二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- マリア様が見てる 色々修正しました
- 日時: 2012/04/25 06:30
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: zJO5nSPV)
- ぼろぼろと矛盾点等ありましたので修正中…。 
 ただいま>>6まで修正完了
 <理沙目線>
 それは、体育祭が終わりもうすぐ学園祭という時期で
 山百合会の仕事もなく、過ごしやすい秋の日の事だった
 「ロザリオを、返してほしいの」
 お姉さまは、眉を下げながらもハッキリとあたしにこう言った。
 お姉さまは紅薔薇さま(ロサ・キネンシス)。
 全校生徒からのあこがれの的である薔薇さまがこんな事をして、
 どうなるのかも考えてていないような、少し焦っているような瞳。
 「…そうですか」
 あたしは首にかけていたロザリオを外す。
 お姉さまから貰った、グリーンの色石が付いたロザリオ。
 どうして、とか嫌だ。とかは言わない。
 お姉さまがこんなことする理由もない、あたしがお姉さまに逆らってまで妹でいる理由も無いからだ。
 お姉さまにロザリオを差しだすと
 少し戸惑うような…そう、思いのほかあたしが普通にしていたからか。
 そんなそぶりを見せつつロザリオを制服のポケットに入れた。
 これで、もう、戻れない。
 紅薔薇さまは、きっとあたしを捨ててあの子を妹にするのだろう。
 その子の名前は国枝小町。
 今は山百合会のボランティア…そして、もうすぐ紅薔薇のつぼみとなる子。
- Re: マリア様が見てる オリキャラ募集してまっせ〜! ( No.13 )
- 日時: 2011/11/05 14:16
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: Lbhgd.6B)
- <短編> 
 私には妹がいる。
 妹と言っても、姉妹制度の妹ではなく実の妹。
 この子はなぜか、私のようにリリアンに通わずに幼稚舎をでてから市立の小学校に通っている。
 そして、今日は妹の学年が校外学習に行って来た。
 色々な物作りが体験できるところで、本棚を作ったり鈴を作ったりが出来るらしい。
 妹はガラスのコップとこんにゃくを作ってきた。…なぜこんにゃく?
 「姉さん、これお土産!ガラスの所で見つけたのっ」
 学校から帰って来た私が玄関の扉を開けると、そこには妹がスタンバイしていて、こんなセリフと共に小さな袋を取り出した。
 「何、これ。開けていいの?」
 「うんっ!姉さんの為に買って来たんだよ、きっと気に入ってくれると思うんだ」
 ニコニコ笑っている妹。私は袋を開けて中の物を取り出した。
 「これは…何?赤い翼って…」
 中に入っていたのは小さなガラス細工のようだ。人の形をしているようで背中には一対の真っ赤な翼がある。
 「姉さん分からないの?天使だよ、天使」
 「天使?これが?」
 天使って、ミカエル様だとかそんな天使?
 私はカトリックのリリアンに幼稚者からずっと通っていながらそういうものに興味が持てなかった。
 高等部に入ってからは随分変わったけれど、赤い翼の天使?
 「そ、可愛いだろ〜!姉さんリリアンだし、こういうの良いんじゃない?」
 それにね…と、妹はポケットを探る。
 「もう一個買って来たんだ、こっちは緑色の翼の奴。姉さんが大好きな〝お姉さま〟にあげたら?」
 「えええっ、お姉さまに?これを?」
 お姉さまの家は女はリリアン男は花寺となっているらしく、三人いる弟さんは花寺、
 今年中等部に入った実の妹さんもリリアンらしい。しかもお母様もリリアンだったそうだとか。
 そんなお姉さまにこんなヘンテコ天使もどき何か渡せる訳…
 「いつもいつも〝お姉さま〟の話をしてる時の姉さんは随分と楽しそう。
 それに最近丸くなってきたって父さんも母さんも言ってたし」
 「丸くなってきたって…それじゃあ私が問題児みたいじゃない」
 確かに前の私は周りに壁を作っていたかもしれないけど、そんなこと言われるなんて心外だ。
 「あたしが言ったんじゃないもん。で、どうすんの?渡さないならあたしが使うけど」
 「う〜ん、一応貰っておく」
 妹の手から袋を受け取る。
 「貰ってくれたらいいね」
 「大丈夫、絶対貰ってくれる。だって私のお姉さまだからね」
 リビングの方でお母さんが「ご飯よー!二人ともいつまで玄関にいるの、風邪ひくわよ」なんて言っている。
 「はーい!今行く〜♪」
 がんばってね。と、少しだけ袋をなでた後妹はリビングの方へ走って行った。
 「…ということが、昨日あったんです」
 ここは古い温室。放課後は良くお姉さまとここに来る。
 「へーえ、でこれがその天使?可愛いね。蛍のは赤いの?綺麗」
 お姉さまは私が昨日の事を話している間ずっと緑の翼をもった天使を見ていた。
 「でも、良い子だね、蛍の妹ちゃん。私の方もそれ位可愛げがあったらいいのに」
 「あら、お姉さま。それは私の事ですか?」
 「違うってば。あいつったら、リリアンに通っていながら他中学にいる友達の方が多いんだよね。
 最後に話したの、いつだっけみたいな感じだよ、もう」
 「でも、私が付いていますから。いつまでも、です」
- Re: マリア様が見てる オリキャラ募集してまっせ〜! ( No.14 )
- 日時: 2011/11/10 18:16
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: .7T494ht)
