二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- DRRR!!〜歪んだ三角関係〜
- 日時: 2010/08/29 15:56
- 名前: 茶菓子 (ID: PNtUB9fS)
- こんにちは!初めましての方は始めまして、茶菓子といいます! 
 普段はイナズマ中心に書かせてもらっているんですが、最近デュラが熱いので^///^
 茶菓子で検索するとイナズマのがドバーッと出ます^p^;今は世界編でs((
 宜しければどうぞ((←
 注意▼
 オリキャラが出ます。
 オリキャラの名前が茶菓子の他小説とちょっとかぶりまs(
 ネタバレ含みます。
 キャラ崩壊してます。
 ↑の事が許せるというネ申様は読んで下さると嬉しいです…!///^∀^///
 荒らしはお断りですキリッ`・ω・
 オリキャラ↓↓
 名前:吾風 七菜(ごふう なな)
 性格:不安定なので小説内でみてくだs(氏ね(
 容姿:顔は美人というか可愛い系で、童顔。
 スタイルは良いけどチビ。
 年:24 職業:来良学園の体育教師
 力?:静雄と同じくらいの怪力で、運動神経は抜群。
 飛ぶことが好きで、ジャンプで家から家へと飛べる。
 自分が覚えた方がいいと思ったことは、一度見て絶対に忘れず、一瞬で記憶できる。
 その他:臨也と同居している。(恋人では無い)
 こんな感じですかね?
 性格はまあ…これからしってくだs((ちょ
 お願いします〜^^///
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
- Re: DRRR!!〜歪んだ三角関係〜 ( No.40 )
- 日時: 2010/11/06 22:15
- 名前: 茶菓子 (ID: h6SCL0Q5)
- 続きー; 
 彼女がしてしまった事とは、弟に「首」を見せてしまった,ということだ。
 自慢したかっただけなのかもしれない。
 見せたら弟はどんな反応を示すだろうか。
 そんな思いを軽く持ちながら、伯父の家の首を誠二にこっそりと見せる。
 その日から、誠二の様子は変わり始める。
 「明日伯父さんのとこ行きたい」
 そんな事を毎日毎日飽きずに言う。
 そしてついに弟から絶対に聞きたくなかった言葉を耳にする。
 「俺、あの首の子が好きなんだ」
 という、愛しい愛しい弟が、異形に恋をしたということを。
 そんな日から何年か経つ。
 彼女は矢霧製薬に勤め始める。
 彼女は首を誠二から切り離したかった。
 自ら進んで首の研究を始めると決める。
 首の顔に、メスが切り込んでいく。
 弟が愛している首。
 ざくり。
 昔から好きだった弟が、
 ざくり。
 愛している、異形。
 ざくりざくりと、彼女の感情に似たように歪な不協和音がただ、響いていた。
- Re: DRRR!!〜歪んだ三角関係〜 ( No.41 )
- 日時: 2010/11/06 22:48
- 名前: 茶菓子 (ID: h6SCL0Q5)
- 第1,5話 
 これは、七菜が池袋に来る前日の話。
 修学旅行も何もかも欠席をして、この人生の16年間地元から離れられなかった僕が、この数日に見た、まるでフィクションのような出来事を話します。
 僕—竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣くんに誘われて豊島区に来良学園に入学しました。
 紀田くんに誘われたのが一番の理由でもあるけれど、都会への憧れ、というのも3分の1割くらいあります。
 それに来良学園は数年前にできたばかりの新設校で、設備も整ってる。
 偏差値は中の上くらいだけど、私服での登校も許可されている。
 紀田くんは小学生の頃転校してしまったけれど、チャットでも結構毎日話していたし、それほどの疎遠も感じなかった。
 髪が金髪になっていたりしたのには驚いたけれど、性格はなんにも変わってなかった(ギャグの寒さも含めて〈笑〉)
 入学してから紀田くんに池袋を少し案内してもらったとき、
 狩沢さん、門田さん、遊馬崎さん、戸草さん、サイモンさん…
 色んな人とあったけど、僕が一番印象に残っている人は、折原さん、平和島静雄さん、首無しライダー。
 それと—…謎の美少女でした。
 紀田くんは「うっおい帝人ぉ!なんだなんだあの美少女様は!!俺の心はラブラブランデブーでラブの矢に射抜かれちまったぜ!!まるで火山の中に埋もれてるみたいだ!惚れた!最高だよ」
 とか意味の分からない言葉を繰り返し言っていたけど、僕が最終的に思ったことは…
 すごい、という一単語だけだった。
 池袋(国?)最強と呼ばれる人の喧嘩をとめて、コンビ二のゴミ箱も止めれて、おまけにかわいい。
 いや、こうゆうときはかわいいっていうのを躊躇ってしまいそうになるんだけど、実際すっごい可愛い。
 それでいてかっこいい。
 これは誰もが認めることだと思う、本気で。
 紀田くんも「サイモン以外にあの静雄をとめられるなんてなぁ、俺も始めてみるよ、あの人。
 しかも臨也さんと静雄さんとも知り合いっぽいし、絶対すごい人だよな!
