二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 鋼の錬金術師 —消えない嘘— オリキャラ募集中!
- 日時: 2010/06/12 21:10
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: Di8TedTz)
- はじめまして!ちーと申します!! 
 これから、消えない嘘をかかせてもらいます!!
 他には、鋼の錬金術師×学園アリス—光と闇の世界—をかかせていただいております!!
 両方頑張って更新して行きます!!
 ルール
 ①荒らし、チェンメ、真似、下手などのコメントはお断りしています。
 ②鋼の錬金術師嫌い、スレ主嫌いの方はお戻りください!!
 ③シリアス気味です。オリキャラ入ります。
 ④キャラ崩壊してます。そこの所、よろしくです^^
 こんなところですかね??ちーはただいまお友達募集中です!!
 こんな馬鹿野郎でも友達になってくれる優しい人は、よろしくお願いします^^*
 ちなみに、現時点のお友達は、花桜1人……(悲)
 それでは!よろしくお願いしますね!!
 目次
 オリキャラ >>1
 プロローグ >>2
 オリキャラ募集 >>69
 レンキャラ絵 >>92
 
 ●オリキャラ●
 花桜のオリキャラ >>70
 雪白さんのオリキャラ >>71
 柚莉のオリキャラ >>74
 ○小説○ 長編小説「消えない嘘」
 第1話「少年と狗」 >>4 第2話「少女」 >>6
 第3話「犠牲者」 >>9 第4話「狗の証」 >>12
 第5話「初めて見る姿」 >>16 第6話「理由」 >>20
 第7話「スイマセン、なぜ俺が」 >>21 第8話「逃げだす少女」 >>25
 第9話「その中に見えた物」 >>27 第10話「その目に見える物」 >>30 第11話「怒るチビ」 >>35
 第12話「怪我復活」 >>38 第13話「等価交換の先に」 >>44 第14話「エドとアルと、母親と」 >>48
 第15話「真実への態度」 >>51 第16話「信じる」 >>54
 第17話「夢」 >>58 第18話「中央司令部では」 >>62
 第19話「ねぼう」 >>63 第20話「嘘じゃない」>>66
 第21話「レンの頼み」 >>78 第22話「フォーデルへ」 >>82 第23話「レン」 >>86 第24話「雫」>>88
 第25話「解けた錠」>>95
 ○番外編○
 「goodby boy」>>81
 「錬金術は時に裏切りを作る」>>87
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- Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘— ( No.54 )
- 日時: 2010/05/19 21:08
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: .Yxnjz12)
- そんな存在だから認めたのかもしれないよ。 
 そんな事をまっすぐに言ってくれる、2人だから。
 第16話 「信じる」
 「そんなを君達は言うからこそ、彼女は君達を信じたのかもしれないな」
 ロイが少しため息交じりに言う。エドワードとアルフォンスは、え、と言った。
 その時部屋の扉が開き、ホークアイがエドワード用のオレンジジュースを持って、入ってきた。
 それを机の上に静かに置くと、そそくさと立ち去って行く。
 「彼女は、マレアにこう言ったそうだよ。もう1度信じてみるよ。エドとアルを、とね。マレアも驚いたらしいがね。君達も、彼女を信じるのか?」
 エドワードとアルフォンスは、顔を見合わせた。
 そして、首を縦に思いっきりおろし、大きくうなずいた。
 「当たり前だ」
 「……彼女は、優しいだろう?」
 いきなりのしつもんにエドワードとアルフォンスは驚く。
 だが、それは一瞬の出来事だ。エドワードはケッ、と言った。
 「優しくねぇ奴なんて、この世にいないんじゃないのか?」
 「……そうかもな。彼女は、君達の過去を見たが、何も言わなかったのだろう?」
 そういえば、とエドワードとアルフォンスは思い返した。
 逆に謝られたのだ。勝手に過去を見て悪い、と。
 「あぁ……何も、言ってこなかった」
 エドワードはかすかに微笑んだ。ロイも鼻で笑った。
 「そういえば聞きたいんだけど。レンとマレアさんの父親は……?」
 「……イシュヴァールの内乱で……逝ってしまったらしい……」
 その場の空気が重くなり、長い沈黙が続く。それを切ったのは、アルフォンスだ。
 「巻き込まれてしまったんですね……。それとも、軍人だったんですか?」
 「あぁ、そうだ。国家錬金術師で、内乱に参加していた。戦死した、と言った方が良かったか? 彼の錬金術は、娘と同じで、真実だった。能力も高く、かなり周りから期待されていたんだがね……」
 「レンと、父親の二つ名は同じなのか」
 「あぁ。彼、ディズ・アードは、私達にとても親切にしてくれたよ。人の真実を見たりして、その後の予言などもしてくれたしね」
 ロイは目を細め、遠くを見るような眼差しで宙を見た。その顔は笑顔がこぼれていた。
 
