二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- [妖狐×僕SS]還し屋少女、
- 日時: 2012/08/25 18:44
- 名前: 魅唆 ◆UaO7kZlnMA (ID: 9kyB.qC3)
- お久しぶりです、魅唆(みさ)です。 
 前にも書いていた還し屋少女の色々な訂正版です。いきなりのリメイクでご迷惑をおかけしますが、ちょくちょく書いていきたいのでよろしくお願いします^^
 コメントや批評も大歓迎です。最近いぬぼく好きをあまり見ないので好きな方は語り合いましょう☆←作者は命と御狐神と女の子たち(ちよとカルタ、野ばら姐さん)が好きです。
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- Re: [妖狐×僕SS]還し屋少女、 ( No.1 )
- 日時: 2012/08/25 18:55
- 名前: 魅唆 ◆UaO7kZlnMA (ID: 9kyB.qC3)
- 名前:竜之宮 水葵(りゅうのみや みなき) 
 性別:女
 容姿:耳までくらいの黒い髪。瞳の色は蒼、水晶のように透明感のある蒼。中性的な顔立ちで外見だけでは性別はどちらとも取れる。背は八歳位の子供。
 性格:基本的にクール。あらゆる事象をスルーする力を持っている。
 かなりの合理主義者でめんどくさいことをやるのは嫌い。
 先祖返りの妖怪:竜神
 備考:命の顔見知りで、彼の命令(めい)で妖館へと編入した。
 竜神の血のせいで、ある儀式を行わないと成長出来ない宿命を背負う。そのせいで、純血の妖怪に狙われやすい。
 身体が小さいため、力はあまりない。代わりに様々な呪術を駆使して戦う。
 せっちゃん
 性別:?
 容姿:日常的な姿→真っ白なオコジョ。瞳は茶。大きさは一般的なオコジョと一緒。
 真の姿→巨大な、白い獅子に似た姿。描写は小説で。瞳は青。尾は二つに分かれている。
 性格:マイペース。かなりの独特の思考回路を持ち、考えを読み取るのは難しい。
 グルメで高いものか、よほど美味しいものでないと食べようとしない。
 真の姿→冷静で落ち着きがあり、頭の回転が速い。しゃべり方がややうえから目線。
 備考:水葵を守る純血の大妖怪。せっちゃんは愛称で、本名は少し長い。
 随時更新・・・
- Re: [妖狐×僕SS]還し屋少女、 ( No.2 )
- 日時: 2012/08/27 21:57
- 名前: 魅唆 (ID: 8HM4KmaQ)
  
- 嗚呼不気味だ、と水葵は思った。 
 水葵が見上げるのは、一本の満開の桜。枝いっぱいに豊かな花を咲かせ、風が吹く度にその花弁を散らしていく風景はなんとも風情があるかもしれない。しかし、水葵はそれを美しいとは感じられなかった。それは桜の色が、赤——それも鮮血を思わせるような黒みを帯びた赤だからだ。勿論、この桜が普通の桜ではないことは十分承知しているが、何度見てもきれいとは思えなかった。
 桜を見飽きた水葵は、横に立つ少年——命に視線を向ける。命はぼんやりと桜を眺めていたが、視線に気付いたのか、口元に笑みを浮かべ、水葵を見た。
 「……そう。だから、お前には引っ越して欲しいわけ」
 「ん? 何だって?」
 水葵が惚けると、命はムッとした。
 「おまえさあ、耳大丈夫? オレ様がわざわざ頼んでやっているのに、無視するなんて大罪だぞ。火の輪くぐりして償えよ」
 「俺は竜神。水で消せるから火の輪なんて関係ない」
- Re: [妖狐×僕SS]還し屋少女、 ( No.3 )
- 日時: 2012/08/31 22:29
- 名前: 魅唆 (ID: VozPDcE.)
  
- 「……水葵は竜でもあるから、水で消しちまうか。つまんねーの」 
 命はつまらなそうに吐き捨て、屈んで小石をいじり始める。水葵はため息をついた。
 「あいあい、きちんと聞いてるぜ。メゾン・ド・章樫に引っ越して言うんだろ?」
 「なんだ、分かってるんじゃねえかぁ。なら話は早い。水葵、とっとと引っ越せ」
 相変わらずの命令口調が面白く、水葵は軽く笑う。しかし、すぐに真顔に戻り、
 「……めんどくさいけど、しゃねーな。"動かないと"いけないから、な」
 「水葵だって分かるだろう。これは恒例であり、決定されたこと。——けど、お前がいないと決定にはなんねーからなぁ」
 「…………」
 ——これは、何度も思い出すことになる遠いとおい記憶の一節。
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