二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫 〜反逆の陰陽師〜
- 日時: 2011/03/21 13:48
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
- どうも武藤です。 
 ぬら孫の小説を書いてみます。
 まず、主人公紹介を。
 名前:花開院 元春
 読み:けいかいん もとはる
 年齢:リクオと同年代。
 性格:気軽でテキトウな感じだがわりと友達思いでリクオたちを大切にしている。
 容姿:黒髪の天然パーマ。眼の色は、黒。右目に古傷がある。顔は、イケメンとは言えずとても地味。いつも十字架の首飾りをしている。服装は、日常では、上をYシャツに茶色のジャージを着ていて、下は群青色のジャージ。戦闘時では、制服を着て戦う。(理由不明)
 能力:陰陽道を利用した風水術。あと西洋魔術も取り入れている。
 備考:幼少期に親を殺され、花開院に拾われた。だが十歳のころ花開院本家を出ていった。そして準備を得てリクオが通う学校に転校してきた。
 サンプルボイス
 「どうも〜花開院元春で〜す。好きな食い物は、糖分だったら何でもいいんですけど特に好きなのはチョコレートパフェです。これからよろしく!!」
 「俺、オカルト業界の中では、随一の情報屋だぜ?」
 「クソがァ、下等の妖怪が何威張ってやがる。さァ後悔しろ仲間を傷づけたお前らに死の苦しみを与えてやるよ」
 「リクオ・・・これは俺の復讐だ、この力で俺は世界に復讐する。さァ、これで敵同士だ。リクオ、両方・・・悔いの無いよう全力でいこうや・・・」
 以上です。
 これからよろしくお願いします
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- Re: ぬらりひょんの孫 〜反逆の陰陽師〜 ( No.1 )
- 日時: 2011/03/21 14:11
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
 「いや〜妖怪退治に頼まれたけどまさかこんなに居るとはねェ」
 とある廃墟と化した寺で気軽な調子で辺りを見回す花開院元春。
 見ると元春を中心に囲むような形で様々な妖怪が元春を睨んでいた。
 「何だ、テメェ・・・・・」
 とある妖怪がつぶやいた。
 すると元春は、ンァ?とバカのような声を上げ口元に不気味な笑みを浮かべ言った。
 「俺か?そうだな〜簡単に言っちまうとお前らを殺すために来たんだけどよォ〜」
 囲んでいた全ての妖怪に寒気が走った。
 普通じゃない。誰もがそう思った。
 妖怪たちに向けられたのは、殺意だけじゃない。
 悪意、暴力、悲観、・・・・そしてまるでこれから始まる殺し合いをまるで楽しみにしているかのようにそして『殺す』快感を早く味わいたいという狂気を与えられた。
 「さァ、いいから始めようぜ殺し合いをよォ・・・・・」
 「人間ごときが!!俺達を殺せると思うなよォ!!!」
 「バカだねェ〜・・・やっぱ、下等妖怪は、引っ掛かりやすねェ〜」
 妖怪たちが襲ってくると同時。いきなり廃墟の寺の床が光り出した。
 『陣』、誰のがそう思った。だがその『陣』は、光るだけではない、まるでその陣内では、妖怪の存在を許さないかのようにあらゆる妖怪の動きをはじいた。
 「魔除けの術式は入っている。お前らのような下等の妖怪じゃ、入ることもままならないよ」
 そして凶悪な笑みとともに気軽な感じで叫んだ
 「さァ〜、これから始まる最高びっくり万国ショーへようこうそ!まず、メンバーをご紹介!!玄武、青龍、朱雀、白虎」
 と黒、青、朱、白の札を東西南北に投げた。その投げた札は、正確に自分の位置へと移動した。そしてそれぞれの自分の色を司る色の光を放ちながら陣と見事に調和していた。
 「さァ、みなさん。これから地獄の門へとご案内しましょう!!東西南北を守り司る神々たちよ。いま、その聖域を汚す者たちを滅し禊ぎ祓え!!朱ノ式、発動」
 その叫びと詠唱とともに陣が赤く光った。そしてその陣は、ゆっくりと広がっていき妖怪たちを包みそして・・・
 「灰となれ、屑ども」
 冷たく増して狂気に染まった声が響いた。
 ぎゃぁああああ!!という妖怪の叫びとともに妖怪たちの体が燃え尽きた。『畏』を発動する間もなくただ目の前の人間に畏れながら死を受けこの世から消え去った。