 「って事は……マレアさん、不倫?」
 「おいおい。言っただろう? マレアは私を好いてくれなかった、とね。あの人を裏切る事は出来ないと言って、断られたのさ」
 大きくため息をついてロイが言うと、エドワードはニヤリと無気味に笑った。
 アルフォンスがその笑顔を見て、うわ〜、と呟いた。
 「おっと。私はこれから仕事があるのでね。君達も早く戻りたまえ」
 ロイは立ち上がり、扉の方へと歩く。エドワードとアルフォンスは、ロイを見つめていた。
 ロイは出る前に、エドワードとアルフォンスの方をもう1度振り向くと、真剣な表情で言った。
 「君達に限ってそんな事はないと思うがね……彼女の力を使って、元の体に戻ろう、と考えた事はないだろうね」
 そう言うと扉を開け、静かに閉めて出て行った。
 しばらくの間、部屋には沈黙があった。そこをエドワードとアルフォンスは考えていたのだ。
 「アル。……お前は……」
 「兄さん。僕は、人を犠牲にしてまで元の体に戻りたくないよ。そんなの、人を犠牲にして作った賢者の石を利用しているのと同じような物だから。僕は、これから先の旅を信じて行く」
 アルフォンスは力強く言った。エドワードも安心したようで、大きくうなずいた。
 「さてとアル。帰るか」
 「うん」
 〜つづく〜
- Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘— ( No.55 )
- 日時: 2010/05/20 19:35
- 名前: 花桜 (ID: cKfO32ZA)
- 安芸だよw!! 
 更新待ってるよ〜^^*
- Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘— ( No.56 )
- 日時: 2010/05/21 20:29
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: 3vYI/oDu)
- +花桜+ 
 あげ感謝!!ありがとねwっ!!
 うん!頑張りますw!!
- Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘— ( No.57 )
- 日時: 2010/05/21 20:32
- 名前: 柚莉(●>ω<●) (ID: /dA6IieT)
- 参照: 名前変えました!!もと杏里ですヨロ(`・ω・´)スク!
- ども、こんばんは。 
 柚莉(ゆうり)って言います。
 友希望です^^呼び捨て&タメOKです☆
 同じハガレン小説を書いてる同士がんばりましょうbb
- Re: 鋼の錬金術師 —消えない嘘— ( No.58 )
- 日時: 2010/05/21 20:55
- 名前: ちー ◆m6M0e7LQrQ (ID: 3vYI/oDu)
- 俺達の過去を見て、何も言わなかった。 
 過去——。あいつの過去もオレ達の過去も、思い出すだけで苦々しいもの——。
 
 第17話 「夢」
 司令部を出て、宿屋を目指しながら中央<セントラル>の町を歩く。
 外はもう夕暮れ時で、日が沈みかけていた。日がエドワードとアルフォンスの顔に照らされた。
 エドワードの目に夕日が映る。その金色の目の中で、さかんに燃える炎の様に映っていた。
 「夕日綺麗だね、兄さん」
 「そうだな」
 しみじみと会話をしながらエドワードとアルフォンスは歩く。
 エドワードはちらりと病院がある方向に目を向けた。
 「……あいつ。レン、大丈夫かな……」
 「大丈夫だと思うよ。マレアさんも付き添っているらしいし」
 「……そうだよな。でも、マレアさんがレンを避けたとは、な……。でもよ、きっとあいつもマレアさんを頼りたかったんだろうな。だけど……不安で、頼れなかった」
 エドワードが少しうつむきながら言うと、アルフォンスもうなずいた。
 風が少しふき、エドワードの三つ編みが少し上に上がる。
 「さて、と。到着だ。また明日レンの所に行かなきゃいけねぇから、とっとと休もうぜ」
 「そうだね」
 宿屋に入り、自分達の部屋へと入ったエドワードは、鞄を置き、赤いコートを脱ぎ、黒い服だけの状態になった。
 アルフォンスも鞄を置き、ベッドにもたれ座る。
 「兄さん、ご飯食べないの?」
 「いいよ。疲れたから。もう寝る……」
 そう言うと三つ編みをほどく。よほど疲れたらしい。目が今にも閉じてしまいそうなくらい、まぶたが下がっている。
 靴を脱ぎ、ベッドに寝転んだ。
 「兄さん。お腹出して寝ちゃだめだよ」
 「分かってるよ……。おやすみ、アル……。また……明日……」
 エドワードはこくこくとなりながらアルフォンスにそう言う。
 そしてついに眠気に負け、目を閉じた。
 「おやすみ、兄さん……」
 アルフォンスは、そのまま時間を過ごして行った。
 もうだいぶ時間がたったのだろう。外は真っ暗だ。
 エドワードがお腹を出して寝ている。むずがゆいのか、お腹に手をあててかいている。
 アルフォンスが、やれやれ、と言うように肩をすぼめ、エドワードの服を元に戻し、毛布をかけ直してやった。
 その時、エドワードの顔がゆがんだ。いやな夢を見ているのだろうか。
 「……めん……ご……め……ん」
 「……兄さん……?」
 エドワードの顔が今にも泣きそうになりながらそうつぶやいたのを聞いて、アルフォンスは首をかしげた。
 エドワードの顔がさらに歪んだ。
 「……ごめんな……ア……ル……」
 アルフォンスは、はっ、となる。エドワードは確かに今、自分の名前を呼んだのだ。
 それも、謝りながら。過去の夢を見ているのだろうか。
 「……ごめん……な……」
 エドワードはまた言うと、再び、すぅっと寝息をたてた。
 アルフォンスは、ヘヘッ、と笑いながら、エドワードの毛布をしっかりとかける。
 「夢を見たんだね……兄さん。大丈夫だよ兄さん。今は、たくさんの人がいる。ウィンリィも、大佐さんも、それにレンもマレアさんも。謝らなくていいから……兄さん」
 その時、エドワードの顔が微笑みに包まれた。
 先程の夢と変わって、幸せな夢を見ているのだろうか。
 それは夢ではなく、1人の少年が呟いた言葉が聞こえたから、微笑んでいるのかもしれない。
 〜つづく〜
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