二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- NARUTO疾風伝版 木の葉高校
- 日時: 2010/08/16 13:29
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
- こんにちは。吉瀬です。 
 これはナルトやサスケやサクラが「木の葉高校」という舞台でどんちゃんやる話です。話ついていけなくなったり、キャラ崩壊がいやだという人は遠慮なく戻るをクリック!お願いします。
 いろんなキャラクターももちろんでます。原作ですでに死んでる人も登場します。「お前が高校生なわけねーだろォォォ!」というような奴も登場します。
 そんな意味ワカラン物語ですが、見ていただけるのなら幸いです。
- Re: NARUTO疾風伝版 木の葉高校 ( No.1 )
- 日時: 2010/08/16 13:32
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
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 プロローグ。
 
 木の葉高校。
 俗に言う、「不良の巣窟」となっているようなとんでもない高校である。
 数え切れないほどの大小ある不良組織や、危ない奴らがいっぱいの高校。
 そんなところに、うずまきナルトがやってきたのだった。
 
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- Re: NARUTO疾風伝版 木の葉高校 ( No.2 )
- 日時: 2010/08/16 13:38
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
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 「おぉ〜!」
 感激したように言うのは、金髪に渦巻きっぽいマークの額当てをしている少年だった。
 元気だけが取り柄の、みなさんご存じうずまきナルトである。
 そのナルトは、只今木の葉高校の校門で立ちつくしていた。
 「・・・でっけぇ!」
 その通り、木の葉高校は結構大きな高校だ。不良の抗争とかで修理費が馬鹿にならんけど。
 本日付けで転入することになったナルトは、ようやく手続きしようと校長室に向かう。
 途中でなんか爆撃音とかしたけど気にしない。
 かなり危険な雰囲気の学校に転入したことに、うずまきナルトは危機感も何も感じなかった。
 一年X組に足を踏み入れるまで。
 
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- Re: NARUTO疾風伝版 木の葉高校 ( No.3 )
- 日時: 2010/08/16 13:50
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
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 一年X組。
 うずまきナルトがそこに入った時、
 「っ!」
 発見してしまった。
 窓際の席、前から三番目。
 その席に、可愛い女子が座っていたのだ。
 ピンクの肩ほどまで伸びた髪と、ペチャパイが特徴の我が物語のヒロイン(一応)、春野サクラである。
 一目惚れしてしまったナルト。
 だが、そのサクラは違うところを見ている。
 頬を紅くし、見ている先は・・・。
 「ぬっ!」
 オレの一番嫌いなタイプだってばよ!
 会話すらしていないのに、第一印象で決めつける。
 サクラの斜め前。黒い髪に、クールな表情。ナルトに興味すらないと言った顔のそいつは、もちろんうちはサスケである。
 「あのー、そろそろ自己紹介してくれない?」
 銀髪の、なぜかでっかいマスクで口を隠している担任の教師が言った。名前ははたけカカシ。
 一方的な敵意をサスケに向けつつ、ナルトは黒板の前に立つ。
 開口一番、
 「オレはうずまきナルト!よろしくってばよ!」
 元気あふれる声で自己紹介。
 サスケが鼻で笑う。サクラはナルトに見向きもしない。他のクラスメイトもほとんど関心を示さなかった。
 「ってわけで、ナルト君、君の席はあれね」
 カカシが指し示した席は、教室の一番後ろ。窓際。
 ナルトはサクラの席に近いことを、ちょぴっと喜んだ。
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- Re: NARUTO疾風伝版 木の葉高校 ( No.4 )
- 日時: 2010/08/19 11:37
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
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 「オラオラオラオラオラァアアアア!!!」
 放課後、ナルトが校舎から出て三秒後。
 いきなり怒声と爆発音が響いた。ナルトはとっさに構える。ナルトも、校舎の中だけで何度も絡まれたのだ。母親から鍛えられたおかげで、無事切り抜けることはできたが。
 
