二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜
- 日時: 2012/05/26 15:20
- 名前: ナル姫 (ID: fOW/FHMu)
- はじめまして! 
 ナル姫と申します!
 こちらでは初めてです!
 ところで皆様、題名にもあるとおり、『戦国ARMORS』ご存知でしょうか?
 私この漫画すごい大好きなんです。
 終わっちゃったけどすごい大好きなんです。
 お薦め致します。読んでみてください。
 ※注意!
 荒らし、チェンメはお断りします
 コメを下さると狂喜に陥ります
 こんなん俺の知ってる戦国ARMORSじゃねぇ!!ってなるかもです
 こんな作者でよろしければ、よろしくお願いします。
- Re: 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜 ( No.6 )
- 日時: 2012/06/09 14:08
- 名前: ナル姫 (ID: QQmxnDsv)
- 「「とりっぷ??」」 
 天海とかいう人と無垢さんは同時に首をかしげた。
 私は一通りトリップについて説明した。二人は意外とあっさりそれを受け止めてくれた。
 「成程…それは困りましたね…」
 無垢さんが考え込む。その横で天海さんはポン、と閃いたように手を叩いた。
 「では弥生さん、私たちと共に旅としませんか?」
 「はぁ!?」
 「和尚様…煩悩出てますよ…!!」
 「ヒィッ違うよむっくんこれは」
 「喝ーーーーッ!!」
 「ひぃぃぃぃ!!」
 「まぁ旅が嫌なわけじゃいけど…オチョウサマをどう助けるっていうの?」
 私の問いに無垢さんが答える。
 「今度、お長様は秀吉の妾にされるので城を出ます。その時を狙うんです」
 「ふーん」
 「あと、お長様っていうのは、『長い』の字を書いてお長様ですよ、弥生さん」
 「あ、有難う無垢さん」
 「『さん』なんていりません。気軽に、和尚様のようにむっくんとでもお呼びください」
 「…うん」
 現代日本で心を閉ざした私が、この変な坊主と、しっかり者のむっくんに心を開きかけたのはこの時。
 浪花時代、私と天海さんとむっくん、それとこれから出会うたくさんの仲間たちとの、
 天下一の下克上が始まる。
- Re: 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜 ( No.7 )
- 日時: 2012/06/10 14:26
- 名前: ナル姫 (ID: GSdZuDdd)
- 私たちは今、岐阜城を遠くから見ている。 
 「あれがお長御殿です。あの城の中にお長様はいます」
 「へー…随分と凄い守りね。何の為かしら?」
 「さぁ…」
 「くぅぅ…お長様を助け出した暁には一緒にお昼召してお風呂入って」
 「喝ーーーーー!!」
 「ヒィィィ!!」
 あの中に、私とそっくりなお姫様が…。
 その時、ギィィっと鈍い音がした。門の方からだ。見ると、何人かの兵が門を開けている。そしてたくさんの兵が次から次へと出てきて、その人たちは丈夫そうな籠を持っていた。
 「ねぇ!あ、アレじゃないの!?」
 私はムッくんに言う。ムッくんは天界を相手にするのを止めて私と同じ方向を見る。
 「本当だ…行きますよ、和尚様!弥生さん!」
 「うん!」
 「ま…待ってムッくん…弥生さん…!!」
 「話では、あの籠は鉄製で普通では壊せません」
 「じゃぁどうすんのよ?」
 「大丈夫…ねぇ、和尚様?」
 天海は笑って頷いた。そしてうわぎをまくる。すると出てきたのは…。
 「何、これ…!」
 「甦土武、迦楼羅」
 「そどむ…?」
 「古の聖獣の屍から精製された、持ち主の生命力を神通力に変えて絶大な力を発する、織田信長が作った武器です。和尚様が持っているのは、甦土武の中でも重臣しか持っていない五大甦土武の一つ、炎熱を纏う迦甦土武…」
 迦楼羅!
