妖陰陽師？！ | 二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ

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Re: 妖陰陽師？！ ( No.1 ): 日時： 2010/12/11 10:28; 名前：鳳凰（ID: OKWmWpv7）; このお話は、昌浩がもし晴明の孫でなく妖だったら。と、いうお話です。

走る。走る。
「天孤が、きた。しかも九尾の配下かよ・・・」
ならば、洞窟は危険だ。夜の闇に逃げなければ。・・・・九尾に関係なきゃよかったのに。
そんなことを思いながら、子供のような小さな影は闇へと消えた。

「中宮が、さらわれた！？・・・彰子姫まで！」
晴明が叫んだ。一方の天空は落ち着いた様子で話す。
「安心しろ晴明よ。騰蛇と勾陳が行っておる。・・・と、言ってもお前は行くのか？」
「ああ、行くさ。宵藍、止めるなよ」
そうして、晴明は出て行った。
それが少し前のこと。

「晴明っ、くそっ・・・・・」
「高淤の神、なにか方法は・・・・」
天后が泣きながら言った。

ぱきっ！！！！

「何者！！！」
皆、後ろを向いた。
「…出てこいやるぞ」
青龍が物騒な口調で言う。すると、
「昌（しょう）か？」
高淤の神が言った。