 >>68より
 No.9 第二章 第十二話更新 >>79より
 No.10 第二章 第十三話更新 >>90より
 No.11 第二章 第十四話更新 >>102より
 No,12 第二章 第十五話更新 >>116より
 No,13 第二章 第十六話更新 >>122より
 No,14 第二章 第十七話更新 >>133より
 No,15 第二章 第十八話更新 >>142より
 No,16 第二章 第十九話更新 >>155より
 No,17 第二章 第二十話更新 >>181より
 No,18 第二章 第二十一話更新>>193より
 No,19 第二章 最終話 >>210より
 番外編
 No.1 番外シリーズ >>12より
 No.2 番外シリーズ >>21より
 No.3 番外シリーズ >>27より
 No.4 番外シリーズ >>33より
 No.5 番外シリーズ >>62より
 No.6 番外シリーズ >>68より
 No.7 番外シリーズ >>79より
 No.8 番外シリーズ >>90より
 No.9 番外シリーズ >>102より
 No10 番外シリーズ >>116より
 No11 番外シリーズ >>119より
 No12 番外シリーズ >>133より
 No13 番外シリーズ >>142より
 No14 番外シリーズ >>149より
 No15 番外シリーズ >>155より
 No16 番外シリーズ >>164より
 No17 番外シリーズ >>181より
 No18 番外シリーズ >>210より
 〜注意書き〜
 ・更新速度が物凄く遅いです。心の広い方のみどうぞ。
 ・Dグレが苦手・私が苦手・オリキャラ駄目等と言う人や荒し中傷目的の人は来ないでください。
 ・グロ・エロ描写入ります!平気な方のみどうぞ
 〜お知らせ〜
 No.1
 >>193にオリキャラ募集要項を掲載!
 No.2
 記事の52番・90番・116番は都合により削除しました。
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- Re: Dグレ 夜ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ アンケ募集中&コメ ( No.58 )
- 日時: 2010/04/22 21:10
- 名前: なさにえる (ID: 9EI0TyZR)
- お、なんか最後がたされてた♪ 
 パンダ爺に笑たww
- Re: Dグレ 夜ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ アンケ募集中&コメ求む! ( No.59 )
- 日時: 2010/05/01 20:33
- 名前: アリス (ID: cmeedneH)
- あげ↑ 
- Re: Dグレ 夜ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ アンケ募集中&コメ求む! ( No.61 )
- 日時: 2010/05/10 17:57
- 名前: 志筑 ◆aIk.35GwhE (ID: JryR3G2V)
- あっと、すみません^^; 
 ウンディーネウンディーネ……なんて思ってたら、ウィンディーネになってましt((タヒ
 わっ、ソレじゃあ、なさの小説除いて見ようかな♪
 行きがてら最近行けなかった事も誤ろ……((ry
 では、続きの更新も応援していますー★
 フォン頑張れ!!
- Re: Dグレ 夜ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ アンケ募集中&コメ求む! ( No.62 )
- 日時: 2010/09/29 11:25
- 名前: 風 (ID: y5qheDIH)
- 参照:
- 大変遅くなりました。コメントして下さった方々有難う御座いますvv 
 アリスへ
 物足りない理由ね?
 うん,尺とかじゃなくてアリスが親殺してる設定になっちゃってるんだよね?
 それで良いかな??
 上げサンクス!!
 志筑へ
 応援宜しくなのです^^
 勿論なさのこともね!!
 なさへ
 パンダ爺は私も書いてて笑いましたvvブックマンゴメン(笑
 D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
 小休止:ルージェについて Part1
 ルージェ...