 ドゴォンっ
 
 校舎の一部が、音と同時に崩れた。
 「な、なんだってばよォ!?」
 すぐそばに巨大な瓦礫が落下し、慌ててよける。
 「オラァっ!待てこの野郎!」
 そして、その瓦礫を踏み台にして一人の男子生徒(学ラン着てる)が現れた。
 黄色い長髪は左目を隠す髪型をしていて、頭にも結んでいる。叫びながら、その青年デイダラは標的を発見しダイナマイトを投げつけた。
 「って、ダイナマイトォオオ!?」
 なんだってばよいきなりぃっ。
 ドガァン!と土煙と砂埃、熱風が襲ってくる。
 「チッ!」
 舌打ちし、デイダラは瓦礫から飛び降りて標的を探す。
 ナルトは自分の身体の一部が吹っ飛んでいない奇跡に感謝した。だが、どうやらデイダラは自分を狙っていたわけではなさそうだ。
 「サソリぃっ!」
 デイダラが新たな爆弾を投げながら叫ぶ。
 その瞬間、ナルトは砂埃が立ちこめる空間に人がいることに気づいた。
 太陽のように赤い髪。少年と言っても通じる顔は、今は冷酷な表情をしている。
 「究極の美ってのを、教えてやらぁっ!」
 デイダラが叫ぶ。
 「フン、究極の美ってのはなぁ」
 喋りながら、サソリは人・・・いや、人形を取り出した。
 「後々まで残るもののことを言うんだよ」
 言った瞬間、人形の口から数え切れないほどの針が発射される。デイダラがダイナマイトを爆破させ、爆風でそれを防いだ。
 「すっげぇ・・・」
 ナルトは逃げることも忘れ、その戦いに見入った。こんなにすごい戦いを、見たことはない。
 だが、
 「おい、感心してる場合かっ!」
 突然襟を捕まれ、引っ張られる。うわぁっ、と声をあげると、口を塞がれて「喋るな!」と鋭く警告された。
 「だ、誰だってばよ!?」
 「いいから、静かに隠れてろ!」
 さっきデイダラが踏み台にしていた巨大な瓦礫の陰に、ナルト達はいた。そこには、頬に赤いペイントがしてある少年と(なぜか巨大犬が隣りに)、サングラスをかけた無口そうな少年と、内気そうな可愛い少女がいた。
 「おいおい・・・よりにもよってデイダラ先輩とサソリ先生の戦いに巻き込まれちまうとはよぉ・・・」
 野性味あふれる少年、キバが嘆いた。
 「ど、どういうことだってばよ」
 「あの・・・後で説明します。きょ、今日転入してきた、ナルト君・・・だよね」
 ヒナタが、恐る恐る尋ねる。
 「そうだけど・・・なんで知ってるんだってばよ」
 確か、この三人はクラスにいなかったような・・・。
 「あ、あの、この学校に転入生は珍しいから・・・」
 ヒナタがモジモジしながら答える。
 「シッ!」
 キバが人差し指を立てた。
 「どうやら、終わったようだぜ」
 さっきのデイダラの爆撃で、サソリは逃げたようだった。デイダラの舌打ちと、歩き去る音が聞こえる。
 「・・・よし、もういいだろ」
 瓦礫の陰から出てくると、ナルトは「一体、さっきのはなんだったんだってばよ」と訊いた。
 「ああ、この学校は不良校だからよ、危ない奴らがいっぱいいる」
 その通りだ。ダイナマイトを投げつけてくる高校生が、どこにいる。
 「今のは、爆弾魔のデイダラ先輩とサソリ先生のケンカだよ」
 「せ、先生!?」
 「そ。自称『芸術家』。サソリ先生は美術の先生で、デイダラ先輩は三年生」
 とんでもねー学校だってばよ・・・。
 ナルトは改めてそう思ったのだった。
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- Re: NARUTO疾風伝版 木の葉高校 ( No.5 )
- 日時: 2010/08/19 10:07
- 名前: 吉瀬 来駕 (ID: TmxFvEgG)
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 「・・・ってことが、あったんだってばよ」
 ナルトは朝ご飯をもしゃもしゃと口いっぱい頬張りながら、父と母にそう締めくくった。
 「へぇ〜、やっぱ不良校っていうだけあって、とんでもない高校だってばね」
 赤い髪の母、クシナがキッチンでフライパンを操りながら笑う。ソーセージの匂いが漂ってきた。
 「あんまり巻き込まれないでくれよ、ナルト」
 ナルトと同じ黄色い髪の父、波風ミナトが新聞から顔を上げて言う。
 「大丈夫だってばよ、父ちゃん。オレって、ケンカは強いし!」
 「だから心配なんじゃないか・・・」
 やれやれとため息をつきながらも、ミナトが新聞に戻る。
 「それで?勉強についていけたの?お母さんに似たら、勉強が駄目なはずってばね」
 「おっ、それが・・・」
 ナルトが話し始めた時、トースターからこんがりと焼けたトーストが出てきた。
 さっきまで白米を食べていたナルトは、あっさり浮気してそれに手を伸ばす。「あ、まだ食べるんだ・・・」という顔になったミナトを無視して、パクついた。
 「それがってばよぉ、」
 