 「いや〜久しぶりに術使ったから腰イテェ〜」
 そんな気軽な調子で言っていると、ポケットに入っていた携帯が鳴った。
 「もしも〜し、おォ、飯綱か〜、どうした?」
 『どうした、ではない。むやみに術を使うな!』
 「まァまァ、こっちは三十の妖怪を相手にしたんだぜ?そんなこと言ってられるような状況じゃなかったんだよ」
 『まさか、「リーダー」がこんな感じじゃ、これからどうなるやら・・・・』
 「心配すんなって、これは、予兆だ。奴良組の奴らには、うってつけの行いだよ」
 『奴良組か・・・奴良リクオ・・・こいつの始末は、どうする?』
 「いいや、まだだ別に急ぐことじゃない。計画の準備は、ちゃんとした方がいいしな。・・・んじゃ、妖狐と千雪を呼べ。今後の計画を伝える」
 『わかった・・・・』
 元春は通話を切断し灰や肉片となった妖怪たちを見回した。
 「クソがァ・・・」
 「ん?すげぇな、あれだけの術を喰らっといてまだ息があるとはな」
 「なんだ・・・・お前・・・人間の匂いに交じって・・妖怪の匂いがするぞ・・・・」
 「そうだな〜人間と言えば人間だが人間じゃないと言えば人間じゃない」
 「はっきりしろ・・・・ゲス野郎・・・」
 「ゲスにゲスって言われたくねェな〜。まぁ、言っておくがオレは半妖じゃない、ただ妖怪の肉体の一部を持っているだけだ」
 「・・・・・ははははは・・・・まさか・・・・百の妖怪の肉体を持つ人間・・・・『鬼人』ってお前か・・・・・?」
 「すごいだろ?三分の一は、百の妖怪の肉だ。言わば『百鬼個人』ってか?」
 「・・・・・」
 「んじゃ、今日は気分がいい、いいもん見せてやるよ・・・冥土の見上げで持って行け」
 その妖怪は、まるで幻想を見ているかのようだった。右手から黒く悪意に満ちた想いが漂っていた。
 「なんだ・・・それ・・・?」
 「花開院のクソ野郎どもがやった。実験の結果だよ。百鬼夜行を纏い妖怪を支配するためだけに使われた哀れな人間の力だよ」
 悲しそうな声でゆっくりと妖怪の頭を掴んだ。
 そして妖怪の顔は無くなった・・・・いや喰い千切られた。
 「どうだった?俺の百鬼は?」
 右手の力を封じゆっくりと寺を後にした。
 アトガキ
 はじめてくクリックしてくださった方は初めまして。
 他の作品を見てきた人は、久しぶりです。
 どうも武藤徹也です
 禁書目録を読んでいるせいか何故だか『右手』というキーワードをむやみに出したがります。この物語の主人公、花開院元春でも右手という〈畏〉を持っています。この右手の元は、玉章がやった『百鬼を背負う』を考えてこいう形になっちゃいました。あと元春が使う風水術。これは、中国の占いみたいなものです。風水(ふうすい)というのは、古代中国の思想で、都市、住居、建物、墓などの位置の吉凶禍福を決定するために用いられてきた、気の流れを物の位置で制御する思想だそうです。これを利用して西洋の儀式魔術などを取り入れて戦うのが元春の戦闘スタイルみたいなものです。
 自分は、もしかしたら現実でできそうなオリジナル魔術を作るのが好きで、元春にもそういう魔術を使わせています。魔除け、儀式、結界、風水、魔術それらを集めて作った術式を今後、使うのは多いと思います。
 それでは、もうキーボードから手を離し。
 次もまたクリックされることを願いつつ
 読んでくださった人たちに感謝をしながらここで終いにしたいと思います。
 このごろ鳥居もいいな〜と思ってきました(笑) 武藤徹也
- Re: ぬらりひょんの孫 〜反逆の陰陽師〜 ( No.2 )
- 日時: 2011/03/21 22:00
- 名前: 武藤 徹也 (ID: VBgkspJi)
- 必ず何処かに死角というものがある。 
 例えばとある大手デパートの無人の個室。
 人間は単純だ。その部屋の扉に倉庫室と書いて置けば従業員は『そうか、ここは倉庫置き場なのか』と思い込むし警備員も『ここは、倉庫室か、なら調べなくてもいいか』となる。
 客が入るわけじゃないから防犯カメラも付ける必要もない。だからこそ死角が生まれる。
 だが広い無人の個室の角に地下につながる階段があった。
 階段を歩くと底に畳十畳といった。少し広めの人部屋があった。
 「集まったか、よし、これから今後のプランを話す。よく聞いとけよ」
 「ねぇねぇ、元春。ぷらんってなに?」