 ・エクソシストの元帥だった男とノアだった女の交配によって生まれた。
 ・楽章と呼ばれる幾つかの段階に分かれた特有の能力を有する。夫々人間の職業に準ずる名を持つ。
 全ての能力が同世代に顕現するとは限らずルージェの能力は総合で30を超えるが今は13しか居ない。
 ・席次は基本的に年功序列で一番強い謎の男以外は力が反映されない。
 ・体の中から直接出てくるタイプのノアズタイプと
 アクセサリーを武器と変えるタイプのエクソシストズタイプがある。
 ・現在はノアズタイプの方が多い。
 ・基本的にノアズタイプとエクソシストズタイプの実力は総合して
 同等になるようにプログラムされており詰り数が少ない方が強い者が多くなる。
 今現在は此処の実力ではエクソシストズタイプが圧倒的に強い。
 ・伯爵側を恨んで居るが教団側はさして恨んでは居ない。
 ・衝動的に愛したルージェの血を引く以外の人を殺したくなるという所が有る。
 ルージェの戦闘力序列...
 第1位:謎の男(エクソシストズタイプ
 第2位:クロエ・エイジリアス(エクソシストズタイプ
 第3位:セルラン・フォレス(エクソシストズタイプ
 第4位:レイジア・ライクライン(ノアズタイプ
 第5位:ルナ・ヴァラライカ(ノアズタイプ
 第6位:カイ・ヴィオラ(エクソシストズタイプ
 第7位:ウンディーネ・ハンス・ヴァリケーノ(ノアズタイプ
 第8位:ダイト・ライクライン(エクソシストズタイプ
 第9位:クイーン・アリス(ノアズタイプ
 第10位:フィアルテ・アーク(ノアズタイプ
 第11位:セディル・レオマール(ノアズタイプ
 第12位:レフ・ボロディン(ノアズタイプ
 第13位:ラウ・フェイ(ノアズタイプ
 〜あとがき〜
 謎の男はEp3で登場予定です。
 ルナ様は今なさの小説で絶賛活躍中です^^
 以外だとか予想通りとか声があれば嬉しいな♪
 以上!久々の更新でした!!
 D,gray man 闇ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ
 第二章:ルージェ
 第十話「夫々の夢ヲ揺サブって… Part2」
 此処は北アメリカ・アトランタの街,派遣されしエクソシスト達は
 神田ユウ,ブックマン,リナリー・リー,サチュラ・リーフィアの四名。
 AKUMAとの闘いの隙をルージェの面々に付かれ四人は傷を負った。
 幸いにして回復術の得意なブックマンが軽症なので三人の傷はかなり癒えていた。
 セカンドエクソシストゆえに回復の早い神田は既に眠りについていた。
 魘されながら彼は「アルマ」と言う名前を何度か口にしている。
 サチュラは神田との任務を多くこなしている故かそれが何を示すのか気に成る。
 リナリー,ブックマンと古参のメンバーと違い彼女はアルマを分らない。人物の名である事は分るが。
 サチュラ「アルマ?」
 ブックマン・リナリー「………」
 サチュラの疑問符のついた言葉に2人は目を背ける。
 サチュラ「2人ともやっぱり知ってるんだね……」
 彼等は教団に長い年月居る。
 神田と同じ位の年月だ。ならば神田が来てから今までの教団の時代の変遷をしっているのは当然だ。
 だから,サチュラは聞きたかった。
 教団に入り2年,未だに彼女達は知っているのに自分は知らない事が山ほど有るから。
 ブックマン「ふむ____サチュラ嬢は神田を大層好いておるからのう…疑問に思うのも当然」
 神田「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」ガバァ…
 ブックマンが隠し通せる訳も無しと判断しアルマについての事を語ろうとした瞬間だった。
 神田が雄叫びを上げ起き上がる。
 神田は自分の上にある一枚のシーツを強く握り締めながら少しずつ息を整える。
 サチュラ「神田…」
 神田「アルマ……気になるか?」
 神田の言葉にサチュラはコクリと頷いた。
 神田は隠す意味も無いし隠す気も無いのでアルマについてを語った。
 自分の親友で同じセカンドエクソシストになる予定だったが
 失敗の果て封印され違う用途で使われていると…それゆえに自らはそれに罪を感じていると。
 神田「詰りは教団の実験の犠牲者さ…良くある話さ。今は聞かなくなったがな…