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 二時限目のことである。
 数学の授業だった。
 担任のはたけカカシが、風邪でもなさそうなのにマスクを装着しながら意味のワカラン公式とかを説明している。
 「・・・?」
 結構偏差値の低い(当然)木の葉高校なのだが、それについていけないナルトにも問題あり。かも。
 サスケと、想い人サクラは余裕っぽい。
 や、やばいってばよ・・・!
 内心、ちょっと焦って授業に集中しようとしたその時、
 
 どごぉんっ
 
 と壁にどでかい穴が開いた。
 「な、なんだってばよ!?」
 シャーペンを取り落として、そちらを見る。
 「サスケぇ!」
 どうやら、壁を貫通させた人物はサスケに用があるようだ。
 サスケが黙って目をやる。
 その人物は、薄い水色の髪をした、ギザギザの歯が特徴の鬼灯水月であった。明らかに銃刀法違反している巨大な刀、「首切り包丁」を手で持て余している。
 「なんだ」
 サスケが冷たい声で質すと、
 「いやぁ、ちょっとね」
 「『ちょっとね』じゃなくて、授業中だから。違うクラスでしょ、授業に戻りなさい」
 カカシが教鞭でペシリと水月の頭を叩く。
 「サボってるんだよ」
 不服そうに水月が言い、
 「あ、それよりも、重吾が暴走しちゃってね。サスケ、止めてくれない?」
 その台詞に、クラス全員に緊張が走った。カカシとナルトとサスケを除いて。
 「重吾?誰だってばよ」
 「二年生の、やばい人よ」
 サクラが教えてくれたことに内心喜びながら、
 「やばい?」
 「そう。キレたらもう滅茶苦茶。校舎の半分が崩壊して、止めようとした人達が意識不明の重体になったことがあるの」
 確かにそれはやばいかも。
 「唯一止められるのが、サスケ君っていう噂」
 「あぁ、だからサスケを」
 「呼び捨てにするな!」
 怒鳴られて、しゅんとなる。っていうか、余計サスケがむかつくってばよ!
 そのサスケと言えば、すでに教室を出ていってしまっていた。
 水月もサスケについていき、慣れていることなのかカカシもため息ひとつついただけで授業に戻った。
 「・・・っていうか、壁を壊した意味ってあったんだってばよ?」
 ナイね。
 
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 「ギャハハハハハハ!」
 「わ、笑い事じゃないってばよ!母ちゃん!」
 「だ、だって!ホント、壁壊す意味ない!」
 そんな2人を、ミナトが読み終わった新聞を畳みながら声をかけた。
 「ナルト、そろそろ急がないと遅刻するよ?っていうか、クシナ、俺の朝飯が・・・ナルトに全部食べられてないんだけど。せめてソーセージだけでもくれない?」
 その30秒後、遅刻だぁ!と叫んでナルトは家を飛び出した。
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