 正義感も強そうだしさ、あの時もあの美少女がいてくれたら…」
 とかブツブツ呟いてたけど、紀田くんの表情が段々に暗くなったから何も聞けずに分かれた。
 とにかく、僕はすくなくとも今この現在は、池袋という名の非日常に、期待をしたいた。
- Re: DRRR!!〜歪んだ三角関係〜 ( No.42 )
- 日時: 2010/11/07 14:10
- 名前: 茶菓子 (ID: c6qcjh7E)
- 「知ってる」 
 知ってる、
 知ってるよ。
 ずっとずっと前から知ってる。
 私が化物だって知ってる。
 友達なんか居ないって知ってる。
 親にも嫌われてるって知ってる。
 知ってるから、言わないで。
 怖いから、口に出さないで。
 化物なのに怖いのか、なんて聞かないで。
 知ってるから、
 涙なんか出ないって知ってるから。
 だから、言わないで—
 「ねえ、あの子なんで学校来てるの?」「あれ、退学してなかったんだ」「まあ義務教育ってやつじゃない?」「えー、何それー?」
 五月蠅い。
 聞こえてるんだよ、馬鹿共。
 そうやって群れてるだけの嘘なんて要らないでしょ?
 なんて、一人ぼっちが言う、ただの言い訳だけどね。
 小さい頃から、馬鹿だった。
 馬鹿だから力の加減もしらなくて、重たいものを持ってはイラつかせてきた人にぶん投げて。
 最初は幼稚園の頃に体二つ分くらいの木材テーブルをなげようとしたんだったかな。
 どうでも良いけど。
 でも、体がついていかなくて、まだ骨折とか色々怪我してた。
 知り始めはいつだったかな。
 死にたいって、心の底から思ったのは何時からだったっけな。
 そうだ、あれは確か小学校3年生のときだったかな…
 なんて、忘れたけど。
 嘘だけど。
 はっきりと、刻まれているけれど。
- Re: DRRR!!〜歪んだ三角関係〜 ( No.43 )
- 日時: 2010/11/07 14:44
- 名前: 甘楽 (ID: nRQAR95g)
- うあ!シリアスな話だよ〜(泣) 
 最近多いすッネ?
 これからも頑張ってください!
- Re: DRRR!!〜歪んだ三角関係〜 ( No.44 )
- 日時: 2010/11/08 16:49
- 名前: 茶菓子 (ID: Pvby2f.0)
- 『母親』 
 私には母が居ない。
 産んでくれる人ははっきりと存在しているけど。
 母とは呼べない。
 私は産んでくれた人のことは彼女と呼ぶ。
 実際、彼女にそう話しかけたことは無いけど。
 初めて彼女に殴られたのは小3の頃。
 ・・・・・・
 その前日からだったが、父はどこかへ出掛けたままだ。
 いつの間にか彼女の前髪は目の下まで伸びていた。
 —いや、もう…
 一生見れないかもしれない。
 と、もう分かり始めていた。
 ばちんっ、と彼女の手が、家具が、ぼこり、と私に命中する。
 —…?
 —…あれ?
 —痛く、無い…
 絆創膏は何時の間にかタンスにたくさんたくさん入っていた。
 彼女は怒りが収まると、悲しみに襲われて、細くて小さな肩を震わせている。
 だからかもしれないけど、私は彼女に怒りを持ったことは無かった。
 お金は出掛けた父からだったと思う。
 父は覚えていないけどどこかの社長だった。
 お金なんていらないよ、と叫びたいけど、きっと無かったらすごく困ると思う。
 お金より、愛が欲しいよ、なんて叫ぶ相手も、自分もいなかった。
 私は家に帰りたくない。
 暴力だけが待っているホームシック先。
 かといって学校にも居たくない。
 それは、嘘だった。
 誰もが私を不良だと、すぐ何かを壊してしまう私を化物だ、と言う。
 だけど、たった一人、初めて優しくしてくれた子が居た。
 天使のような笑顔で話しかけてくれた男の子。
 私はその子を傷つけたくなくて、なるべく物に触らないようにした。
 その子と居るときはとても楽しかった。
 大好きだった。
 何時しか私の周りにも人が居た。
 そしてまたいつかの話。
 あの男の子が丁度居ないとき。
 「あの子さぁ、調子乗ってない?」「つか顔女っぽくねえ?きもいわぁー」「あー、それ分かるー。男だったらもっとさあ…」
 リミッターが、
 無くなっていた。
 「きゃああぁぁあっっ!!」
 叫び声が上がる。
 やっぱり、偽者だ。
 人間なんてそんなもの。
 あの男の子は、泣いていた。
 恐怖で、私のせいで、泣いていた。
 まるでそれは涙のように、ぼとりと落ちて、いつの間にか消えている。
 私の、「好き」の気持ちの様に。
 「ああああああぁあ!!あぁぁぁあああああああぁぁぁあああぁああっっ!!!!!!」
 いつのまにか、叫びをあげていた。
 初めて、涙を流した日だった。
 私って化物なのに泣けるんだ。
 化物は人間と関わろうとしてはいけない。
 彼女も、人間だ。
 七「お願いします、一人で暮らさせて下さい」
 彼女(人間)にたのんだ。
 中一の春から一人暮らしをはじめた。
 本当はとてもいけないと思うのだけれど、止まらなかった。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
この掲示板は過去ログ化されています。