 上層部の屑どもは気に食わないが___前と比べリャましになったものだよ」
 嘆息するように過去を思い出しながら神田は言った。
 サチュラ「過去___教えてくれて有難う」
 神田「_____ふん」
 サチュラは神田に対して恋心が有る。
 故に神田の口から彼の過去を聞けて本当に嬉しかったのだ。
 神田は其れに気付くが気付いていない振りをする。彼にとって色恋沙汰など面倒なだけだから。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ___罪を切裂ク刃は
 自らノ罪も映ス鏡ダと僕二脅す———————
 〜カイ・ヴィオラ〜
 ###############
 (カイ・ヴィオラ視点)
 エディンバラの夜は眠らず美しい。
 夜の月明かりに照らされる町々をベッドの上で見ながら思い出す。
 _____アァ,あの時モ満月だッた
 そう,僕が始めて人間を————それも同族を斬った日。
 予感はしていた。
 昔から母はルージェについて私に多くの事を教えてくれた。
 カイ「母上……」
 ———母上ナのデすね!?父上ヲ殺害シたノハ!!何故_____
 母上は美しい人だった。
 ルージェの一族は男も女も皆美しい姿形をしているのだと母上は教えてくれたか。
 青い大き目の優しげな瞳と綺麗に結ばれた長い栗毛,スタイルは年の割りに綺麗で自慢してた。
 名をエレナ・ヴィオラ…家政婦の能力と同時に死神の力も有する稀有なお人だった。
 私は母が死ぬ間際,母の死神の力を受け継いだ。
 エレナ「そうよ…私が殺したの。父はルージェを裏切った」
 カイ「裏切った!?お父さんが何をしたの?ルージェを殺したの…ルージェの情報を売ったの?」
 本来,ルージェの力は2つ手に入るものではない。
 だが,死神と言う職種は特殊で…必ず一世代に1人は居ないといけない存在だった。
 それは彼が裏切りや罪を犯したルージェを断罪する資格を持つ唯一の者だからだ。
 母エレナは周りからの注目と推薦で死神の力を兼任したのだ。
 だが,何もしていない筈の父が殺されたのに納得がいかず僕は食いかかった。
 エレナ「裏切っても情報を売っても居ないわ。私の夫はそんな詰らない人じゃないもの」
 カイ「なら____」
 ____ルージェノ意思よ…
 ルージェの意思ガ命ジたの————
 カイ「意思———————————」
 エレナ「カイ……この力を受け継ぐ貴方に言うわ。
 死神の力に従いなさい。死神の力は罪を犯したルージェの名を語るの。
 例え納得行かなくても例えどんなに悔しく悲しくてもそれには従わなくちゃならない」
 カイ「父さんは…父さんは最後になんて言ってたの?」
 エレナ「………呪ってやると一言____」
 結局,父がどのような罪を犯して死んだのかは分らなかった。
 何度母に聞いても何も教えてくれはしなかった。そして,その日の夜が来た。
 ズッ___
 えっ?
 血___
 誰ノ……え?母の…母サンの…??
 _____<血>!!!!!?
 嘘だ
 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!
 何で…何で?
 何で何で何で何で________
 何で僕が!!!?
 さっぱり訳が分らなくて頭を抱えて倒れこみ慟哭する。
 空を切裂くような甲高い悲鳴が響き渡り母は辛うじて残る意識で話しかける。
 涙を浮かべながら慈愛に満ちた顔で…
 エレナ「どうやら死神の職を持つ私が罪を犯してしまったようだね」
 カイ「罪?罪ってなんですか!!?」
 エレナ「それは分らない…でも,死神の意思は罪を犯した者から離れる。
 そして,すぐさま後釜を見つけ罪を犯した過去の教主を………殺…すの……」
 カイ「分らない…意味が分らない」
 ポン…エレナ「ゴメンね…カイ,母親らしい事して上げられなくて。
 死神の仕事………ちゃんと果すんだよ。本当はこんな事背負わせたくなかったんだけれど……」
 私の頭に置かれた母上の掌からは確実に温度が失われて行っていた。
 顔色は蒼白とし目は空ろになっていき生の気が消えて行く。
 お腹から流れる血は永劫止まらず市の色が確実になっていく。
 最後に母は言った。
 さよなら——————————
 嫌だ…
 母上,私を置いていかないで下さい!!