 「迦楼羅…」
 「和尚様を信じてください。煩悩は消せてませんが、とても強いですから」
 ムッくんは私に向かって笑う。私も笑い返した。
 ムッくんは懐から何かの球を取り出した。
 「それは…」
 「煙幕です。眠り薬入りの」
 そう言うと、豊臣一行が私たちの前を通過するのを狙ってそれを投げた。爆発音とともに、兵たちが眠り始める。
 そして天海が籠の所まで行く。
 「摂死、千度…」
 籠に甦土武を当てると、鉄で出来た籠は次第に溶けていった。そして、中からお姫様を連れ出し、天海は戻ってくる。
 「お疲れ様です、和尚様」
 「いやいや」
 私はお姫様の顔を覗き込んだ。
 「!!」
 嘘みたい…。
 その姫は、二人が言ったとおり、私とそっくりだった。
- Re: 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜 ( No.8 )
- 日時: 2012/06/16 15:02
- 名前: ナル姫 (ID: XL8ucf75)
- 「ほら、そっくりですよね?」 
 「う、うん…」
 ムっくんは私に問いかける。私はどもりながら答えた。
 「さて、取敢えず私たちの居場所に連れていきましょう」
 そして連れてきた後がとても大変だった…。
 まず寝顔で理性が崩壊した天海。ムっくんがそれを(力尽で)諌める!が!天海諦めない!添い寝を狙う!私が天海を殴って止めようとするも天海はそれをよける!そんなことをしているうちにお長様起きちゃった!お長さんびっくり!!しかも天海の甦土武がバレてしまう始末!お長様更にびっくり!因みに天海曰く、彼の甦土武はある人からの御布施。
 まあなんとか収まってみんなでゼーゼー息をしています。
 「…で、お前たちの砦に我を連れていく、と?」
 「はい。そこは誰も忍び込めないところです。安心ですよ」
 「…無駄なことを。天下人に楯突けばどうなるか知っておろう」
 そう言ってお長様は伏せていた目を少し挙げた。で、私と目があった。
 「なッ・・・にィィィぃぃ!?お、お前我とそっくりじゃな!?」
 「あーはいそのようで」
 「誰じゃ!?」
 「弥生といいます…」
 元気だなーと思っていると、急に
 寺(?)が壊れた。
 「「「「え?」」」」
 その時、何か…よくわからない人が私たちの目の前に現れて、こう言った。
 「甦土武・青鬼、出陣」
- Re: 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜 ( No.9 )
- 日時: 2012/06/17 14:45
- 名前: ナル姫 (ID: XL8ucf75)
- 「甦土武・青鬼、出陣!」 
 言うが早いか、いきなり現れた人は変な武器で天海を攻撃した。
 「和尚様ッ」
 「ぼ、坊主ッ…!?」
 「天海…!」
 嘘…天海、死んだ!?
 「俺の名は神子田!甦土武・青鬼の使い主だァ…お長を拐いにき…あれ?」
 あ、そうか。この人からしてみたらどっちがお長?ってなるのか。紛らわしくてごめんね。
 「ま、まぁどっちも拐えば良い!さぁ姫、秀吉様の元へ参りましょうぞ!」
 そう言って神子田は服を掴んで…って私ですか!?こんな時代にパーカー着てんだよ!?絶対私じゃないでしょ!?
 「いやぁっ止めてよ!?」
 「弥生!」
 「弥生…?あぁ、じゃぁお前がお長かァア!!」
 神子田は私を放り投げてお長様に手を伸ばす。
 お長様ッ…!
 <ドォンッ>
 「えッ…」
 爆発音が聞こえた。そう思っていたら死んだと思っていた天海が神子田の前に立ちはだかった。
 「坊主!?」
 「お前は…死んだんじゃなかったのか?…!お前、その甦土武は…!!」
 甦土武の中でもまた別格。かつて織田家の重心のみに与えられた究極の甦土武…。
 甦土武四號機・迦楼羅!
 「その橙…戦に出ればその強さは右に出るものなし、残るものは無数の死体と焼け野原…」
 天下の逆賊
 明智光秀!!
