二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- イナズマイレブン 写真に込められた思い
- 日時: 2010/04/11 14:38
- 名前: アヤカ (ID: 3HmQHlXg)
- どうも、こんにちは。 
 エイリア学園達の子の過去をちょっとここで捏造しちゃおうと思いますね。
 これは、すぐに終わるので、その後は短編でも書いていきます。
 これから、よろしくお願いします。
- Re: イナズマイレブン 写真に込められた思い ( No.6 )
- 日時: 2010/04/14 17:56
- 名前: アヤカ (ID: 3HmQHlXg)
- 写真の思い出。 
 誓いの言葉。
 大切な宝物。
 それは全て、さかのぼる事6年前。
 14歳の彼らが8歳だった時の話。
- Re: イナズマイレブン 写真に込められた思い ( No.7 )
- 日時: 2010/04/14 17:56
- 名前: アヤカ (ID: 3HmQHlXg)
- 「11人?」 
 ヒロトは少し首をかしげる。
 それを見て、瞳子は少し笑った。
 「えぇ、そうよ。サッカーは11人でやるものよ。それで対戦するのなら、22人集めなきゃね」
 ヒロトはサッカーボールをギュッと抱えた。
 友達と言える人が、思い当たらない。
 「でも、11人も……」
 「だったら集めてくればいいじゃない?」
 「えっ?」
 「ほらほら、早く集めてきなさい」
 瞳子はそう言いながら、ある方向を指さした。
 それを見たヒロトは、ぱっと顔を輝かせる。
 「うん!」
 明るい表情で頷くと、瞳子が示した方向に向かって駆け出した。
 そんな弟の後ろ姿を見て、瞳子は小さく微笑む。
 「サッカーでたくさんお友達が出来るといいわね」
 
 「ねぇねぇ、ウルビダ」
 「何?」
 「サッカーやろうよ」
 ウルビダは少し顔をしかめた。
 
 「サッカー?」
 「うん!」
 「11人いるのか?」
 ウルビダにそう聞かれて、ヒロトは少しためらってから、首を横に振った。
 「あと9人、集められたのなら、やってあげてもいいよ」
 「本当?」
 「あぁ、問題はお前がそれだけ集められるかって事だね」
 そう言われ、ヒロトは少しムッとして、ウルビダを睨んだ。
 「絶対集めて見せるよ!」
 ヒロトはそう言うと、その場を後にする。
 ウルビダはヒロトの事が好きだった。
 もしそうでなけれな、ウルビダは条件なんか出さずに、断ったのだろう。
 ヒロトには理解出来なかったけど。
 
- Re: イナズマイレブン 写真に込められた思い ( No.8 )
- 日時: 2010/04/14 18:13
- 名前: 修也@ ◆ohF1HVPuR. (ID: BsB4CdF8)
- >>アヤカさん 
 みんなが8歳の時・・・・・wwww
 想像しただけで・・萌える!!
 フフフフフ・・・
 やっぱヒロトは鈍感なんですね^^
 がんばってください^^d
- Re: イナズマイレブン 写真に込められた思い ( No.9 )
- 日時: 2010/04/17 20:22
- 名前: アヤカ (ID: 9NGzPSUW)
- 修也@さん 
 やっぱり萌えますよね!
 お日様園にいた小さい頃のヒロトを見て、もうテレビの前で絶叫。
 
 ヒロトはやっぱり鈍感ですよ。
- Re: イナズマイレブン 写真に込められた思い ( No.10 )
- 日時: 2010/04/17 20:23
- 名前: アヤカ (ID: 9NGzPSUW)
- 裏庭に行くと、ベンチがヒロトの目に入った。 
 赤い髪と青い髪の子が座っている。
 
 なぜだか分からないけど、自分と似ているとヒロトは思った。
 (声をかけようかな……?)
 でも知らない人だし……
 
 迷ったヒロトだったが、ウルビダの偉そうな笑顔を思い出して、思い切って声をかける事にした。
 「ねぇ、なんでそんなトコにいるの?」
 ヒロトは出来るだけ明るい声を出してそう言った。
 すると、赤い髪の男の子は、ヒロトをギロッと睨む。
 
 しばらく沈黙の後、その男の子はぼそっと呟いた。
 「ここで二人で遊んでるんだよ」
 「なんで二人だけで、遊んでるの?」
 「誰も俺らと遊んでくれねぇんだよ」
 それを聞いて、親近感が沸いたヒロト。
 
 「ふ〜ん、君達の名前はなんて言うの?」
 
 「俺は晴矢」
 
 赤い髪の男の子が答え、少しの間を置いてから、青い髪の子も口を開いた。
 「…風介」
 「オレはヒロト。二人ともヒマなら、オレとサッカーやならい?」
 笑顔でボールを差し出すと、晴矢が顔をしかめた。
 
 「はぁ? なんでだよ」
 それを聞いて、ヒロトは少し考えてから、笑顔でこう返す。
 「だって、二人が入った方が楽しそうだから」
 それを聞いて、二人は目を大きく開いて、不思議そうな顔をしてヒロトを見る。
 すると、風介と名乗った子が笑い出した。
 「風介?!」
 晴矢という子が驚いた表情をするという事は、この子、滅多に笑わないのだろうと、ヒロトは思った。
 「君、おもしろい奴だな。いいだろう、そのサッカーとやら、私も入れさせてもらう」
 「お、おい、風介?」
 「いいじゃないか、晴矢。彼はどこか君に似ている。悪い奴じゃないと思うぞ」
 どこが? とヒロトは思った。
 「ったく、しょうがねぇな。風介がやるなら、俺もやるか」
 晴矢はそう言うと、立ち上がって二人を置いて歩き出す。
 風介もその後を追おうとしたが、ヒロトが不意に呼び止めた。
 「ふ、風介」
 「なんだ?」
 「俺とあの子、晴矢だっけ? どこが似ているの?」
 
 全然にてないじゃん。
 そうヒロトの顔には書いてある。
 
 それを見て、風介はまた可笑しそうに笑った。
 「外見や性格の事を言ったのではない。君と私もキツネと王子のようになると、思ったからだ。私と晴矢のようにな」
 そう言って、風介はさっさと行ってしまった。
 「ちょっと、それどういう意味?」
 「星の王子さまを読め」
 これが3人の出会いだった。
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