 何故……母上が何を悪い事をしたんだ!?父上を殺せと命じたのは教主!!貴様だろう!!!
 カイ「うっ…うわアアアアアアアアアああぁぁアァァァッァァぁぁぁ!!!」
 母上を失った私はルージェとして昔から面識の有ったレフ・ボロティンに預けられた。
 私のルージェとしての第二の人生の始まりだった。
 ==========
 カイが15歳の頃,五年以上前の事だ。
 カイは隣に眠る自らと愛の契りを約束した女性の寝顔を見ながら小さく呟く。
 カイ「だから責めて貴女は罪を犯さないでください。僕は貴女を殺したくない」
 ニヤリ…クロエ「ふっ…馬鹿が……私を殺したくないならその意思に逆らえば良い。
 そもそも其れができなくてもお前が私を倒せると思うか?心配ないさ…
 もし,私に向かってくるような事が有れば半殺しにしてでも止めるよ…私を切りたくないならな」
 本当は狸寝入りしていたクロエは圧倒的な自信と実力を隠す事無く言った。
 カイは苦笑いしながら事実その通りだけどそれはそれで少し悲しいなと言う風情だ。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 —————手ヲ動かしたクナイのに手ガ動く
 血を求メて居ナイのに血ヲ求めル——————
 =フィアルテ・アーク=
 &&&&&&&&&&&&&&&&&
 (フィアルテ・アーク視点)
 何だろう…このワタシが珍しくムーディーな気分だ。
 何故だか知らないが過去の事を思い出してる。
 否,理由は大体分る。
 そうだ……今日,久し振りにペンダントの中を覗いた。
 優しく何時も私に微笑んでくれた彼はもう居ない……
 コッ…フィアルテ「……ラウか?」
 ラウ「珍しいな___何かあったの?」
 フィアルテ「何も……唯眠れなくてね」
 ラウ「話なら付き合ってやるか?」
 フィアルテ「実験材料になって貰える方が嬉しいが」
 ラウ「それは却下」
 私が窓を開けて外を見ているとトイレに起きたらしいラウが其処をちょうど通りかかった。
 無論,トイレに辿り着くには当然通る道なので当たり前なのだが……
 ラウの奴は輪足が何時もと雰囲気が違う事を感じ取ったのか話なら聞くと提案してきた。
 ワタシの注文は華麗に蹴り飛ばしたがな…
 少しムーディな気分になっていた私は聞き手が居るなら気分も楽だと思い話を始めた。
 あれは,ワタシが力に目覚めた瞬間の事・・・
 父に私の中に力が有ると教えられた時の事だ。
 私は当時から科学者であり貴族であるアーク家の令嬢と言うよりは
 お転婆で実験好きなマイペース少女だった。まぁ,今もマイペースだがな。
 当時の私には思い人が居た。まぁ,当時14だったワタシが思い人というのも可笑しな感じだが。
 その人は何時も白衣に身を包んでいて緑色の透き通った優しげな瞳の大人だった。
 真面目で紳士的で優しい……まだ少女だった私にとっては正に理想だった。名はサットンと言う。
 フィアルテ「サットン〜♪是飲んでぇ♪」
 当時の私は良く父の真似をして研究者ごっこをしていて変な液体を造ってはサットンに飲ませていた。
 そのたびサットンは反対もせず私の造った液体を飲み「美味しいです」と言って腹を壊していた。
 サットン「おやおや,美味しそうな液体ですね」
 フィアルテ「ベルルチナウノ培養液って言うんだよぉ♪水で五分の一に薄めて飲んで♪」
 サットン「はいはい…」
 律儀に彼は私の唯の設定を守り水で薄めて飲んだ。薄めても薄めなくてもお腹壊すのは一緒なのに。
 そして,何時も通り美味しいと言う。数分後,トイレに行きますと言ってトイレに篭るのもお約束だ。
 そんな何時も通りの平和な日々に終止符が打たれる。
 当時のワタシは今とは違った意味で純粋で……