 と元春合わせて四人の男女の中にちっこい少女がいた。見た目からして一二、三歳程度か、顔は、まだ幼く特徴的な犬のような耳は、その少女にうってつけだった。服装は、耳もそうだが特徴的と言えば特徴的だ。
 白とピンクをメインとしフリルやレースでモコモコ膨らんでいる。下は、そんなに膨らみやそんなのは、なくすっきりとしたミニスカートで会った。これは好きで自分で着た格好ではなく人が薦めた感じであった。
 『将来、こいつは、美人になる』そうだれもが思うほどだった。
 細い手足や、綺麗な金色のロングヘアー、白い肌に透き通った蒼い眼。それを見て誰もがそう思うだろう。・・・だが、こいつは、人ではない、妖怪だ。
 「あぁ?プランと言うのはな。簡単に言うと計画って意味だ。って・・・・おい、千雪。妖狐になんて服着せてやがる」
 「えェ〜いいじゃな〜い。これ、かわいいでしょ?」
 元春が呆れる中、気軽な調子で言った。
 部屋の中のソファを陣取っている千雪と呼ばれる女は、長い茶髪の髪をくるくる指で絡めながら笑みを浮かべ言う。
 秋物らしい明るい色の半袖コートを着込んだこの女は、ストッキングに覆われた足を組み直しながら元春を見て言った。
 「あんた?妹萌えでしょ?ならこれうってつけじゃない」
 「クソが、あんな、萌え、とか叫んでるデブ野郎どもと一緒にするなよ」
 あらっちがうの?、と初めて気が付いたような感じで言った。
 元春は、一瞬、こいつ殺していいか?と思い拳を握りしめた。
 「なぜ、この組織はこんなにもくだくだなんだ」
 はァ〜と呆れながら溜息を放ちながら顔を覆うように手を当てる男。
 赤色の髪で髪形は、シンプルにショートヘア。身長は、大体一八〇センチぐらいか年齢は、20代といったほど。スーツとサングラスを着用しサングラスで顔は、よくわからないが誰からみてもイケメンと言えるだろう。
 「いいから、話を戻すぞ。邪魔になりそうな組織はある程度、潰しておいた。まァあとは、奴良組だけだ」
 「んじゃ、早めに潰してもいいんじゃない?」
 「いいや。まだだ」
 なんでよ?と千雪はつぶやいた。
 「奴良リクオも凶器だが、他の奴らもヤバい。ぬらりひょんもいるんだぜ?準備はちゃんとした方がいい」
 「なら、なおさら先に仕掛けたほうがよくない?」
 すると飯綱は、サングラスの位置を直し言った。
 「だから言っているだろう。『準備』が必要だと、情報、自分たちの戦力それぞれの準備をそれてこそ、勝ち目は一気に跳ね上がる」
 そう、飯綱の言うとうり戦争や喧嘩でもこれは、必要だ。
 できるだけ相手の数、相手の戦闘力、自分たちの戦力。それぞれの準備や情報を集めてそれで勝利をどちらが手にするかは決まる。
 元春は、それで、だ。とつぶやくとそれに続いて話し始めた。
 「俺は明日に奴良リクオが通う学校に転校という形でできるだけの情報を掴む、飯綱、他の組織の動きを集めろそしてできるだけ仲間を集めろ。千雪は、邪魔な妖怪組織の名前、場所を教える、できるだけ潰せ」
 「へ〜私の得意分野じゃない。んで、妖狐はどうすんのよ?」
 「俺と行動してもらう。こいつは、大事な時に使うからな」
 「襲うんじゃないわよ?」
 笑みを浮かべながら言う千雪。
 おまえ?一発ぶん殴られたいか?とつぶやきながら拳を握る。
 怖いい怖いと言いながら部屋を出る千雪。
 「んじゃ、あとまかしたわよ。リーダーさん」
 それに続いて飯綱も外に出ようとしたとき何かを思い出したかのように止まり言った。
 「俺も行く。元春、オレは何を利用してでもこれを成功させる。増してお前でもな」
 あぉ、わかっている、と元春がつぶやくと何もなかったかのように扉を開け部屋から出た。
 「んじゃ、俺達も行くか〜。よし、妖狐、帰りに油揚げでも買っていくか〜」
 やったにゃ〜と両手を広げながら走る妖狐。
 「おまえ、にゃ〜なんて単語だれから教わった?」
 「千雪からだよ!」
 あいつに今後、妖狐を任せないようにした方がいいな、と思う元春。まるで妹のように妖狐の頭を撫でゆっくりと扉を開け暗闇に支配している地下室から太陽の光が差す地上へと移動した。
 そして妖狐がいる中を無視して凶悪な笑みを浮かべ自分の脳内で思った。
 (さっ、復讐劇の始まり始まり〜)
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