 「「光秀〜〜〜〜!!!?」」
 「隠し通すつもりだったがそうもいかんようだ…」
 「てめぇ…生きていやがったのか…この裏切り者が…!」
 そうだ…確か明智光秀は本能寺で織田信長を襲って…。
 「あれは全て、天下を我が物にせんとした秀吉の陰謀…私に汚名を着せ葬ることで、堂々と天下人の地位を手に入れた」
 そんな…学校で習ったのと、全然違うなんて…。
 「私は家族を、仲間を、主を…すべて失った。だが一つだけ残ったものがあった
 それがお長様だ」
 「え…」
 「お長様は私の新たな光となる。そして…
 これより、天下一の下克上の儀を執行する!!」
 「この死に損ないがっ…!」
 「南無阿弥陀仏…炎手正拳!」
 「うあああああちちちッお、俺の青鬼が…燃えカスに…!?」
 「そんな量産型甦土武で打勝てると思ったか?笑わせる」
 「凄い…」
 「クソっ喰らえ!」
 神子田は脇差を抜き出して光秀に向かって走った。
 「摂死、四千度…炎手正拳!!」
 「グアアアアアッ」
 神子田…これ、死んだのかな…。凄い。初めて見た。人が死ぬって…。
 それにしても天海が光秀だったなんて…。
 「すいませんお長様。これ以上戦いに巻き込ませたくなくて…」
 「…うつけ者」
 お長様は何かを思い出しているような目で呟いた…。
 「良くぞ…良くぞ生きててくれた…!」
 ___
 「「えぇ〜〜!!?戦いに着いていく!?」」
 ムっくんと天海はすっごい驚いた。
 「いけませんお長様!何かあったらあの世で信長様に撫斬りにされちゃいます!だから弥生さんと残って…」
 「えぇい!何も言うでない!今日から我がお前たちの殿じゃ!…だ、だからもう少し一緒に…」
 「え…」
 「か、勘違いするでないぞ!ただお前たちとのほうが安全かなって…てゆうかお前達に我に指図する権利はないっ!」
 光秀は仕方なさそうに笑った。
 全く、血は争えないものだ、とか言って。
 「それならばこの光秀亡者のみなれど、どこまでもお長様に付いていきましょう」
 「有無…弥生、そなたはどうするのじゃ?」
 「えっと…」
 どうしよう…私ついていかないと何にも出来ないし…ついて行っても邪魔だろうなぁ…。
 「…もし、良かったら付いてこぬか?」
 「え?」
 「我も、女じゃ…ムっくんがいるとは言え、やはり一人では寂しいしの」
 「はい!」
 「よしじゃぁ出発じゃ!目指すは天下一の下克上!」
 「「「「「敵は、この国の頂きにあり!!」」」」」
- Re: 私は絶対強くなる〜戦国ARMORS〜 ( No.10 )
- 日時: 2012/09/09 11:23
- 名前: ナル姫 (ID: ajFjTcav)
- えっと…皆さん、お久し振りです。 
 一度挫折しましたが、何か後味が恐ろしいほど悪いので、頑張って完結させることにしました。
 烏滸がましいですが、これからもどうぞよろしくお願いします。
 「な、何じゃこの服は…足が丸見えじゃ…」
 「光秀…これ着なきゃダメ?」
 「かっ…」
 「「?」」
 「かわゆーーーい!!!!」
 「思っくそ煩悩でたーー!!」
 「可愛すぎる尼さんキター!!!」
 「このド変態が!!」
 「喝ーー!!!」
 時は、豊臣政権下の浪花時代。平成の世からこんな時代にトリップしちゃった私は、この人達と豊臣を倒すべく旅をすることになったんだけど…。
 「のぅ光秀」
 「はい…えっと…」
 「我はお長じゃ!!」
 もう、顔も体型もそっくりで見分けがつかない。ただ見分けがつくのが、私の服のリボンが赤ではなく青ってこと。
 「で、何でしょうかお長様」
 「この服はお前の趣味ではないよな?」
 さっと顔を隠す光秀。
 「顔を出せ顔を」
 「ま、まあまあムっくん…所でさ、私とお長様やっぱり見分けつかないっぽいし…何かもう一つ見分けるもの作らない?」
 「うーん、賛成ですが、どうします?」
 「えっと…」
 「じゃあ我がこの髪型じゃから、弥生は低い位置で一つに縛ったらどうじゃ?」
 お長様はそういいながら私の髪を縛った。
 「あ、これなら簡単にわかりますね!」
 「お長様流石!」
 「いや〜そんなことあるかもしれんが〜」
 ___
 「あ!弥生!岩じゃ!楽しそう!行くぞ!」
 「ああっお長様!?」
 「うわーっ!!お長様!弥生さん!危ないから降りてください!」
 「心配性じゃな光秀」
 「大丈夫だよ光秀」
 「全く…ってうわっ」
 <ツルッ>
 「「「わーーーっ」」」
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