 その日の夜六時頃,私の家のディナーは早目で調度ディナーが終った頃だ。
 父母・ワタシ全員が揃い水入らずで話す少ない時間。
 ワタシが退室してすぐに父と母の会話が聞こえワタシはそれを聞いていた。
 父「ふむ,行ったか…」
 母「貴方,娘に話さなくて良いのルージェの事…何時か知ることですわ」
 フィアルテ「ルージェ!?」
 父「!!フィアルテ……?」
 母「フィアルテ?居るの……」
 子供だった…好奇心旺盛だったワタシは二人の会話の聞き慣れない言葉に反応して声を上げた。
 父と母は聞かれたくない会話で周囲に警戒を払っていたからか直ぐにワタシの存在に気づいた。
 そして,ワタシはその後ルージェについて父達から聞く。
 ワタシの中には父たちの血が流れていてそれはルージェと言う特殊な力を持つ者の血なのだと。
 そして,その能力は須らく危険で人間との真の共存を難しくする血なのだと。
 当時の私には父の言う事の真の意味が理解できず唯私の中に凄い力が有るとしか分からなかった。
 父「良いかフィアルテ…何があっても一般人の前でこの言葉を使うな。
 我等は普通のルージェとしてではなく人の中で生きる術を手にするために努力しているのだ。
 この言葉は口にするな」
 —————我,ルージェの名ノ元二命ジる…科学者の力第一系譜
 発動____
 父は何やら魔法の様な子供のワタシが一度で覚えるのには多少長い言葉を発した。
 無論,記憶力の良いワタシは一度でその言葉を覚えた。
 当時の私は絶対やるなと言う言葉ほど魅力的な言葉はなかった。
 やるなと言われる程やる気になった___
 父達も私のそう言う性格は理解していて早急に見張り役をつけようと考えていたに違いない。
 しかシ____
 何もカも遅かッタ—————
 ワタシはその日の夜,サットンに会う。
 サットン「この様な夜にお呼びして何用ですかお嬢様」
 _____我,ルージェの名ノ元二命ジる…科学者の力第一系譜……発動—————
 ルージェの力,発動の瞬間は必ず第一系譜というが初めて言霊を言う時は第一系譜は発動しない。
 常に最終系譜が発動され無垢なる魂も穢れた魂へと成り代わる。
 それがルージェの成人の儀という奴なのだろう。
 力は暴走し____ワタシの住んでいた屋敷は瓦礫と化した。
 フィアルテ「えっ?何これ……全部ワタシがやったの?サットン………」
 サットン「やれやれ何故生きているんでしょうね…いや,死んだも同然でしょうかお嬢様」
 フィアルテ「是が私の力なの…………」
 サットン「どうやらその様です。全くやってられませんよ。
 世間知らずなお嬢様に取り入ってアーク家の財産を沢山沢山盗んでやろうと思っていたのに」
 フィアルテ「え?」
 サットン「……ゴフッ!冗談ですよ…唯,アーク家の使用人として今まで従えたこと…」ズッ
 フィアルテ「…………………ッ」
 ジャラッ…サットン「お嬢様は…私の写真の入った……
 ペンダントが欲しい……と以前から言って………ましたね?死ぬ間際に____」
 ____受ケ取って下さイ—————
 それから彼は二度と喋ることはなかった。
 私の監視役を誰にするかと揉めていただろう父や母も屋敷の中に居て死んだらしい。
 ほら……私の手はいくらでも罪に塗れているよ___
 父さん母さん,貴方達のの願いなんて適わなかったよ。
 認めたくない___
 嘘だ…うそだ____冗談だ————
 愛していた…サットン!!サットン!!!貴方の本心がワタシを利用していただけであれ……
 私は純粋に—————純粋に…………
 ジャラッ…
 不意に涙が止まる……何も感じなくなる………痛過ぎて辛過ぎて幼いワタシは感じる事を止めた。
 ==============
 ラウ「………お前,過去語るのとか本当初めてだよな」
