二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 若女将とヒットマン
- 日時: 2010/12/06 14:00
- 名前: くっく (ID: zQJPnDCy)
- 爛銅 裕美(らんどう ゆみ) 
 12歳の小学六年生にして爛銅旅館の若女将。痩せ気味で肌は色白。栗色の髪をアップで結んで赤色の小さいリボンをつけている。黒地に赤い牡丹に赤い帯の着物を来ている。
- Re: 若女将とヒットマン ( No.1 )
- 日時: 2010/12/06 14:51
- 名前: くっく (ID: zQJPnDCy)
- 「えぇぇっ」 
 土曜の朝、客も帰り掃除が始まった直後の事だった。
 「ごめんねぇ、この温泉の券二人分なのよぉ。」
 なんと、女将である母親が父と一緒に温泉旅行に行くことになった。大女将の祖母も現在里帰り中。
 「だから、しばらく裕美が一人になっちゃうんだけど、従業員もいるから大丈夫でしょ?」
 とろくに裕美の意見も聞かず、二人はさっさと行ってしまったのだ。
 「むぅ・・そりゃ忙しいから息抜きしたいのは分かるけど・・」
 「若女将!そんな顔をしていたら、来てくれたお客様ががっかりしてしまいますよ」
 今日同様、親が外出中の時にお世話をしてくれる朝海さんがニコニコ笑いながら裕美の背中をポンとたたく。
 「でもぉ・・」
 ガラッ
 「ほら、来ましたよ!」
 「はーい」
 着物のしわを直してから、小走りで玄関へ向かう。もしかしたら、予約している人かもしれない。
 「いらっしゃいませ!」
 そこにいたのは、中学生らしき男女七人と、夫婦と子供三人。多分予約していた人たちだ。
 「あら?大人の人は?」
 何だか、ずいぶん子供扱いされている気がしたが、今までの笑顔を崩さず裕美は答えた。
 「はい、従業員は掃除中でして、大女将と女将は暫く外出中ですので何かございましたら若女将の私にどうぞ」
 後ろの方で、「嘘!どうみても小学生・・」という声が聞こえたが、敢えて無視する。
 「どの部屋をご予約でしょうか」
 「確か・・蘭の間だったかしら?」
 「あれ?一部屋だけですか?」
 「止まるのは俺とママンと家光とアホ牛とイーピンだけだぞ。あとは従業員だ」
 「へ?」
 思わず間抜けな声を出してしまった。その赤ちゃんが言うには社会勉強らしい。
 「では、蘭の間のお客様は・・あ!朝海さん、案内してもらえますか?」
 裕美がそういうと、朝海さんはニコニコ笑って「いいですよ」と言ってくれた。
 「じゃあ、社会勉強の皆さん。私は若女将の爛銅裕美です。えーと、名札を作るので名前を言っていただけますか?」
 順番に、沢田綱吉、山本武、獄寺隼人、笹川了平、笹川京子、三浦ハル、クローム髑髏
 「(最後のは外人さんなのかな?)えーと、じゃあ今すぐ名札を作るので皆さんはこれに着替えてください」
 さっき持ってきてもらった着物を渡す。
 従業員部屋の場所を教えると、裕美は物置にいって名札の紙に三人の名前を書いて首から下げるプラスチックのポケットに入れた。
 「そういえば・・」
 裕美は、さっきの社会勉強の中学生達について考えてみた。山本武のような人には客商売が合うが、獄寺隼人にはあまり合わなさそうだ。
 特に獄寺隼人はかなりガラが悪いし、客に突っかかりそうだ。
 「隼人さんにはお掃除でもやってもらおうかな・・。」
 とブツブツいいながら歩いていると、笹川了平と獄寺隼人が喧嘩しているのが見えた。
 「あああのあの、じじ従業員同士でのけけ喧嘩はその、り、旅館のイメージダウンになななってしまうので、その・・」
 緊張しすぎて変な喋り方になってしまったが、二人はすぐに喧嘩を辞めてくれた。
 「で、では、これをつけてお、お仕事を始めてください・・そ、それでですね、仕事は・・」
 獄寺隼人は館内・・主に二階廊下の掃除となり、笹川了平は一回廊下掃除、三浦ハル・笹川京子・クローム髑髏・沢田綱吉・山本武が、料理を運んだり、布団を敷いたりの係になった。
 「そ、それで、時々交代して仕事をやります。えーと、仕事は私や従業員の指示に従ってください。じ、じゃあハルさん達はわ、私に着いてきて下さい・・」
 一旦切りま——す
- Re: 若女将とヒットマン ( No.2 )
- 日時: 2010/12/06 15:02
- 名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
- おもしろいですね!! 
 これからも常連になります
- Re: 若女将とヒットマン ( No.3 )
- 日時: 2010/12/06 16:10
- 名前: くっく (ID: zQJPnDCy)
- Aerith様 
 面白いですか!?ありがとうございます!
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