- 小春さんは、千秋さまに邪魔をされないように早口で言った。 
 いつもなんやかんやで山百合会に悪印象を与える新聞部だけど、
 小春さんがいるなら大丈夫かもしれない。
 三月になったら千秋さまは卒業する。
 そして小春さんが部長になって(本当だったらとっくに引き継ぎの時期過ぎてるんだけどね)
 いままでより良い新聞部を作り上げていくことだろう。
 卒業。
 どうしてだろう。いままではお姉さま___紅薔薇さまの卒業の事なんか、考えたくなくて自然と避けていたその言葉。
 わたしはきっと、もう明日香さまに未練はないのだろう。…そう思った。
 「…小春、それはあたいの書く記事が滅茶苦茶だってけなしてるんだな?喧嘩売ってんのか」
 「あら、お姉さま。ご自分でそうおっしゃると言うことは自覚しているということではなくて?」
 「あー!憎いったらありゃしない。あたいが二年の頃はもっと可愛げがあったんだがな」
 「あなたさまのような姉に指導されればこうにもなりますわ。
 それに、その言葉使いはないでしょうっていつも言っている筈です」
 姉妹げんかをしている二人の声が、遠く感じた。
- Re: マリア様が見てる オリキャラ募集してまっせ〜! ( No.15 )
- 日時: 2011/11/10 18:43
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: .7T494ht)
- 「お姉さま、本当に大丈夫でしょうか…」 
 薔薇の館を出て、私はお姉さまと一緒にクラブハウスまで行くつもりだった。
 新聞部についての事は、あの場を抜け出すための嘘ではない。
 この事態について、新聞部にあることないこと書かれた記事を出させる訳には行かなかった。
 きっと、これは私のただの推測だけど、お姉さまは紅薔薇さまに未練はないのだと思う。
 確かにあの2人は仲の良い姉妹だったけど、特別な絆に結ばれている訳でもない、所詮ただの他人だった。
 それでも、お姉さまは紅薔薇さまの事を好いている。
 きっと、この話を知った人は十人中八人は紅薔薇さまの事を悪者だと思うだろう。
 それは何としてでも避けたかった。
 別に、紅薔薇さまをかばう訳じゃない。これはお姉さまの為だから。
 「それだというのに…お姉さまったら!」
 私は一人でも平気だから。蛍は私と自分の教室に行って荷物を持ってきてくれない?
 あ、そうそう、誰に何を聞かれても話しちゃ駄目ね。ごめんなさい、急いでいるのでって逃げてね。
 ん?それでどこに行けばいいかって?…そうだなぁ、また古い温室で良い?
 そんな事を言って。私が何か言う前にクラブハウスの方へ走り去ってしまった。
 まずはお姉さまの教室、二年松組へ行った。
 幸い、教室には誰もいなくて机の上に放置してあったカバンを持って教室を後にした。
 そして私の教室。
 数人クラスメイトがいたが、この時間に私がうろついていることをあまり気にしていなかった。
 そしていま、古い温室にいる。
 「大丈夫かな…。お姉さま、まだかなぁ…」
 そろそろ時間的に着いても良いと思うんだけど。
- Re: マリア様が見てる オリキャラ募集してまっせ〜! ( No.16 )
- 日時: 2011/12/18 15:10
- 名前: 甘夏 ◆/jSdQ8DCuQ (ID: 1UX1pprv)
- 参照: 久しぶりの更新
- 「はあ…遅くなっちゃった」 
 ぱたぱた、少し小走りで温室へ急ぐ。
 あの後、取りあえずこのことは記事にしないでくれという約束を新聞部に取りつけて来た
 蛍が待ってる、急がなくちゃ。
 「お姉さまーー!」
 わたしに気が付いた蛍が立ちあがって荷物を持ってきてくれる
 「待たせてごめんね。行こうか」
 「はい」
 そして二人で歩きだした。
 校門のあたりまで来ると、何となく胸騒ぎがした
 「お、お姉さま!あれは…」
 「え、白薔薇さま…?どうしてここに」
 校門の所には、何故か白薔薇さまの優菜さまが佇んでいた
 どうして?今頃は会議中じゃ…
 「あら、理沙ちゃんに蛍ちゃん。遅かったじゃない、ごきげんよう」
 「ごきげんよう。…何故こちらに?」
 「あなた達に用があるから、それだけよ。良いかしら?」
 一歩こちらに近づく
 「まさかとか思うけど、あなた達山百合会主催の劇の事忘れてないわよね?」
 「そうだ…竹取物語」
 …忘れてました。なんて言えずにこうつぶやく
 しかもしかも、私は主役のかぐや姫!
 沙夜華なんて妹馬鹿だから「お姉さまがやればいいのに…名前もカグヤなんだし」なんてふてくされて
 黄薔薇さまにたしなめられてた。
 私がかぐや姫、蛍はそのお世話係というか…お付きの人
 翁、嫗は黄薔薇さまに紅薔薇さま
 月の人が沙夜華に白薔薇さまに小町ちゃん、そして演劇部の助っ人さん達
 五人の貴公子の話ははしょってしまうため無し。
 「そう。もうすぐなのよ、学園祭は。今になって配役を変えることなんてできないから、もちろんやってもらうわ」
 「え、でも…」
 「決まったことよ、今更どうこういっても仕方がないわ。そういう訳だから先程の月姫の言葉撤回。明日からも来て頂戴」
 そういって、優菜さまは薔薇の館へ帰って行った…
- Re: マリア様が見てる オリキャラ募集してまっせ〜! ( No.17 )
- 日時: 2012/02/26 07:31
- 名前: チェリー (ID: B.wdZiuI)
- 初めまして。 
 チェリーといいます。
 わたしも、マリア様が見てる、知っていますよ— 頑張ってください!!
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