 フィアルテ「まぁ,ルージェとしては月並みよね」
 ラウ「だな___」
 喋り切り何か吹っ切れた様な表情のフィアルテを見てラウは小さく言った。
 そして,ラウは安心感を感じその場を離れ……フィアルテに言う。
 ラウ「そろそろ寝ろよ?」
 フィアルテ「えぇ…」
 フィアルテも気分が良くなったのか女性用の寝室へと向かった。
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ルージェの面々が思い思いの過去を描く夜,
 レイジア・ライクラインとダイトはノアに遭遇する。
 レイジア「このシルクハット格好よくね?」
 ダイト「赤なら何でも格好良いと思ってんじゃねぇよ馬鹿兄貴」
 レイジア「____あいつ等に見せたらどんな反応するかな?」
 ダイト「キモっとかダサッとか?」
 レイジア「少しは格好良いとか意見ないの!?」
 ダイト「——————あると思うの?」
 その頃,レイジアは朝気まぐれで買った赤のシルクハットをダイトに見せびらかして居た。
 ダイトは兄の趣味の悪さに「そんなだから永遠にダサい」って言われ続けるのだと毒舌だ。
 彼等が夜の路地をそんな気楽な会話をしながら歩いている時だった。
 高い場所から低い声が落ちてきた。
 スキン「己がルージェか?」
 バッ…レイジア「そうだが……その頭の聖痕,アンタハノアだな?」
 スキン「その通り,己は「怒」のノア,スキン・ボリックだ」
 レイジア「一人で俺に挑むのか?」
 スキン「己は強い」フッ
 スキンの自らの強さを自負する言葉にレイジアは苛立ちその場から姿を消す。
 スキンは見失い周りをキョロキョロとする。レイジアはスキンの真横に現れて言う。
 レイジア「強いって?奇遇だな…このレイジア・ライクライン様も強ぇ………」
 ドン!!
 挑発する様にレイジアは言う。
 スキンとレイジアの目線が合いバチバチと音を立てる。
 ______会戦!!
 ∞END∞
 NEXT⇒第十一話「戦闘開始」へ
 〜ちょっとじゃれあい〜
 ラウ「是で過去編出たルージェ何人だ?」
 カイ「僕とラウ兄さんとフィアルテとアリスとレイジア兄さんとクロエさんて事で六人かな?」
 フィアルテ「クロエねえさんは出た事になるのかしらねあれ?」
 カイ「さぁ……風はクロエ姉さん気に入ってるからもっと過去書くかもね?」
 クロエ「面倒だな…過去語りとか」
 ラウ「全くだぜ…」
 風「皆さんそう言わずに自分の株を上げる場だと思って(汗」
 全員「お前に言われたくないな」
 風「酷い___」
 セルラン「哀れなメス豚にアーメン」
 風「……………えっと,馬鹿共の話は一旦無視して」
 ラウ「おいこら,無視すんな」
 アリス「占い殺してやるわよ!!」
 風「えぇい黙れ!」
 風「えっと,フィアルテ姉さんの過去とカイの過去でしたvv如何だったでしょうか?
 こんなですが私の限界です…あまり攻めないでやってください(涙」
- Re: Dグレ 夜ノ支配者ハ血ノ海デ嗤エ アンケ募集中&コメ求む! ( No.64 )
- 日時: 2010/05/12 13:34
- 名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: O9GTNW/u)
- やばいよかっけぇ。(第一声それ!? 
 だってちょい待ち落ち着け風さんが凄いんであって決して姐さんが凄いわけではない落ち着け(お前が落ち着け
 フィ「……あら、それはどういう意味かしら?」
 ………しまった。
 ちょっ姐さん待って待って待ってウェイト!………(死ーん
 フィ「……あ、白衣が汚れた」
 ……失礼しました。
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