二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 戦国BASARA 瀬戸内
- 日時: 2010/09/26 20:25
- 名前: 緋乃椿 (ID: Su8t9C5g)
- 戦国BASARA大好きな緋乃椿です。 
 弐の最終回で元就様は生きてると信じてます!(←
 てことで瀬戸内が好きなわけですが、文章書くのは好きなんですが、文章になってない所もあるかと思います。それでも良い方は読んでやってください。
 今回は瀬戸内シリアスです、無理な方は即Uターンお願いします。
 背に波の揺れを感じながら元就はそっと目を開いた。
 突き刺すような陽の光に一瞬目を細める。
 —所詮は我も駒の一つよ・・・・
 自嘲ぎみに頬に笑みを浮かべる。と、首に一振りの刃が突きつけられた。
 とある瀬戸内の海上で、一つの戦が終息を迎えようとしていた。
 その戦は長年均衡状態を保っていた毛利軍と長曾我部軍による戦いだった。
 最初の内は互いの戦力は拮抗しており、どちらが勝つとも予想がつかなかった。
 だが、やがて時間が経つにつれ、一方の戦力が押されはじめー・・・・
 「これで長かったアンタと俺の戦いも終わりだな」
 元就の首に刃—碇槍を突きつけた元親は言った。
 「我が海賊風情などに後れを取るとはな・・・ まあ良い、殺せ。この世で一番気にくわぬ我が消えて貴様の気持ちも漸く晴れようぞ」
 元就は死への覚悟を明確に表していた。
 いや、死を覚悟していたからこそ、これまで数々の功績をなしへ、中国地方の覇者となることが出来たのだろう。
 —まあ、俺も同じようなモンか・・・
 「毛利、死ぬ前に一つ、俺の話しを聞いちゃあくれねえか?」
 「・・・・・・・・」
 何の返事もないことを返答と受け取ったのか、元親は話しだした。
 「俺はアンタのやり方は理解できねえし理解するつもりもねえ。自分の部下に死んで来いなんざ言えるわけもねえ。だがアンタはそんなひでえことを何度もしてきた。俺はそんなアンタが気にくわなかった。だが、人間ってのは不思議なモンでよ、そんさけアンタを気にくわねえって思っても心の奥底じゃあアンタを俺にとっての好敵手なんじゃねえかって思っちまうんだよ」
 元就は目を見開いた。だがそれはほんの一瞬の事にすぎいなかった。
 「・・・アンタがどう思ってるかどうかはわからねえがな」
 —我が長曾我部を好敵手と思うだと?・・・ありえぬことよ
 「貴様が我をどう思っておろうと我には関わりのない事よ」
 「・・・アンタらしいや」
 元親は少し寂しげな笑みを浮かべた。
 「なあ・・・もし、出会う時代が違ったら・・」
 「出会う時が違ったとしても我が貴様を嫌うのは変わらぬ。・・・・二度と会うこともないだろうがな」
 元就は目を閉じた。
 「早く殺せ、貴様のたわごとにはつきあいきれぬ」
 「そうかい・・・・・」
 風が吹き、波が高く揺れる。
 「アンタの亡骸は俺がこの瀬戸海に流してやるよ」
 そして元就の意識は闇に呑まれた—・・
 陽はもう地平線の遥か彼方へと沈もうとしていた。
 オレンジ色の光は海に腰までつかった元親のシルエットを水面に浮かび上がらせる。両腕には元就の亡骸が抱えられていた。
 「毛利よ、アンタ、ガキの頃を憶えているか?」
 元親はもう二度と喋らない元就に語りかけた。
 「俺はアンタを好敵手だと思ってたなんて言ったがよ、それは違うのかもしれねえな・・」
 腕の中の体温がだんだんと下っていくのがわかる。
 「ただ、ガキの頃のようにアンタと友達になりたかったのかもしれねえ・・・酒飲み交わしてくれる奴を・・」
 元親の顔も目を閉じた元就の顔もオレンジ色に染まっている。
 「まあ、もう戻りはしねえ過去の話にすぎねえがよ・・・こんな腐った世界じゃなけりゃあ殺しあう事もなかったんだろうぜ・・」
 すると元親は元就の顔を見た。永遠の眠りについたその顔はすがすがしい程に晴れ渡っている。いつものあの氷の面からは想像もつかない程に・・・
 元就が目を開いて元親を睨んでくる。
 そんな映像が元親の頭の中を駆け巡り、消えていく。
 自分が命を奪った。生き返る筈もない。
 —まったく・・・救いようのねえ馬鹿だな、俺は・・
 元就の身体をそっと水面に浮かべる
 「・・・あばよ、毛利」
 それだけ言うと元親は浜へと向かって歩きだした。
 一度も振り返らず、ただ、前を向いて—・・・・
 ・・・何でしょうか、たまにこんな話を書きたくなるんですよね・・・
 
 とりあえず、祝、映画化!!!!!!
 完全新作だから瀬戸内の出番もありますよね?
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- Re: 戦国BASARA 瀬戸内 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/28 19:23
- 名前: わーこ (ID: BWNf4Spd)
- こんにちはー。 
 あってたんですかぃ?
 いや、よく分からなかったんでコメント残してなかったんですけど……見てたのは見てました。
 こっちにもコメ残してくださいよぉ〜(*`з´)
 ちょっと、かなり気になりますよ!?続かないんですか!?(←いっぺん死ねww)
 無理せずに頑張って書いてください!
- Re: 戦国BASARA 瀬戸内 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/28 19:43
- 名前: 緋乃椿 (ID: Su8t9C5g)
- ・・・・続きですか、 ・・・考えてなかった(← 
 最終回見た反動で書いたみたいなものなのでww
 書ければ書きます!!
- Re: 戦国BASARA 瀬戸内 ( No.4 )
- 日時: 2010/09/30 19:40
- 名前: 緋乃椿 (ID: Su8t9C5g)
- 続き諦めました(← 
 やっぱ自分に長編は向いてないようなので・・・・
 短編を地道に作っていくものと思われます・・・
- Re: 戦国BASARA 瀬戸内 ( No.5 )
- 日時: 2010/10/01 05:30
- 名前: わーこ (ID: R3roQ1XX)
- ハロー☆ 
 そうですか…続きは諦めちゃうですか…
 あ、じゃあ、他の短編メッチャ楽しみに待ってます♪
 得意とか苦手とか、人それぞれですもんね。自分はベタベタに甘いやつ苦手です。ギャグ。書けない。あと、恋愛系。
 逆に得意ってゆーか、シリアスは好きです♪
 マジ自分の文章力の無さを呪いマス…(;´Д`)ノ
 (あ…恋愛系でも、ヤンデレとか暗いやつは好きです)
 では、また来ますね(^ ワ ^)ノシ
- Re: 戦国BASARA 瀬戸内 ( No.6 )
- 日時: 2010/10/03 18:47
- 名前: 緋乃椿 (ID: Su8t9C5g)
- 文章力ありまくりじゃないですかww 
 これからも自分の駄文を見守ってやってくだされ(^Д^)ヾ
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